ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

西島三重子提供曲:その26 桃井かおりさん

2010年06月09日 | 西島三重子
西島三重子さんの提供曲、第26回目は桃井かおりさんです。
桃井かおりさんへの提供曲は「面影通り」1曲です。
「面影通り」はアルバム『FIVE KAORI MOMOI』に収録されています。

    昭和56年7月5日 フィリップスレコード

「面影通り」 作詞:門谷憲二 編曲:若草 恵

ライブ盤等も含めて、桃井かおりさん10枚目のアルバムです。
帯のキャッチコピーは、
「もっとそばへ、もっとあなたへ。レーシィーな都会の愛のつぶやきを、かおりの10の顔に秘めて、いま・・・・・・・・・」

YouTubeにアップして頂いている「面影通り」です。

「面影通り」は、桃井かおりさんのアルバムより6か月ほど早く、西島三重子さんがアルバム『BYE-BYE』に収録しています。どちらがオリジナルということではなく、「提供曲&自らのアルバム収録」ということだと思います。なお、前ファンクラブ会報『イメージ通信』の提供曲の中には、桃井かおりさんへの提供曲として載っています。

『BYE-BYE』昭和56年1月25日 テイチク・コンチネンタル 

「面影通り」 作詞:門谷憲二 編曲:今泉敏郎

『BYE-BYE』は、西島三重子さんのテイチク移籍後最初のアルバムで、ワーナー・パイオニアの時代と比べると、ポップな曲が多くなっています。
『BYE-BYE』は4年後の昭和60年7月1日に、コンパクト・ディスク=CDとして発売されました。上に載せたジャケットはCDのもので、オリジナル・ジャケットと同じです。(裏ジャケットはレコードと変わっています。)

演奏時間は桃井かおりさんが3分41秒であるのに対して、西島三重子さんは5分10秒と相当スローテンポになっています。
また、気がつかれた方もいると思いますが、詞が一部違っています。

桃井かおり版
「人の心も 知らないで
 夢のかけらを ひろっては
 酔えない酒に 身をまかす

 一杯 飲めば ほろ甘く
 見果てぬ夢は ほろ苦く」

西島三重子版
「丸い眼鏡のやさしさが
 忘れられなくなる頃に
 姿を消した足音よ

 一杯飲めばほろ甘く
 一杯飲めばほろ苦く」

桃井かおり版2
「今日はふられてきたんだと
 やけに陽気な 悲しみが
 グラスの中でカラ回る」

西島三重子版2
「今日はふられて来たんだと
 ひどく酔ってたあの夜は
 銀座の星ももらい泣き」

歌詞は歌詞カードによっていますが、桃井かおりさんの歌では「今日はふられてきたんだと」は「今日は遅れてきたんだと」に聴こえます。また、引用していない部分ですが、「とぎれる声は」が「とぎれる音は」と歌っているように聴こえます。

※ユーチューブで聴けなくなっている曲を削除しました。(2012.12.6)

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西島三重子提供曲:その25 三谷いつかさん

2010年06月07日 | 西島三重子
西島三重子さんの提供曲、第25回目は三谷いつかさんです。
三谷いつかさんへの提供曲は「おり姫恋唄」1曲です。


「おり姫恋唄」 昭和56年2月25日 クラウンレコード

 作詞:関沢新一
 編曲:青木 望

三谷いつかさんについては、まったく知らなかったのですが、今回調べてみたところ、女優さんのようですね。検索すると、いろいろなテレビ番組に名前が出てきます。(「大河ドラマ 出演者人名辞典」等を参考にしました。)

レコードはシングルレコードを3枚出しており、「おり姫恋唄」は3枚目のシングルです。デビューは2年前の昭和54年のようです。

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西島三重子提供曲:まとめその2

2010年06月04日 | 西島三重子
西島三重子さん関係のレコードのまとめ2です。第2期は昭和53年6月25日発売の『かもめより白い心で・・・』から、テイチクへの移籍までです。

昭和53年(1978年)
 6月25日 アルバム『かもめより白い心で・・・』
 6月25日 シングル「かもめより白い心で」
 7月 7日 木の実ナナ「うぬぼれワルツ」
 8月25日 園 まり「流されて」
 9月21日 宮内 淳「秋の日のモノローグ」
 9月25日 アグネス・チャン「そよ風と私」
 9月25日 アグネス・チャン「悲しみよこんにちは」
10月25日 シングル「想い出をふりかえらずに」
10月25日 狩 人「日本海フェリー」
10月25日 狩 人「池上線」(カバー)
11月25日 小柳ルミ子「雪の花」
11月25日 小柳ルミ子「折り返し悲しみ行き」
12月20日 河田よしみ「ハッピー・モーニング・ソング」
12月20日 河田よしみ「初恋はみのらない」
12月21日 石川ひとみ「フェミニン」

昭和54年(1979年)
 1月  日 加奈崎芳太郎「王様たちの夜」 
 1月21日 石川ひとみ「あざやかな微笑」
 3月25日 シングル「黄昏の街でさよなら」
 4月25日 アルバム『水色の季節の風』
 5月21日 安倍律子「くわえ煙草」
 5月21日 安倍律子「面影」
 5月25日 都はるみ「灯列車」
 5月25日 都はるみ「長崎物語」
 5月25日 中村雅俊「恋人よお休み」
 5月25日 中村雅俊「こんな悲しい夜には」
 5月  日 大和田りつこ「神さまおしえて」
 5月  日 大和田りつこ「すてきな恋人たち」
 6月 1日 桜田淳子「風の中のさよなら」 
 6月 1日 桜田淳子「一枚の絵」
 6月  日 木の実ナナ「アフター・シェーブ・ローション」
 6月  日 小柳ルミ子「朝7時、空港にて」
 6月  日 小柳ルミ子「おこってよわかってよ」
 8月 1日 高見知佳「Mr.レイン」
 8月 1日 高見知佳「少しはわたしを好きでしたか」
10月25日 アルバム『シルエット』
10月25日 シングル「千登勢橋」
10月  日 日吉ミミ「てがみ」
10月  日 日吉ミミ「1/2」
10月  日 日吉ミミ「行っておやりよ」
11月 1日 高見知佳「セザンヌの絵」
11月25日 高見知佳「ペーパー・ムーンに腰かけて」
11月25日 高見知佳「ジャスト・ワン・ルック」
11月25日 高見知佳「仮縫い」(カバー)
12月  日 石川ひとみ「サンシャイン・モーニング」
12月  日 浅野ゆう子「ミステリー」

昭和55年(1980年)
 1月  日 結城しのぶ「面影ジプシー」
 1月  日 結城しのぶ「夜桜見物」
 2月  日 ミルバ「折り返し悲しみ行き」(カバー) 
 4月  日 岩城滉一「かなしみ遊戯」
 5月  日 木の実ナナ「夢織り人」
 7月21日 研ナオコ「Bravo-Bravo」
 7月21日 研ナオコ「のお・あんさあ」
 7月  日 十朱幸代「しのび逢い」
 7月  日 十朱幸代「ごめんなさい」
 8月25日 シングル「愛の行先/冬のかもめ」
10月25日 アルバム『メモリー』BEST LP 

翌昭和56年の1月25日には、テイチク・コンチネンタルからアルバム『BYE- BYE』が発売されていますから、55年中にはテイチクへの移籍が決まっていたと考えられます。

この間の特徴は作詞家の門谷憲二さんと知り合い、コンビを組んだことでした。作詞家別の曲数は次の通りです。

昭和53年(1978年)~55年(1980年)
 門谷 憲二  55曲
 康  珍化   4曲
 麻生香太郎  3曲
 竜 真知子   2曲
 峰  健二    2曲
 白石ありす   2曲
 西島三重子  2曲
 東海林 良   1曲
 三浦 徳子   1曲
 森 雪之丞   1曲
 谷川 夕里   1曲
 松本  隆   1曲
 ちあき哲也   1曲

全76曲中55曲が門谷憲二さんの作詞であり、7割を越えています。

次回からテイチク・コンチネンタルの時代となるわけですが、これ以降の西島三重子さんの活動はシンガーとしての活動に重点が置かれるようになり、ソングライターとしての提供曲は少なくなります。

なお、レコードの発売日については、資料によって異なっている部分があり、なかなか日付まで特定できません。私のホームページの中でも同一でない部分もありますので、再度調べ直したいと考えています。

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