ゆくさおさいじゃした

子どものこと,鹿児島のこと,手作りのことなど。。

37人で 「100人の村」ワークショップ

2007-02-08 | ☆開発教育☆
「ふるさと先生招聘事業 ※」でも去年から小学校で何度か授業をしています。
今年も「国際理解教育」ということで依頼を受けたので,
「100人の村ワークショップ」をさせていただくことにしました。

先月,他の学校で行った「100人の村ワークショップ」をバージョンアップさせて
今回の授業の流れはこんな感じになりました。


15分 『世界がもし100人の村だったら』一部読み聞かせ
    アクティビティ① 「世界のあいさつ」

20分 『世界がもし100人の村だったら』一部読み聞かせ
    アクティビティ② 「世界の富は誰が持っているの?」

 5分 DVD視聴
    フジテレビ 「世界がもし100人の村だったら 4」 より
    カカオ農園で働く子どもたち

 5分 まとめ


2つのアクティビティ自体は前回と同じですが,改善点は以下の通り。

「世界のあいさつ」

講師 ①スペイン語 ②英語 ③ヒンディー語 ④中国語
  「世界で最も多くの人が話している順に並べてみましょう。」

児童 (話し合いながら,順位を決める)
   予想 1位 英語 2位 中国語 3位 スペイン語 4位 ヒンディー語

児童 役割カードに書いてあるあいさつを声に出しながら,同じ言語の仲間さがし

講師 グループができたところで,正解を確認する。
   正解:1中国語 2英語 3スペイン語 4ヒンディー語

児童 グループごとに,自分たちのあいさつを発表する。

講師 解説

  
「世界の富は誰が持っているの?」

・プリッツの本数は,児童数の3倍程度
・各グループに配る前に,3枚の皿に分けたプリッツをしっかり見せ,
 どの皿がどのグループに配られるのか予想させる。


児童の感想から

・カカオをとっている子どもたちがかわいそうでした。子どもたちは
 カカオが何になるのか知らないまま毎日働いていました。
 毎日毎日同じ服を着て,けがをしているということを私は知りました。(3年生)

・プリッツでやってみたら,「わたしたちて,こんなにぜいたくなくらしをしているんだ。」
 と思いました。(4年生)

・一位は英語だと思っていたので,中国語と聞いておどろきました。(5年生)

・何より,自分たちの生活環境を当たり前だと思わないことと,自分たちは,幸せである
 ことを頭に入れて,生きていこうと思います。(6年生)


〈参考図書〉

『新・ワークショップ版 世界がもし100人の村だったら』
開発教育協会 制作・発行 2006.3 B5判 60ページ ¥2,000


※ 鹿児島市では,平成17年度から郷土の先輩やその道の専門家として活躍されて
いる方々を招き,子どもたちに夢や目標を持って生きることの大切さを実感させ,
自分の生き方に生かしていこうとする意欲や態度をはぐくむことをめざし「ふる,
さと先生招聘事業」を始めました。
鹿児島市立中郡小学校 学校便りより引用


    

最近,世界の現状を分かりやすく伝えるテレビ番組が増えてますね。
先日も「一秒の世界 2」がありました が,DVD録画を失敗して途中が抜けてしまいました
こういう番組を見ながら親子が会話できる家庭っていいなぁと思います。

パラグアイの日系社会 9年前は…

2007-01-22 | ☆開発教育☆
パラグアイ日系移住の歴史は70年。私が住んでいた移住地は45年なので
子どもの頃に移住した人は,そこで育ち,親になっています。
私が日本語学校で教えていた9年前の生徒たちは,その子どもたちで
両親とも日系1世の日系2世がほとんどでした。
ということは,おじいちゃんおばあちゃんも1世。家族みんな日系人(日本人)
なので,スペイン語が苦手な子が多かったなぁ


例えば,お母さんがパラグアイ人,お父さんが日系1世でも子どもは日系2世
と呼ばれますが(本人たちは1.5世とも言ってましたが)
児童生徒数の1割もいなかったと思います。

日本語学校は各日本人会が運営している私塾のような存在ですが
9年前は両親共に日系1世という家庭が多かったからでしょうか
日系人(日本人会に入ってる人?)は全員通っていました。
日系4世,5世の時代になっているブラジルを見ると,先祖は
日本人だけど,自分はブラジル人だから日本語学校には行かない
という人がパラグアイに比べるとだいぶ多いようです。
 とは言っても,就職に有利だとか,家族の薦めで日本語を勉強し日本に留学する人も多いです。
世代が変わると,日本語を学ぶ動機も変化していきますよね。
パラグアイでは,まだまだ
日系人が日本語学校に通うのは当たり前,という感覚のようでした。

日系「移住地」と呼ぶのは,自分たちの「手」でジャングルを切り開いて
自分たちで住むところを,畑を,家を,学校をつくってきたからだと思います。
最初から,住む「街」が用意されていた訳ではありません。
南米のどの国に移住した人も,大変な苦労をされています。
中でも,ドミニカ移住訴訟で注目されたドミニカ移民に関しては,移住した「土地」
がとても農業に向く土地ではなかったのです。
(要勉強です…)

私が住んでいたイグアス移住地は,アマゾン川支流沿いの肥沃な土地に
恵まれ,大豆の単位収穫量は世界的に見てもかなりレベルが高かったです。
JICAの農業試験場もあり,大豆以外にも小麦や野菜,果物(よくメロンをもらってました)
の生産が盛んでした。

「○○移住地」と呼んでいても,行政上は○○市町村なので
もちろん日系人だけが住んでいるわけではありません。
日系人がまとまって住んでいて,日系人口の割合が高い地域ということでしょうか。
私が住んでいたところは,人口1万人に対して日系人千人(10%が日系人)でした。
パラグアイの人口約600万人に対して,日系人は約7千人。
パラグアイ人口の1%強ですが,農業を通じて国に大きな良い影響を与えていることは
間違いなさそうです。

近年は,日本語を勉強したいというパラグアイ人が増えてきて,日本語学校に
非日系コースができたのが,私が赴任する前(10年ぐらい前)でした。
最近は非日系のためのコースも増えたようです。
日本語学校の授業料は,JICAボランティアの生活費(任国の公務員初任給程度)
をベースに考えると,その1割ぐらい(当時生活費は360ドル,授業料は1カ月30~40ドルぐらい)
だったので,日本語学校に通わせる余裕のある家庭は,パラグアイの中では裕福な家庭だった
と言えると思います。
日系人は,パラグアイの中で見ると裕福な部類に入ります。日系人にも,もちろんいろんな人がいて
謙遜ではなく「いやぁ,うちは全然…」なんて言っている人も,パラグアイの中ではお金持ちです。
そういう面では,パラグアイの中の日系社会は,世界の中の日本を見ているようでした。


■ パラグアイ日本人会連合会 イグアス移住地紹介のページ

■ イグアス農業協同組合
 

「パラグアイの子どもたち」について講演

2007-01-21 | ☆開発教育☆
「パラグアイの子どもたち」について話をしてほしい
との依頼を受けて小学校へ。
子どもの生活に関しては,私は日系人の話が中心になりますが…
と念を押すと,現地にくわしい協力隊OBが一緒に行ってくれることになりました。

対象は小学6年生とその保護者。総合的な学習の時間で
ストリートチルドレンや児童労働問題について学習していて
その続きの学習だったので,今回は(日系の話は)学校側が期待して
いるような内容にはならないよなぁ…と,困ってしまったのですが
いろんな人がいろんな生活をしているということを知る,ということで
まぁ大丈夫か。。と勝手に自分で納得することにしました。
講師を派遣する方の苦労(その日に空いている講師で,テーマに沿った話ができる人を探す)
も知ってます。大変ですよね…


そういえば,今まで日系社会のことについて書いてませんでした。
まあ,これにはいろいろと理由もあるのですが…
実は,講演で日系社会のことを中心に話したのは今回が初めてでした。
私自身がもっと日系社会のことを勉強して,積極的に話すことも大事だなぁと感じました。

ダーウィンの悪夢

2006-12-23 | ☆開発教育☆
今朝,起き抜けにテレビをつけたら
「ウェーク!」(KYT)で,ある映画を紹介していました。

目が覚めました。

■ ダーウィンの悪夢 公式サイト

半世紀ほど前、ささいな試みから、
ナイルパーチがヴィクトリア湖に放たれた。

ナイルパーチは湖に元々いた魚たちを
どんどん食べて増えていった。
湖の生態系が崩れ、環境は悪化する。

湖の周辺にはEUや日本へ輸出するため、
ナイルパーチの加工工場が栄える。
農村など他の地域からも多くの人が仕事を
求めて湖周辺へやってくる。

一部の人は儲かる。しかし、その一方、
仕事にあぶれる人も多く、貧困が広がる。

生活のために仕方なく売春婦になる女たち。
町ではナイルパーチを運ぶパイロットや
ビジネスマン相手に、漁業キャンプでは
漁師たちを相手に。
結果、エイズが広がり、人々は死に、貧困は
さらに厳しくなっていく。

貧困やエイズで親をなくしてしまった
ストリートチルドレン。
暴力や空腹を忘れるため、ナイルパーチの
梱包材でつくった粗悪なドラッグを嗅いで
眠りにつく夜も…。

魚を運ぶためにやってくる飛行機は、
武器を積んでくるという噂も。
武器は運ばれ、アフリカの紛争は終わらない…。
ナイルパーチはヨーロッパや日本へ運ばれ、
私たちの食卓へ。

(上記サイト 一目で分かる『ダーウィンの悪夢』ドミノ倒し図 より引用)
残念ながら,鹿児島では上映されないようです。

この問題もやっぱり日本が関係してるんだ…

100人の村 ワークショップ

2006-12-15 | ☆開発教育☆


小学6年生115人で「世界がもし100人の村だったら」のワークショップをしました。
今までの講師依頼はパラグアイの文化紹介が多かったので,ワークショップは
「食べ物から世界が見える」 以来2回目です。
100人の村ワークショップはぜひやりたいテーマだったので
この内容の依頼が来てすごくラッキー!さらに資料を集めて,本も読んで
改めて勉強し直すいい機会になりました。

今回のワークショップは
『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス 2001年)
に描かれた世界の現実を,人口,言語,富の分配などについて
疑似体験という参加型の方法で体験することがねらいです。

今回の授業の流れはこんな感じ。

10分 アイスブレーキング 世界のあいさつ
25分 世界の富は誰が持っているの?
 5分 『世界がもし100人の村だったら』朗読
 5分 感想・質問タイム

アイスブレーキングは,役割カード(注)に書いてあるあいさつの言葉を
声に出して言いながら,同じあいさつをしている人を探す活動。
「ニーハオ!」「アッサラム アライクム!」「ナマステ~!」…
1分ぐらいすると,だんだんグループができてきました。
時間内に仲間を見つけられなかった,2,3人の言語グループの人たちは
全体の約半数。
世界にはたくさんの言語があること,同じ言語でも話されている地域や国が異なることを
知りました。

体を動かし,声を出して参加型学習の体慣らしができたところで
今回のメイン「世界の富は誰が持っているの?」の活動へ。
役割カードの,△□○の記号にしたがって3グループに分かれ,
「お菓子を配りま~す!」
と言うと,子どもたちも嬉しそう。

配られたお菓子を「グループ内で」「平等に」分けること
を約束して,各グループにプリッツを配りました。
△グループは23人で248本
□グループは69人で 48本
○グループは23人で  4本

早速,ブーイングが…
「△グループばっかりいっぱいある~。ずるい!!」
中には,私のところまで来て
「不公平すぎます。どうして平等に分けないんですか??」
「あっちのグループからもらってもいいですか?」
と直訴に来る子も。

なんとか全員にお菓子が渡って,食べ終わった頃に
それぞれのグループに,何か言いたいことはないか
マイクを向けてみると,

○「1㎝ぐらいしか食べられなかった。もっと食べたい!」
○「不平等条約だ~!(社会で習ったばかりだったのでしょうね)
○「プリッツ戦争勃発だ~~」
○「お腹空いた…」

□「5㎝(1/2本)食べました。」
□「え~。僕は食べてないけど…」
□「もっと食べたい!」

△「5本ずつ配ったけど,まだ余ってます。」
△「もっと食べたいです。」
△「大人が配ったものを食べてるだけなので,僕を恨まないで!」

言いたいことを全部ぶちまけてもらった後,たねあかし。
さっきまで賑やかだったのが,シーンと真剣な眼差しに。

最後に,『世界がもし100人の村だったら』(一部抜粋)
の朗読を目を閉じて想像しながら聴いてもらって静かに授業は終了。

伝えたいことはたくさんありましたが,今回は短い時間でもあったし
まずは世界の状況を知ることから。
どうしてこんなに不公平な世界になってしまったのか,日本人として
どうすればいいのか,考えるきっかけになってくれたらいいなぁ。

(注) 開発教育協会で購入できます。
『新・ワークショップ版 世界がもし100人の村だったら』
開発教育協会 制作・発行 2006.3 B5判 60ページ ¥2,000
活動の進め方,実践事例,資料(役割カードなど)が載っています。

写真左上の『参加型学習で世界を感じる 開発教育ハンドブック』
も同協会で購入できます。 

ソパ・パラグアージャ

2006-05-20 | ☆開発教育☆


焼き菓子のように見えるコレは,パラグアイ料理の「ソパ・パラグアージャ」です。
ソパ(sopa)はスープという意味。スープを間違って焼いてしまったら偶然できたという料理だそうです。
お祝い事,アサード(ブラジルのジュラスコと同じような肉料理)の席には欠かせない一品です。

ホールコーン,生クリームをミキサーにかけて,それにコーンミール,玉ねぎ,トマト,チーズ,卵,
サラダ油,塩,アニスシードを混ぜてオーブンで焼くだけという簡単な料理です。

■■ ソパ・パラグアージャのレシピ ■■



レシピのサイトはだいぶ前から知っていたのですが,パラグアイのチーズじゃないと
美味しくないんじゃないの??と思いこんで作らないでいました。
同じサイトを見た友達が作ってみたところ「パラグアイ人も感動してた!」と大絶賛だったので
それから作るようになりました。大好きなパラグアイ料理の一つです。

【レシピメモ】
アニスシードはなくてもOK
チーズと玉ねぎは好みでレシピの倍量ぐらいまで増やしてもおいしい♪




パラグアイの国旗

2006-02-24 | ☆開発教育☆
パラグアイの国旗について調べていたのですが,
表も裏も写っている写真は見つからなかったのでここでご紹介します!

写真のパラグアイ国旗は2000年頃にパラグアイで購入したものをお借りして
撮影しました。

パラグアイの国旗の歴史については,ワールドカップ2002出場国の旗 が詳しいようです。
(現在キャッシュでしか表示されません)以下,説明の文章は上記サイトから引用。

【 表 】
国旗中央部分を撮影。実際の国旗は赤,白,青の幅は同じです。




パラグアイの国旗は表と裏のデザインが異なっていることで有名です。
どちらも赤・白・青の横三色旗ですが、中央に描かれている紋章は表がパラグアイの国章、
裏は国庫のマークになっています。
国章の中央の青い円には独立した1814年5月14日を記念する「5月の星」が描かれ、
それをオリ-ブと椰子の葉が取り囲み、さらにその外側の赤地の円環に黄色く
「パラグアイ共和国」とスペイン語で記されています。


【 裏 】



一方国庫のマークには「自由の帽子」を守るライオンが左向きに描かれ、
その外側に「自由と正義」というモットーが書かれています。
この「自由の帽子」はローマ時代、解放された奴隷が解放儀式の際かぶった帽子に由来するといわれ、
フランス革命の象徴ともなりました。
それがラテン・アメリカ諸国の独立運動の際取り入れられたもので、
そのほかハイチの国章にもこの帽子が描かれています。
これらの紋章は1990年に改定されたため、国旗にも変更が加えられました。
旗の色の意味は、赤が愛国心・英雄的行為・平等・正義、白が純潔・堅固・統一・平和、
青が愛情・知識・真理・自由を表しています。
もちろん色からしてフランス国旗の影響を受けていることはお分かりと思います。縦横の比率は3:5です。


パラグアイの国旗・国歌で国歌も聴けます。メロディーだけなので,どこまでが前奏なのか
わかりにくいと思いますが,前奏だけで君が代が演奏できるぐらいです。(もっと長いか?)



イグアス日本語学校 毎日の朝礼の様子


日系移住地の日本語学校では,毎日の全校朝礼(午前の部登校の児童生徒)
昼礼(午後の部登校の児童生徒)で必ず国旗掲揚をしていました。
1999年3月:ルイス・マリア・アルガーニャ (Luis Maria Argaña) 副大統領暗殺
の一報が入ったときは慌てて半旗にした記憶があります。
サッカーの応援でも国旗は必需品。ブラジル対日本のサッカー試合があったときは
(ブラジル人街が近かったので)ブラジルの国旗を振り回して友好の意志をアピールしたり。
国旗はとても身近なものでした。

パラグアイ博士になろう!

2006-02-17 | ☆開発教育☆
去年の11月にワークショップをした小学校に再訪しました。
今度は,パラグアイのお話。
「パラグアイ博士になろう!」をテーマにクイズに答えながらパラグアイのことを学びました。

Q パラグアイの国旗には,世界でただひとつだけという,とっても珍しい特徴があります。
さて,それは一体何でしょうか?


パラグアイの服「アオポイ」を着て行きました。
風通しのよい作りで,刺繍があるのがポイントです!

Q パラグアイにいる動物です。①アナグマ,②アルマジロ,③カピバラ
この中で,南米のある楽器の材料になる動物がいます。どの動物でしょうか。


1.2年生のクラスはとってもノリがよくて「わ~い。クイズだって♪」
とそんなことでも喜んでくれてかわいかったです。
マテ茶も(ここでは,水を入れてテレレとして飲みました)
1,2年生はほとんど全員が飲んでくれました。

マテ茶は数名で回し飲みをするものなので
日本の子どもたちには抵抗があるんですよね。
「回し飲みをするのが友達の証なんだ」なんて説明するのも
かえって逆効果なのかも。
今回はいきなり「飲んでみたい人~!」で次々に飲ませてみました。

一人目 「おいしい!」
一旦マテ茶を私に返して,「わ~。おいしいんだって!次飲んでみたい人~!」
二人目 「うん。おいしい。」
三人目,四人目…

と続いていきました。
一人目の子が「おいしい!」と言ってくれて
二人目の子がすんなり受け取って嫌がらずに飲んでくれたので
次々飲んでくれたんだと思います。

今までは「苦い!」とか同じボンビージャ(金属ストロー)に口を付ける
のを嫌がったりでほとんど飲んでもらえなかったのですが
今回は本当にラッキーでした。

3~6年生のクラスでもうまくいけばいいなぁと思っていましたが
味は「苦い」「粉っぽい」と不評。口を付けられない子もやっぱり多くいました。
無理に飲ませることはせずに,牛の角製のグヮンパ(マテ茶用のコップ)
を持たせたりマテ茶葉を見せたりしていたのですが,先生が

「滅多に飲めないんだから飲みなさいよ~。いい経験になるし。」

と半ば無理矢理飲ませようとしていたので,内心ハラハラしていました。
飲みたい人だけ飲めばいいんだし,無理矢理飲ませて嫌な印象持って
ほしくないですからね…

苦かったのは,1.2年生で使った茶葉をそのまま使ったので味が濃く
出てしまったんです。
粉っぽかったのは,子どもがボンビージャを動かしすぎて粉が入ってきてしまったのでした。
これは私がもう少し配慮していれば防げていたことので次から気をつけねば。

とっても楽しい授業でした!

ワークショップ 「食べ物から世界が見える」

2005-11-29 | ☆開発教育☆
先日行った,参加体験型グループ学習のプログラムです。

対 象   小学3年生~6年生
人 数   18名
時 間   90分
参 考   総合的な学習の時間「いのち・こころ・からだ」の導入として実施。
      

■ アイスブレーキング  バナナクイズ

【ねらい】

・アイスブレーキングとして自由に発言できるような場の雰囲気を作る。
・クイズを通して,バナナとフィリピン,そしてそれらを取り巻く世界についての基本的な情報を得る。


■ アクティビティ①   カードゲーム「2つのバナナ」


【ねらい】

バナナの実物に触れ,ゲームを通して日本で流通している2種類のバナナの生産過程の違いを知る。


■ 休み時間


■ アクティビティ②   不平等体験


【ねらい】

世界全体で見ると食料は足りているのに,不平等な配分により飢えている人がいることを知り,どのように配分したらよいか考える。


■ ふりかえり      消費者として 

【ねらい】

普段気づいていない私たちの食べ物についての消費行動をふり返る。