ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

『全国タワー絵はがき』

2017年05月16日 | タワー
『全国タワー絵はがき』セットと全国タワー協議会については、以前このブログでも取り上げたことがあります。

全国タワー協議会

その時の絵はがきセットがこちらでした。




今回オークションで、『全国タワー絵はがき』を購入しました。全10枚のセットですが、3枚欠けており、7枚組みとなっていました。不完全なセットではありますが、初めて見る絵はがきセットなので、迷わず購入しました。




このセットには発行年等の記載はなく、購入日のメモ書きもありません。絵はがきセットの料金は、最初の「全国タワー」が250円、今回の「全国タワー絵はがき」は収録はがきが1枚多くて150円です。なので、こちらが古いと推定できます。

はがきの料金は7円です。はがきの郵便料金が7円だったのは、昭和41年(1966年)7月1日から昭和47年(1972年)1月31日までだったようです。

また、5桁の郵便番号欄がありますから、昭和43年(1968年)7月1日以降の発行であることがわかります。

つまり、この絵はがきセットは昭和43年から47年の間に発行されたものと推定できます。

収録タワーは10タワーです。「全国タワー協議会監修」ですが協議会加盟のタワーとは書かれていません。“THE FAMOUS TOWERS IN JAPAN”なので、単に有名なタワーを収録したとも言えるわけです。



「全国タワー」の収録タワーは9タワーでした。



そうです。別府タワーが抜けているのです。



昭和40年代には「全国タワー協議会」に加盟しており、昭和50年代に脱退し、平成24年頃再度加入した・・・とは言い切れないわけですね。

加入タワーについては全日本タワー協議会の総会資料を見れば明確になるでしょうから、ぜひ明らかにしていただきたいですね。

大阪タワーはどちらの絵はがきセットにも収録されています。

「全国タワー」の大阪タワー

「全国タワー絵はがき」の大阪タワー


また、「全国タワー絵はがき」表紙の3個所の空欄は何なのでしょうか。単にデザイン上のことなのでしょうか。それとも入れるべきタワーがあったのでしょうか。

昭和40年代前半は、回転昇降式のタワーが相次いで建設された時代です。「全国タワー協議会」とこれらのタワーの接点はなかったのでしょうか。疑問が解決するどころか、ますます大きくなっていきますね。

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