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遊 悠 素 敵

なんて事ない日々を、野の花や野菜の花とともに綴っています。

お盆《ビシャゴ(ヒサカキ)》

2018-08-11 15:48:36 | つれづれ

私がこちらに住むようになって、習慣の違いに戸惑うことも多々ありました。
その一つがお盆。
ハハ(姑)に「今日は、お墓参りする日や。」と言われたのは、13日だったか?
15日にと思ってた私は、ちょっと慌てました。夕方、うち揃っての墓参り、

で、また、、送り盆の締めくくりで、都合3回もお墓参り!!

とは言え、そのくっらいの事で異議を申し立てたりはしませんでしたが、
内心、1回で良いんじゃないの?

その風習も少しづつ形を変えていますが、
墓を守るものはお盆の間、お墓の花を整え、掃除もしておかねばなりません。
こちらでは、お墓にビシャゴ(ヒサカキ)を刺します。
生け垣にも使われていますが、庭に植えて準備してる お宅も多いです。



里では、毎年 お盆にお寺さんからお経をあげに来てくださいましたが、
こちらでは初盆の家のみ、檀家が多いからかしら??

実家の菩提寺も檀家の多い お寺でした。
だからか?別のお寺から来てくださっていました。祖母たちは、「あんじゅさん」と、呼んでいました。

子供の頃、高い声のお坊さんだなぁ~~って、思っていました。
尼さんって、気付かない位、男前の尼さんでした。
しぐさが男っぽいとか、ではないのです。きっと美人だったと思われるお顔立ちでしたし、、
その尼さんも高齢になって、私がお盆に里帰りしたとき来てくださったのは、
若い尼さんでした。
高校の1年先輩、落ち着いた優しそうな先輩でした。(直接話をしたこともありませんでした。)

彼女が尼になり、後を継いだ経緯は知りません。
けど、その決断は多くの物を手放す覚悟があったと思います。

お経をあげ、相変わらず落ち着いた優しげな様子で、少しお喋りして帰って行かれました。



里の母が入所し、実家への郵便物を我が家に転送手続きをしました。
転送されてくる郵便物の中に、お寺からの法要の案内がありました。
名前に覚えのないお寺です。でも何度か届くので、調べてみたら、、
毎年、お盆にお経をあげに来てくださる尼寺でした。

毎回案内を頂くのも申し訳ないと、事情を書き送りました。
ほどなく、、美しい文字の封書が届きました。
修行をした字だと感じました。温かい心づかいの溢れた文面に感動しました。

人は努力しなくては、得るものは無いのだと思います。
辛いことや悲しい事に耐え、克服していくことで見えてくるものも有るのじゃないかと思います。

よく若い時の苦労は買ってでもしろって言いますが、
若い力のある時は立ち向かう力もあるはずですからね、、






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タカコさんへ (まりも)
2018-08-11 18:53:54
習慣・風習 狭い日本でも全然違いますね
主人の実家で 一緒に暮らすことも無かったので
義母が亡くなるまで 全てお任せだったのですが
今は 私達がやっていますが 離れているので
それも 義理の妹が助けてくれています
なので 妹からワタシは教えてもらっています
若い時の苦労は・・・ 今この歳になって分かって もっと前にと後悔しています
そうですよね
若いパワー 何でも出来るし 吸収出来ますからね
今では 忘れる方が早いです
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まりもさん、こんばんは^^ (タカコ)
2018-08-11 19:38:29
その習慣も変わってきました。私がこちらに来た40年近く前は
法事や葬儀の賄いは家でしました。ハハ(姑)は、古くなった食器(30人分ぐらい)を買い替え
3升炊きの炊飯器を2台も購入したり、テーブルもそろえたのに、1・2回使ったきりだったと思います。
すごい勢いで高齢化が進み、核家族になって、昔のやり方は、したくても出来なくなっています。
嫁にも、昔はこんな風にしてて、今はこう変わったと、伝えています。
そして、自分たちのやり方で変えて行っても良いのだとも言っています。
知らないと、どれを省略していいのかもわからないですから、、
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冠婚葬祭 (よう)
2018-08-11 20:18:11
世の中 随分変わりましたね。
地域の付き合いや冠婚葬祭など 昔のやり方から 簡略化された方法に
すっかり変わりました。
お盆のお墓参りは こちらも 13日の夕方にご先祖様をお迎えに行くお参りし
15日の夕方にお墓まで送っていくお参りをする点は
今も変わりませんが。
葬儀をホールでするようになったのは 数年前からですが
たまに いまでも 自宅でやりますというお宅があるのですが
集落の皆さんのお仕事が色々大変で・・・これからはもう
もとのしきたりには 戻れないなあ と思います。
タカコさんのブログで知って 驚くのはお墓掃除とお花の入れ替えが頻繁だったり
初盆のお宅とお墓へのお参りが ずいぶんていねいで・・・
それも だんだん 地元に住まれない方のお墓やお家は 
そうもいかないから だんだん 変わってくるのでしょうね。 
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お盆ですね (ルイコ)
2018-08-11 20:31:39
 タカコさん お久しぶりです。
 モタモタしてたらお盆になりました。(・。・;
お盆の供養も様変わりしてきました。
わが家も初盆の家のみ菩提寺から棚経にみえられます。
以前は全戸でしたが・・・これではお寺離れも少なからずあるのではと思いますが。いらん心配かな・・・。(・。・;
 新家育ちの私は仏事を知らず育ってました。見よう見まねでしたが、次世代には強要しなくても「自分たちのやり方」そうですよね。
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ブログには書いてませんが (ゆり)
2018-08-11 22:48:56
こんばんは。

当方も様々な行事があります。書けば参考になるかなと思うのですが人物特定が怖くて(;^_^A

わが家神道ですが二軒のお寺で供養に来てくださいます。お墓へも二回参りますよ。

>辛いことや悲しい事に耐え、克服していくことで見えてくるものも有るのじゃないかと思います。
同感です。わたくしも実のところそんな感じです。だから人より感謝が多いのかもしれません。
決してラブラブ生活なのではありませんが、とにかく互いが生きているだけで感謝になるのです。

成功?している人は陰で努力されてますね。
妬んでいる間があったら、そのまに努力ですね。

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お盆 (杏子)
2018-08-12 10:06:11
ご先祖様がお帰りになるというお盆のしきたり、今はもう過去のことになりつつあります。
おそなえした果物やお菓子を精霊流しで
川にながすのを、ゆかたがけで団扇を
手に待ち遠しくおもった子供時代・・・

タカコさんのところは、古いしきたりを
代々きちんとお守りされてあるのですね。

家族が核家族となり、姉妹弟たちが遠隔地にすむようになり、お墓のお守りは長女の私だけです。お盆と限らずさみしくなったらいつでも墓参にまいります。あたらしいお花を用意して気のむくままにいっています。
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タカコさんへ (のびた)
2018-08-12 11:17:33
お盆にお墓詣りを三度する 私の両親はクリスチャン 私はどちらかというと無宗教 お盆の風習はこうして聴かないと分かりませんでした
尼さんになられた方 どんな心の葛藤があったか それを超えての人生 豊かであると思います
そうかぁ お盆はもう始まってるのだなぁと 改めて思いました
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風習 (みーばあ)
2018-08-12 13:31:09
そこそこの地方でいろいろ違いますよね
私の方は13日お迎えで16日送りです
お墓は2回行きます
お供えの花を買ってきました
花を供えます
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お盆 (吾亦紅)
2018-08-12 13:59:16
お盆の行事も変わってきました。
生活、住まいの形態の変わってきたことで、やりつらいこともあるのでしょう。

昔はお坊さんが家に来てくださいましたが、今は、こちらがお寺に行って読経してもらいます。
この街に引っ越してから、頼んでも来てくれなかったときは、気持ちが落ち着かず、以前のお寺の方に来てもらいました。
そんな風で、近年はお坊さんは家に来てくれないようです。

>辛いことや悲しい事に耐え、克服していくことで見えてくる
 そうなのですね。心していきたいと思います。
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Unknown (keba)
2018-08-13 17:57:49
両親の位牌を預かっている弟夫婦の住む市と、
実家の檀那寺のある市が違うので、
毎回、お寺にみんなが集まって法要を営んでいます。
このやり方のほうが、我が家には合っていると思います。

でも、地方によって、お寺によって、家族によって
色々と違うんですね〜

来年春は早くも一周忌になります。
両親の法要を同じ日に行いたい
ついてはゴールデンウィークは大変なのでその1週間前を
と弟夫婦にリクエストしておきました(苦笑)
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