前回のブログで、高階良子先生の「赤い沼」を載せたので、この機会にホームページに『なかよし』の別冊付録をアップしました。
秋田書店の雑誌付録はアップしてありましたが、『なかよし』の付録は手を付けていませんでした。「赤い沼」をスキャンしたついでに、他の作品もスキャンし、合わせてアップしました。
『なかよし』のふろくで、私が所持しているのは、5作品、7冊です。
最初の作品は「ヘア・プリンセス」、昭和45年の作品です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/e0/30aad20490b13ad6ed22ad363cf104f8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/12/d263329077f6dc4aedcf7d83767a88ae.jpg)
昭和45年(1970年)の高階良子先生は、若木書房での単行本が終了し、『少女フレンド』で青春ものを中心に執筆されていた頃でした。
同じ講談社の雑誌『なかよし』への最初の登場は、昭和45年3月号掲載の「アマゾンの樹霊」でした。「ヘア・プリンセス」は、これに続く『なかよし』掲載でした。
前編は5月号ふろく、完結編は6月号のふろくでした。昭和45年は、青春ものを中心に『少女フレンド』、『なかよし』に加えて、『別冊ファニー』、『希望の友』にも執筆しています。
「ヘア・プリンセス」は若木書房の『ティーン・コミックス』で単行本化されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/e6/6d56522b8fb1ad51ce07213ce2937884.jpg)
若木書房『ティーン・コミックス』昭和46年5月25日発行
次のふろくは「おしかけ秘書」で、前編が昭和45年11月号、完結編が12月号のふろくでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/42/7af90c9aa12158b2cacfffd0f8a54cf2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/08/49edc8249295dec8c7110bc173da7c0d.jpg)
青春ものを描きながら、そこからの脱皮に苦しんでおられた頃で、記念碑となった作品「黒とかげ」は『なかよし』昭和46年4月号からの連載ですから、本当に直前ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/5d/11d5760f4424a981943dc1e2d5936de4.jpg)
「おしかけ秘書」は『ティーン・コミックス・デラックス』で単行本化されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/e1/4e27c96295c3c7fbb338816e91a66944.jpg)
若木書房『ティーン・コミックス・デラックス』昭和47年7月1日発行
次のふろく作品は「くらやみに悪魔が!」です。昭和48年『なかよし』新年特大号ふろくでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/7e/beb121a86fe53aadede588ce3746d72d.jpg)
160ページの描き下ろし作品です。別冊ふろくについては、『少年』など少年雑誌のふろくのすごさは体験していますが、少女雑誌のふろくもすごかったんですね。
「くらやみに悪魔が!」も『ティーン・コミックス・デラックス』で単行本になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/c0/a219ff5f333575cddcf84c7c9a0594ef.jpg)
若木書房『ティーン・コミックス・デラックス』昭和48年9月10日初版発行
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/44/8623f208c123c5b77de66e65179bd094.jpg)
若木書房『ティーン・コミックス・デラックス』昭和55年2月20日第2刷発行
次の作品は「昆虫の家」です。昭和48年『なかよし』8月号ふろくでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/5e/c0cb5f2161a246f092557bc612393acb.jpg)
9月号から「死神の歌が聞こえる」の2号連続掲載、11月号からは「血まみれ観音」の連載が始まり、続いて「ドクターGの島」連載と続いていますから、精力的に代表作を生み出していた頃ですね。
「昆虫の家」も『ティーン・コミックス・デラックス』でコミックス化されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/c3/9390baf46371b4d4eae6cb826020058c.jpg)
若木書房『ティーン・コミックス・デラックス』昭和49年7月25日初版発行
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/bb/12ec4910fc1b6fb53b2e0eb48ecf869a.jpg)
若木書房『ティーン・コミックス・デラックス』昭和55年11月20日第2刷発行
そして、私の持っている『なかよし』ふろくで一番最後の作品が、「赤い沼」です。昭和51年11月号ふろくでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/72/4d8121ec3fd27a259bac04f29c6038f8.jpg)
「赤い沼」掲載の直前には、『ヤングレディ』10月12日号に「野辺の送りに消えた女」を掲載し、女性誌への掲載が始まった時でした。
「赤い沼」は『講談社コミックスなかよし』でコミックス化されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/57/8ce378c711e27019a350bb240851b504.jpg)
『講談社コミックスなかよし』昭和52年5月4日第1刷発行
コミックスの復刊の状況です。
「赤い沼」は『講談社漫画文庫』の「高階良子傑作選」で文庫化されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/11/33ddd0fd83b27760f36a849bc81fbebb.jpg)
『講談社漫画文庫』1999年(平成11年)8月6日第1刷発行
「くらやみに悪魔が!」「昆虫の家」は『ボニータ・コミックス』で復刊されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/02/5652ff81c43b3df7193393f56f26e169.jpg)
『ボニータ・コミックス』昭和60年11月10日初版発行
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/68/49235b46150e6dbae55e4e50b7d519ad.jpg)
『ボニータ・コミックス』昭和61年1月5日初版発行
更に、『角川ホラー文庫』にも収録されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/df/fc511ea97fc64560311d4794139dba93.jpg)
『角川ホラー文庫』平成14年3月10日初版発行
「くらやみに悪魔が!」「死神の歌がきこえる」「昆虫の歌」の3作品が収録されています。
ぶんか社の『ホラーMコミック文庫』には「昆虫の家」「赤い沼」が収録されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/ef/4cf89a2679633c82876184227361e34e.jpg)
『ホラーMコミック文庫』平成21年8月20日初版第1刷発行
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/05/ef7e0cf1d765d21eefd2d843ba3e9714.jpg)
『ホラーMコミック文庫』平成22年7月20日初版第1刷発行
「ヘア・プリンセス」、「おしかけ秘書」の2作品は復刊されていないと思います。
ホームページ更新しました。
『高階良子の部屋』
秋田書店の雑誌付録はアップしてありましたが、『なかよし』の付録は手を付けていませんでした。「赤い沼」をスキャンしたついでに、他の作品もスキャンし、合わせてアップしました。
『なかよし』のふろくで、私が所持しているのは、5作品、7冊です。
最初の作品は「ヘア・プリンセス」、昭和45年の作品です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/e0/30aad20490b13ad6ed22ad363cf104f8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/12/d263329077f6dc4aedcf7d83767a88ae.jpg)
昭和45年(1970年)の高階良子先生は、若木書房での単行本が終了し、『少女フレンド』で青春ものを中心に執筆されていた頃でした。
同じ講談社の雑誌『なかよし』への最初の登場は、昭和45年3月号掲載の「アマゾンの樹霊」でした。「ヘア・プリンセス」は、これに続く『なかよし』掲載でした。
前編は5月号ふろく、完結編は6月号のふろくでした。昭和45年は、青春ものを中心に『少女フレンド』、『なかよし』に加えて、『別冊ファニー』、『希望の友』にも執筆しています。
「ヘア・プリンセス」は若木書房の『ティーン・コミックス』で単行本化されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/e6/6d56522b8fb1ad51ce07213ce2937884.jpg)
若木書房『ティーン・コミックス』昭和46年5月25日発行
次のふろくは「おしかけ秘書」で、前編が昭和45年11月号、完結編が12月号のふろくでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/42/7af90c9aa12158b2cacfffd0f8a54cf2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/08/49edc8249295dec8c7110bc173da7c0d.jpg)
青春ものを描きながら、そこからの脱皮に苦しんでおられた頃で、記念碑となった作品「黒とかげ」は『なかよし』昭和46年4月号からの連載ですから、本当に直前ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/5d/11d5760f4424a981943dc1e2d5936de4.jpg)
「おしかけ秘書」は『ティーン・コミックス・デラックス』で単行本化されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/e1/4e27c96295c3c7fbb338816e91a66944.jpg)
若木書房『ティーン・コミックス・デラックス』昭和47年7月1日発行
次のふろく作品は「くらやみに悪魔が!」です。昭和48年『なかよし』新年特大号ふろくでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/7e/beb121a86fe53aadede588ce3746d72d.jpg)
160ページの描き下ろし作品です。別冊ふろくについては、『少年』など少年雑誌のふろくのすごさは体験していますが、少女雑誌のふろくもすごかったんですね。
「くらやみに悪魔が!」も『ティーン・コミックス・デラックス』で単行本になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/c0/a219ff5f333575cddcf84c7c9a0594ef.jpg)
若木書房『ティーン・コミックス・デラックス』昭和48年9月10日初版発行
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/44/8623f208c123c5b77de66e65179bd094.jpg)
若木書房『ティーン・コミックス・デラックス』昭和55年2月20日第2刷発行
次の作品は「昆虫の家」です。昭和48年『なかよし』8月号ふろくでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/5e/c0cb5f2161a246f092557bc612393acb.jpg)
9月号から「死神の歌が聞こえる」の2号連続掲載、11月号からは「血まみれ観音」の連載が始まり、続いて「ドクターGの島」連載と続いていますから、精力的に代表作を生み出していた頃ですね。
「昆虫の家」も『ティーン・コミックス・デラックス』でコミックス化されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/c3/9390baf46371b4d4eae6cb826020058c.jpg)
若木書房『ティーン・コミックス・デラックス』昭和49年7月25日初版発行
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/bb/12ec4910fc1b6fb53b2e0eb48ecf869a.jpg)
若木書房『ティーン・コミックス・デラックス』昭和55年11月20日第2刷発行
そして、私の持っている『なかよし』ふろくで一番最後の作品が、「赤い沼」です。昭和51年11月号ふろくでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/72/4d8121ec3fd27a259bac04f29c6038f8.jpg)
「赤い沼」掲載の直前には、『ヤングレディ』10月12日号に「野辺の送りに消えた女」を掲載し、女性誌への掲載が始まった時でした。
「赤い沼」は『講談社コミックスなかよし』でコミックス化されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/57/8ce378c711e27019a350bb240851b504.jpg)
『講談社コミックスなかよし』昭和52年5月4日第1刷発行
コミックスの復刊の状況です。
「赤い沼」は『講談社漫画文庫』の「高階良子傑作選」で文庫化されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/11/33ddd0fd83b27760f36a849bc81fbebb.jpg)
『講談社漫画文庫』1999年(平成11年)8月6日第1刷発行
「くらやみに悪魔が!」「昆虫の家」は『ボニータ・コミックス』で復刊されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/02/5652ff81c43b3df7193393f56f26e169.jpg)
『ボニータ・コミックス』昭和60年11月10日初版発行
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/68/49235b46150e6dbae55e4e50b7d519ad.jpg)
『ボニータ・コミックス』昭和61年1月5日初版発行
更に、『角川ホラー文庫』にも収録されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/df/fc511ea97fc64560311d4794139dba93.jpg)
『角川ホラー文庫』平成14年3月10日初版発行
「くらやみに悪魔が!」「死神の歌がきこえる」「昆虫の歌」の3作品が収録されています。
ぶんか社の『ホラーMコミック文庫』には「昆虫の家」「赤い沼」が収録されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/ef/4cf89a2679633c82876184227361e34e.jpg)
『ホラーMコミック文庫』平成21年8月20日初版第1刷発行
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/05/ef7e0cf1d765d21eefd2d843ba3e9714.jpg)
『ホラーMコミック文庫』平成22年7月20日初版第1刷発行
「ヘア・プリンセス」、「おしかけ秘書」の2作品は復刊されていないと思います。
ホームページ更新しました。
『高階良子の部屋』