ナノテクノロジーニュース

ナノテクノロジーは日進月歩である。その全貌がわかるよう、日々飛びこんでくるニュースを中心に説明する。

アメリカベンチャー企業2件

2012-06-17 | 報道/ニュース

A123 Systems社は、マサチューセッツ工科大学で開発されたリチウムイオン蓄電池(11/1参照)の製品化を目指して2001年に設立された会社である。このリチウムイオン蓄電池は、リン酸鉄リチウム(LiFePO4)を陰極材料として用いるもので、高い技術水準をもちさらにナノテクノロジーを駆使していくつかのブレークスルーを乗り越えてきたという。今回発表したリチウムイオン蓄電池"ナノリン酸塩EXT"は、比較的高温や低温で使用出来る。したがって従来の鉛蓄電池やその他のリチウムイオン蓄電池に比べて、環境温度に配慮する必要がないという。

ナノリン酸塩EXTは、12ボルトの電圧を供給することが出来、従来エンジンのスタート用に優位に立っていた鉛蓄電池に置き換わるだろうと予想している。重量も軽くまた耐久性に富むという。自動車用のリチウムイオン蓄電池市場が2015年までに90億ドルに達すると予測している。
http://www.nanowerk.com/news/newsid=25612.php?utm_source=feedburner&utm_medium=email&utm_campaign=Feed%3A+nanowerk%2FagWB+%28Nanowerk+Nanotechnology+News%29#.T9vqXzSuQJU.google

Daewon Innost社は、2011年にDaewon Industry社から独立した会社であるが、最近Glaxum LEDモジュールを発売している。このLEDは、ポーラスシリコン(10/6参照)上にGaN(窒化ガリウム) LED(10/3,4参照)を成長させたもので、LEDと支持材との間の熱抵抗が小さいという。従来の金属を支持材としたLEDに比べてシステムの製品コストを抑えることが出来るものと期待されている。LEDの使用中の温度が1度低下するとその寿命が1000時間伸びるという。
http://www.nanowerk.com/news/newsid=25611.php?utm_source=feedburner&utm_medium=email&utm_campaign=Feed%3A+nanowerk%2FagWB+%28Nanowerk+Nanotechnology+News%29#.T9vpzlgCKkE.google


最新の画像もっと見る

コメントを投稿