仙台城趾の標柱を見つつ、進行方向少し行ってから左に曲がり、”仙台市博物館”に行きました。
修学旅行で来たと思われる中学生達が結構いました(写真では写ってないけど)。 私は博物館とは、何か初めて見るもの(見て学べるもの)がある”イベント会場”だと思っています。 はっきり言って、 ”何に出くわすのかな?” 興味津々の場。
はじける気分を味わいたいため、どんな乗り物に会えるか楽しみに行くのが ”遊園地” どんな怖いものに出くわすか興味津々で入るのが ”お化け屋敷” どんな可愛い新人研修生に会えるか楽しみで行くのが ”AKB劇場” ・・・・・・脈絡が無くなってきました。
玄関にあるモニュメントです。
郵便配達員が郵便物を届けようと上っているように見えます。 郵便だから、上場にいる人は郵便の父 ”前島密”か? でも前島密は越後国(現新潟県上越市)出身です。
このモニュメントの意味について博物館や仙台市のホームページを少し調べたのですが・・・・・・調べきれなかったのか、意味を見つけられませんでした。
こういう場合は勝手に解釈。 ”郵便=情報,配達員=それを集積し、いろいろな場所に発信する” という意味からここ仙台市は東北の情報収集・発信の地である。 と一応しておきましょう。 モニュメントの本当の意味を知ってらっしゃる方がいましたら、教えて下さい。
さて、仙台市博物館は仙台藩伊達家から寄付された歴史的資料・貯蔵品を展示している施設です。 たくさんの貴重な資料がありますが、多くのものを写真公開すると、著作権に引っかかります。 ですから、小出し程度。 オールオープンより、部分オープンの方が興味をそそる(=博物館に行きたくなる+他の意味で)という人間心理で。
伊達政宗公の肖像画。 ”館内シャッター撮影禁止” のため画像が少し甘いのですが、両目が描かれています。
”独眼竜正宗”がなぜ、両眼ある? 実は政宗公は独眼であることを気にしていて、自画像については両眼の顔を書かせた(独眼の自画像は数少ない)らしいです。
ちょっと、変化球。 館内に”浮世絵”が自由に見られるコーナーがありました。 ほとんどが幕末から明治初期の作品ですが、やっぱりきれいですね。
”絵師 → 彫り師 → 刷り師” 完全分業化でこんな見事な作品ができるのです。 心がつながっていないと絶対にできません。 東北大震災復興の絆を表しています。
歌舞伎の舞台裏。 出番準備の慌ただしさが生き生きと描かれています。
こちらは役者絵。 お題ですと”九代目市川團十郎” りりしい姿です。
先頃亡くなった團十郎さんは十二代目ですので、曾祖父に当たる人です。 故人に失礼ですが、九代目は面長に描かれています。 どうも役者絵は面長に描かれる傾向があるみたいです。 それが当時の”イケメン”の特徴だったのでしょうか? 江戸文化史に詳しい人がいたら教えて下さい。
「自分でネットや資料を調べろ!」という声が聞こえた気がしました・・・・・・(続く)
仙台の元気なところを伝えてください。