きつねの戯言

銀狐です。不定期で趣味の小説・楽描きイラストなど描いています。日常垢「次郎丸かなみの有味湿潤な日常生活」ではエッセイも。

折衷案模索中? 2019.01.29

2019-01-29 20:32:28 | 日記
塩漬けの小説原稿の打開案のヒントを得て、保存してある下書きを読み返してびっくりした。

無理やり登場人物の動機を考えてこじつけて書き進めようとしていたことをすっかり忘れていたことに気づいた。

それはそれで一つの案としてないわけではないのだが、どうにも違和感がぬぐいされなくて、納得がいかないからこそ悩んでいたはずなのに。

はからずも今回思いついた代案とは真逆と言っても過言ではない展開だったことを知って、今少し混乱している。

まだ結論が未確定なので、ネタばれを避けるため詳しくは述べないが、言うなれば、件の人物がヒロインに求める女性像が180°違うというか。

発想の根源は同じところから発生しても解釈というか展開する方向性というかが全く違う。

どちらも今回新たに思いついたキーワードには結びつけて行けそうではあるが、問題はどちらがより私らしいか、私の物語の世界観に合うか、更にこの後の展開にどう繋げるかと考えた時にどちらがより相応しいかということだ。

エログロになるかならないかギリギリのところを攻めているような過去作品の傾向から言うと、寧ろ後から思いついた案は綺麗過ぎるのかもと思ったりもする。

それを言い出すと、この先の物語は一体どうするつもりなのか、がまたあやふやで、初期の段階でどんな風に想定していたかの定かな記憶がない。
漠然としたイメージながら大筋の骨組みはわかっていたつもりではあるが。

ここは暫し折衷案ではないが、ボツにしようとしていた下書きのそのままでもなく、真逆の方向に今から方向転換してしまうでもなく、何とかうまく収める方法を模索するしかなさそうだ。

その指針となるのはきっと次の章からのヒロインと主人公との物語の中で、今度は主人公の心情なり過去なり今に至る動機や過程なりをある程度しっかりと構築することで示されるのではないかと思う。

伏線の回収というか、自分の中で今まで設定した背景に理由づけというか。その辺りが重要なポイントになるのでほないかと思う。

何を言わんとするか、何のためにこの物語を紡ぐのか、その辺をもう一度真摯に考える必要がありそうだ。

できれば過去作品の虫干しではないが新しくブログの存在を知って下さった皆様にお勧めの物語をご案内できたら良いとずっと考えているのだが、それもおいおい。