野良耆の見聞記

いなか暮らしの野良着生活

古びていくものには味わいがある。そこに小さな歴史があるから・・・・・

天下の糸平(2)

2021-08-31 | 石の構造物

2020年3月14日に

「天下の糸平」について書きました。

どちらかと言えばラグビー関係からでしたが、

今回は別の「田中平八」について書きます。

NHの大河ドラマで「青天を衝け」の渋沢栄一を主人公に

放送されています。

この時代の「日本の経済」に関係した人物が飯田下伊那から

二人出ています。「天下の糸平」こと田中平八と今村清之助です。

二人は渋沢栄一とともに「東京株式取引所」を設立しました。

持ち株は渋沢と今村が98株で1と2位、田中が88株で9位だったようです。

今村清之助は出原村(現在の高森町出原)の出身で、

露天商から大実業家になった人で、「鉄道王」とも呼ばれ鉄道事業に

影響を与えたひとです。

二人とも50歳半ばで亡くなっており、

渋沢栄一のように90歳台まで長生きすれば、

「日本の経済」に大きな影響をさらに残したのではないかと

残念でなりません。

そう、菱田春草も小説「破戒」の主人公のモデルともいわれる

大江磯吉もこの時代の飯田の人で、早く亡くなりましたよね。

「天下の糸平」の石碑の横にある桜と欅の古木は、

田中平八が居たころからの木でしょうか。

 

 


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