明日は隣の岡崎市で最低気温が氷点下6度の予報。
本格的な寒さ到来の中、ふと遠い被災地のことが頭をよぎる。
彼の地の寒さはどれほどのものか。
さらに不自由な中の寒さはどれほど心身に応えるのだろう。
遠く離れた安穏無事の身には想像することすらはばかられる。
東日本大震災発生から早10ヶ月が経過。
正直なところ被災地ではないこの地にいると、
日頃、実感が伴わず、よほど意識しない限り、
何もなかったように日常が流れる。
被災地では多くの尊い命が奪われ、家族が引き裂かれ、
いまだ多くの人たちが不自由な生活を強いられて
いるというのに。
原発問題も政府の安易な収束宣言とは程遠い、
先が見えない状況がまだまだ続く。
チェルノブイリを例に出すまでもなく、
今後、起こりうる被害も全くの未知数。
あえて蓋をするかのような国の対応--
昨年は大震災に加え、世界的経済不況に伴い、
日本経済の舵取りを大きく変容させた転換の年。
不安を挙げればきりがない。
ただ自分にできることは--
体が動く限り、頭が回る限り、日々、働いて、
子を育て、社会と関わり、人と関わり、
与えるものを持ち合わせ、与えられたものは還元し、
つつましくも、たくましく現実を生きること。
そのために、時にダメージや迷いもあるけれど、
前を向いて、しっかりと地に足をつけて、
希望を持ち、心身共に健康で、鷹揚でいたい。