ゆくさおさいじゃした

子どものこと,鹿児島のこと,手作りのことなど。。

「フィリピン」を伝えるということ

2004-06-30 | ☆開発教育☆
明日一緒に授業をしてくださる
フィリピン出身のCさんと打ち合わせをしました。

彼女が用意していた資料は
ナショナルシンボル(国花とか国技とか)の絵がたくさん載った
ポスターと民族の踊りを写真でまとめたものでした。
Cさんがフィリピンにいた頃の写真は
日本に持ってきていないということだったので
授業のコーディネートを担当している
JICA国際協力推進員
(鹿児島県国際交流協会配置)から
フォトランゲージ 用のA4版の写真
を数枚借りて持って行きました。
写真には,小学校の子どもたちが知りたがっている
フィリピンの子どもたちの写真もあったので
「よかったら,これも使ってみて。」
と数枚の写真を渡したら
ある写真のところで彼女はピタッと止まってしまいました。
スラム街らしい写真があったのです。
「これは,使いたくないな。。」

貧しい生活をしている人が多いことも事実ですが
たった一時間の授業で,インパクトの強い
この写真がフィリピンのイメージを作り上げてしまう
ことを恐れたのです。
子どもたちがフィリピンに興味を持って
学習を継続し,調べる過程で知ってほしい・・と。
「隠したい」というのとは少し違います。

それぞれ一時間ずつで何を伝えることができるでしょうか。
授業の様子は,明日報告します。










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2 コメント

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授業はどうだったかな? (アユナカ)
2004-07-01 08:15:56
今頃は授業の最終チェックでバタバタしてるかな?

うまく行くといいなぁ~。



うん。確かに一時間そこらで、小学生の子供達に自分の暮らした国の事を伝えるにはまず興味を持ってもらうコトだよね。食べ物の事とか、子供達の遊びとか、楽しいコトを中心に。

初めからスラムの事とか知ってしまうと、先入観で他の事が伝わらなくなってしまう可能性もある。この事は児童達がもっと詳しく知りたいと思った時に知ることも出来るからね。文化を知る事はなかなか出来ないもんね。



授業の風景の報告、楽しみにしてますよー!
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Unknown (kazuyo)
2004-07-01 17:12:23
行ってきました!

フィリピンのCさんがバンブーダンスを

教えてくれたので,子どもたちは

感想でもそればっかり。。というくらい

楽しかったようです。

一生懸命日本語で説明しようとする

Cさんの姿勢にも感動しました!
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