ナノテクノロジーニュース

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ナノフォートニックスのマーケットは2016年には100億ドル市場規模へ

2012-02-15 | 報道/ニュース

BBC Research社の調査によると、ナノフォートニックス市場は2011年には25億ドルであるが、2016年には100億ドルになるだろうという。

ナノフォートニックス(11/18,19参照)とは、ナノ粒子を用いて光を制御する技術である。ナノフォートニックスを種々の素子と組み合わせることによってその性能を高めたり、また光の制御を可能にする。EUのナノテクノロジーに関するロードマップでも、ナノフォートニックスの重要性が強調されている。

市場規模のうち大部分、約90%を占めるのがナノフォートニックスLEDである。LED素子とナノフォートニックスを組み合わせディスプレイ(1/25参照)などの性能を上げようとするもので、2016年までにはさらなる市場規模の拡大が予想されている。それに続くものは、近接場光学と呼ばれる光を合成させたりする技術で、2011年の市場規模では約2%である。そのほか今後の進展が期待される応用は、2016年に予想される市場規模の大きい順に、センサー、メモリ、太陽光発電、光増幅器、フィルターなどである。


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