きつねの戯言

銀狐です。不定期で趣味の小説・楽描きイラストなど描いています。日常垢「次郎丸かなみの有味湿潤な日常生活」ではエッセイも。

A bunch of fives 五人は仲間 ーカテーナ・ヒストリア外伝ー あとがき解説

2024-01-08 22:34:18 | 日記
 昨年10月に投稿した『カテーナ・ヒストリア 歴史の鎖』の外伝にあたる『A bunch of fives 五人は仲間』が完成し投稿しました。
昨年末に完成予定だったのですが、約一週間遅れてしまいました。
 本編に出て来る過去の召喚獣合戦『霊獣大戦』の裏で起こっていた群像劇を描くスピンオフ作品になります。

 タイトルの「A bunch of fives」は検索してみると「(殴る)拳」の意味ですが、元ネタは昔イギリス出身のロックバンドが一世を風靡した時代の、とあるバンドの楽曲のタイトルからです。その時の邦題が、うろ覚えなのですが漠然と「(五本の指を持つ手の意味から)『五人は一つ』」とかだったような。私のイメージでは掌のような気がしていましたが、正しくは「げんこつ」の方でした。でも、物語の内容的に「祖国を護るために戦う」者たちでありながら、「護るべき国に矛盾や問題を感じ、それを何とかしたい」という思いを持ち、しかし逆に「世界を滅亡に導く者として抹殺されてしまう」という、「怒りをぶつけたいけど、何処に向けて良いのか」みたいなやりきれなさを表現するのと、げんこつは五人の結束の固さを表わすのに相応しいと思い、タイトルにしました。

 登場人物のうち、召喚師の女子二人は、勿論デフォルメはされてますが、私の分身のようなもので、特にサクヤは感情移入しやすかったです。
メリッサはイメージ的にはエヴァンゲリオンのアスカのような感じですね。感情的には私も共感するところが大きいです。
各国における文化とか価値観、召喚師のイメージにはそれぞれ設定があり、例えば白虎での召喚師は、メジャーリーガーとかNBAプレイヤーとか、そういうアスリートのスーパースターのイメージですし、朱雀では、勿論誇張してますが、東西冷戦時代の共産主義国家のオリンピックメダリストみたいな感じです。

 本編とはなるべく擦り合わせをしてますが、部分的に敢えて改変した部分や、「多少の齟齬は仕方ない」と容認した部分もあり、わかりやすいところでいうと、玄武の属性は「土」から「地」になっています。途中まで混在していてどっちが正解か迷ったりはしましたが、結局今作では「地」に統一することにしました。「火」と「炎」もそうですが、どっちでも良いようですが、「どっちかというとこっち」みたいなイメージもあって、毎回悩みます。

 次回作のヒントは既にあるのですが、今年は本業もプライベートも何かと忙しくなりそうなので、なかなか進まないとは思いますが、そこんところ「長~~~~い目で」見てやってください。よろしくお願いします。
 

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