『ミステリーボニータ』7月号が発売になりました。「70年目の告白~毒とペン~」第8話掲載です。あこがれの望月三起也先生のアシスタントをした時を描いています。
「Kフレンドで連載の仕事が入っていた時」とのことなので、昭和43年(1968年)頃でしょうか。
高階良子先生の最初の雑誌連載は、『週間少女フレンド』昭和44年4月1日号から掲載が始まった、「バンカラ太陽」でした。それまで作品を掲載していた『別冊少女フレンド』から、『週刊少女フレンド』に作品掲載の舞台が移る、ちょうどその頃ですね。
最初の雑誌掲載作品「夕やけ雲はしっている」が42年4月なので、2年が経過しています。この間雑誌掲載が9作品、単行本(貸本)は6冊になると思います。
若木書房の貸本は、個人シリーズ「チャーム漫画劇場」でした。
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この『ふたつの過去をさぐれ』(昭和44年2月(推定)刊)が貸本最後の作品になりました。これらの作品は『高階良子デビュー50周年記念セレクション』で読むことができます。
ところで、作品の中に望月三起也先生の4人のアシスタントが登場します。これが昭和43年頃の話だとすると、このアシスタントの中に、たかもちげん先生がいたのではないでしょうか。
昭和43年3月、高校を卒業すると同時に、南波省三(たかもちげん)は上京して望月三起也先生のアシスタントになっています。「望月先生のところは1年でやめ」とのことなのですが、ほぼ同時期に思えます。(「すごい!」とひとりで興奮しています。)