ゆくさおさいじゃした

子どものこと,鹿児島のこと,手作りのことなど。。

「フィリピン」を伝えるということ

2004-06-30 | ☆開発教育☆
明日一緒に授業をしてくださる
フィリピン出身のCさんと打ち合わせをしました。

彼女が用意していた資料は
ナショナルシンボル(国花とか国技とか)の絵がたくさん載った
ポスターと民族の踊りを写真でまとめたものでした。
Cさんがフィリピンにいた頃の写真は
日本に持ってきていないということだったので
授業のコーディネートを担当している
JICA国際協力推進員
(鹿児島県国際交流協会配置)から
フォトランゲージ 用のA4版の写真
を数枚借りて持って行きました。
写真には,小学校の子どもたちが知りたがっている
フィリピンの子どもたちの写真もあったので
「よかったら,これも使ってみて。」
と数枚の写真を渡したら
ある写真のところで彼女はピタッと止まってしまいました。
スラム街らしい写真があったのです。
「これは,使いたくないな。。」

貧しい生活をしている人が多いことも事実ですが
たった一時間の授業で,インパクトの強い
この写真がフィリピンのイメージを作り上げてしまう
ことを恐れたのです。
子どもたちがフィリピンに興味を持って
学習を継続し,調べる過程で知ってほしい・・と。
「隠したい」というのとは少し違います。

それぞれ一時間ずつで何を伝えることができるでしょうか。
授業の様子は,明日報告します。










ニワトリが減らない理由

2004-06-30 | ☆開発教育☆
パラグアイで私が下宿していた家の庭には
マンディオカ(パラグアイではこう呼ぶ)の畑
(食卓にのぼるとこんな感じ
アボガドの他にパパイヤ,マンゴー,レモンなどの木
鶏,卵,畑を荒らしに来る鳩まで
食材にあふれていました。

その中でも美味しくて,食べても食べてもなくならないもの。
それは「ニワトリ」
毎日一羽は食べるのに,卵も雌鶏のおなかの下から
ぶんどってくるのに,なぜか数が減らない。
なんでだろう?
気になって,庭の一角を仕切った鶏小屋を探索してみました。
すると,どこからかピヨピヨとひよこの声が。
賢い雌鶏は,卵が私たちにぶんどられないように
金網を抜けて畑の藪の中で卵を産んでいたのです。
で,そのひよこが餌ほしさに鶏小屋に戻ってきて。。
こうやって,ラミレス家のおなかは満たされていたのでありました。






パラグアイの朝はAguacate con leche

2004-06-30 | ☆開発教育☆
アグアカテ・コン・レチェ(アボガドミルク)の作り方 

<1人分>
☆ 黒くなって熟したアボガド    半分
☆ 牛乳              200ccぐらい
☆ 砂糖(ハチミツ)        適量

をしつこいくらいミキサーにかけてできあがり。
かなりドロドロなので,味や粘性をみながら
氷を加えてもOK。

朝ごはん(「ごはん」ではなくてクラッカーでしたが)
を食べる時間より,寝る時間が1分でも欲しかった
私のために,庭のアボガドでセニョーラがよく作ってくれました。
日本で売っているアボガドは手のひらにのるくらいの紡錘形
ですが,パラグアイのアボガドは日本で売っている物の
3~4倍くらい(もっと大きいのもある)
ずっしりと重くまん丸で味も濃厚でした。
さすが「森のバター」という異名を持つだけあって
朝でなくても,これだけで満腹感があります。

懐かしくなって,今でも時々作って飲んでいます。
ミキサーはこのサイズが使いやすくてお気に入り。