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早朝、同じ駅で同じ車両に乗る、若いサラリーマンは、
次の駅で降りる人を覚えていて、
いつも、その人の前に立っている。
私だって先の駅で、わざわざ降りて、増結車両を待つよりは、
そのまま座って、目的の駅まで行く方が楽だ。
でも、次の駅で「降りるオジさん」は、
あまり特徴が無く、瞬時には探せない。
だから、たまたま私が、
「降りオジ」の近くに立てたらいいなぁ、ぐらいに思っていた。
ある日、「降りオジ」が、当たってしまった時、
「座るサラリーマン」は、
不自然にも、私に密着するように立った。
座席争奪戦になるか?
そう思ったが、その日は、私が難なく座った。
私は心苦しくて、しばらく他の車両から乗ってみたりしたが、
座れなくて、増結車両に乗ると判断した時、
並ぶ位置が遠くなり、不都合な為、
やはり、「座リーマン」と同じ車両に乗る事にした。
せめて、違う乗車口からと思い、乗り込んだら、
又、たまたま私が、「降りオジ」の近くに立った日があった。
そうしたら、「座リーマン」は又、私の近くに来たのだ。
彼もウンザリだろうが、私はもっとウンザリした。
私は、席を争う事じたいが、ストレスになるのだ。
うっとうしかったので、
「ハイハイ、わかりましたよ。」と思い、
私は、他の場所に移った。
ある日、私は、「座リーマン」と同じ乗車位置で待った。
彼は、左側へ行くはずだから、私は右側に行こうと。
そうしたら、「座リーマン」は、
大きな溜め息をついた。
おそらく、私が又、
「降りオジ」を探す、と思ったのだろう。
逆だよ。
あなたは、私のストレスや気遣いに、何も気づいていない。
溜め息つきたいのは、私の方だって事も。
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