松風Ⅱ

茅ケ崎の風日記Part2

無所属時間を生きる

2017-09-01 06:18:58 | 想い
長い夏眠からようやく目覚めました
お訪ねくださった皆さま
本当にありがとうございました
またボチボチと更新して行きますので
どうぞよろしくお願いします




昨8月31日の神奈川新聞照明灯の
一部を書き写しです

作家城山三郎さんは
「無所属の時間で生きる」(新潮文庫)
の”あとがき”

《望むと望まぬとにかかわらず、
余暇時間は増大しており、
そうした時間をどう過ごすかで、
その人の人生も変わりかねない》

城山さんは定年退職者のみを念頭に連載したためたわけではない
それでも人生80年の時代である
仕事を退いてからの長い無所属の時間における生き方が
問われてくるのは致し方ないだろう


また
藤沢周平さんの「三屋清左衛門残照日録」(文春文庫)

隠居後に思いも寄らず襲ってきた心の空白を埋める手立ては
日記を書くことだった。
《日残リテ昏ルルニ未ダ遠シの意味
残る日を数えようと云うわけではない》

文字通り団塊の世代の先頭を走り続けた
川崎市の副市長砂田慎治さん
昨春の退職後も引く手数多の健脚ぶり
まさに「昏ルルニ未ダ遠シ」の体
城山さんの言葉に倣えば
「今日を深く生きている」だろう
            
    
           
過日、今春定年退職をした身内二人の「ご苦労さん会」がありました
二人はそれぞれ学生時代にやり残した
ロシア語と古典文学を勉強し始めました
果たしていつまで続くことやらと思うのですが
目的を持つのは大変結構なことと喜んでいます
翻ってわが倅は2年後に一応定年を迎えます
彼は「無所属時間」をどう生きるのか
ちょっぴり案じ、少しばかり楽しみでもあり
母は興味津々なのです

 
     * * *


隣市【平塚】の花火がよく見えます

久しぶりに「オールフリー」を片手にベランダで花火見物といきました
最近のノンアルコールビール?は美味しくなりましたね