(続き)
さて、計画・調査のあとは施工(建設工事)。 土木工事自体はあまり詳しくないので投げやりな書き方になるかも・・・お許しを m(=_=)V
まずは橋梁下部工(橋脚部)。 これだけの橋を支えているので、施工行程が結構長い。 では写真を。
すみません。 この漫画ポンチ絵を眺めて下さい。 そして理解して下さい(じつはこのブログを書いていて、きちんと読んで理解していないことに気づきました。内容はここでメモったつもりだったんだけどメモり忘れていたみたい)。
では、気を取り直して、次は上部工のお話。 橋はストレートに作っていきません。 セグメントブロックという単位ブロックを近くの現場特別製作施設で作成し、それをつなげていくユニット方式で作られます。 この作成過程は・・・上みたいにポスターではなく、15枚くらいの写真綴りで置いてあるので省略します。 本当は文章で説明するには難しいのですが、伊良部大橋は「100年供用」(100年は使えるぞ!)を目標とする長期使用に耐える橋を施工目的としています。 ----ひょっとするとこのブログで初めて言ったかも?---- そのため鉄筋にしても防錆(ぼうせい)効果に富んだ特殊樹脂を巻いたものを用いて、高い品質管理の元、製作されています。 それはどんなもの?
こんなものです(この写真は2年前の見学会の時に撮った写真です)このユニットブロックを
(この写真も同じ時)まず、出来上がった橋脚部にどっかりとのせて、移動式クレーンでどんどんつなげていきます。 ですから上部工は現場工場で作った二次製品を組み立てていってつなげていると言うことになります。 そして、中央部は・・・洋翔でクレーンよいしょ架け。
ではこのブロックをどうつなげているのでしょう? まさかコンクリート塗りつけ? 1個数10トンもあるのですから、互いに緊張固定(アンカー定着部の引っ張り固定)をしていきます。 これは外ケーブルと内ケーブルによって行われます。
外ケーブル(写真青色・・・薄暗くてすみません)はブロックをつないで橋脚と橋脚とで緊張します。 一方、内ブロック(写真赤色)は互いのブロックを緊張してつなげています。 このアンカーケーブルを正確に挿入するためにも、ブロック1つ1つの挿入口をきちんと変えて作っていかねばなりません。 職人の感より、正確な図面と施工手順・・・? でも、気温・時間によって作り物は微妙に変化します。 正確なブロックも最後は職人さんの感が微妙なずれを調整していくということを絶対に忘れないで下さい。
これが外ケーブル定着部の模型。
これが内ケーブル定着部の模型です。
さて、洋翔による最後のクレーン架けが早くて来週6/11(月曜日)から始まります。 もっとも天候条件によりますが。 最後に、
この風景を模型でなく実物で見学できるよう楽しみにしています。