ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

祝『クッキングパパ』30周年

2015年05月04日 | まんが
前回のブログで紹介した『クッキングパパ ダイジェスト』です。「30年を一冊に」ということで、クッキングパパ荒岩家の歴史がまとめられています。


モーニングKCDX-3799 2015年4月23日 第1刷発行

そして、『モーニング』の最新号でも特集が組まれました。


改めまして、うえやま先生、「クッキングパパ」30周年おめでとうございます。

『COMICモーニング』昭和60年(1985年)6月6日号に、2号連続マグナム読み切りとして「クッキングパパ」が掲載されました。サブタイトルは「COOK1.イタリアン鍋料理は手軽でボリューム満点」。これが現在の「クッキングパパ」の第一話でした。

30年後の今号の掲載は、「COOK.1323今も昔もこれからもイタリアン鍋DX2」です。30年経過して、荒岩も営業主任から営業課長になっています。物語の上では15年程度の時間の経過でしょうか。

「博多-」、「昼休み-」という始まりが懐かしいです。当初はいつもこのような形で物語が始まりました。

イタリアン鍋は大好きなメニューです。以前のブログでも書きましたが、うえやまとち先生の作ったイタリアン鍋を食べたことがあります。


平成16年(2004年)11月20日の土曜日、茨城県稲敷市のショッピングセンター パルナで行われた「料理教室&トークショー」です。

手際よくイタリアン鍋を作りながらのトークショーで、完成したイタリアン鍋を切り分け、会場いっぱいのファンに振る舞っていただきました。

たしか、掲載のレシピとはチーズを変えたという話もされていたと思います。この時からもう10年以上が経つのですね。

「クッキングパパ」、これからも楽しみにしています。ホームページ更新しました。

『うえやまとちまんが館』


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昨日購入したコミックス

2015年04月30日 | まんが
昨日(4月29日)、神栖市のまんが喫茶に行った帰りに本屋さんに寄り、コミックスを3冊購入しました。

諸星大二郎さんの『西遊妖猿伝 西域篇』の第6巻、近所の本屋には置いてありませんでした。アマゾンで購入しようとしたら、送付までにけっこう日にちがかかるようです。このため、神栖市に行ったついでに、探してみようと思っていました。

無事に購入できました。3冊置いてあったので、多めに入荷したのだと思います。なぜ近所の本屋は入荷しないのか、残念ですね。


講談社 モーニングKC-2448 2015年4月23日 第1刷発行

アマゾンで探している時に『あもくん』を見つけました。こちらは書店での入荷はないだろうと考え、アマゾンで購入しました。


角川書店 幽コミックス 2015年3月30日 初版発行

『クッキングパパ ダイジェスト』、神栖の本屋で購入しました。こちらは近所の本屋にもあったのですが、再録なので急ぐことはないと思い買いませんでした。「クッキングパパ30周年記念」なので、やはり欲しくなりました。30年間のメニュー一覧表も掲載されています。


講談社 モーニングKCDX-3799 2015年4月23日 第1刷発行

今市子さんの『岸辺の唄シリーズ』も最新刊が発売されていました。このシリーズは全部購入していますが、すべてコミックスになってからの購入です。発売も知らなかったので、見つけられてうれしいです。


集英社 アイズコミックス 2015年4月29日 第1刷発行

『ネムキ5月号』です。今号は今市子さんの「百鬼夜行抄」が休載です。このため買わないつもりでしたが、やはり買ってしまいました。



どのコミックスもまだ読んでいません。ゴールデンウィークに読むのが楽しみです。


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新児童少女漫画界(新界)

2014年11月12日 | まんが
前回のブログで記した、笹生那実さんの「『若草』物語」全3巻です。発行は「ひつじ座」、奥付には「個人誌」となっています。




『漫画の手帖』に連載された回想記に加筆修正を加えた総集編です。『漫画の手帖』は東京へ行った時に中野ブロードウェイのタコシェで探していましたが、入手できない号も多かったので、総集編の出版はうれしいです。


笹生那実(さそうなみ)さんは、1968年(昭和43年)中学生になった時に、新児童少女漫画界(新界)に参加、同年8月発行の第57号から昭和46年9月発行の第72号までの『若草』を所持しているとのこと。

「激動の時代を駆け抜けた漫画少女の実録エッセイ !!」 ご自身の当時の作品と、『若草』掲載のカットがたくさん載せられています。(ご自身の作品に対するツッコミが面白い!)

「『若草』物語」では第72号が最終巻となっていますが、前回表紙絵を載せたように、第73号が最終号となりました。発行予定通り昭和46年12月に刊行されています。編集後記に草ノ先生の10年余りの努力、とありますから、創刊は昭和30年代中頃でしょうか。

最終号の1号前、第72号です。


『若草』第72号 山田美根子特集号 昭和46年9月20日発行 今号の表紙 はざま邦

第72号は山田美根子特集号。「新界」卒業が決まると特集号が編まれたようです。これで晴れて「プロ入り」となりました。


前回のブログでふれた「残暑お見舞い」です。草のひかる先生以外は「卒業」された漫画家さんでしょうか。


最初に載っているのは杉本啓子さんです。

高階良子先生のデビュー作が掲載された『ゆめ』第2号(No.62)には「新界」の会員募集の記事が掲載されています。

「現在若木で活躍中の会員には 大岡まち子、角田まき子、杉本啓子、板垣佳子、飯塚玲子さんたちがいます。」とありますから、高階先生より前に若木デビューをされています。

杉本啓子さんのデビュー作は昭和39年発行の『こだま』10号(No.67)の「小さな小さな物語」だと思います。(表紙のNo.66は誤りです。)



矢代まさこ先生の作品掲載号ですね。

余談になりますが、昭和39年(1964年)の矢代まさこ先生の創作活動はものすごく、「よう子シリーズ」を描き始めていながら、『こだま』には1月号から12月号まで毎月中編を掲載しています。


『こだま』の奥付のページには他の貸本の宣伝が載っています。これによると『泉』10月号(No.77)の大岡まち子(新人)、『泉 別冊』No.20に角田まき子(新人)とありますから、3氏とも同じ頃のデビューだったのでしょうか。

『泉』10月号(No.77)には大岡満知子「イーストサイド」が掲載されています。これがデビュー作でしょうか。

板垣佳子さん、飯塚玲子さんも含めて、昭和39年が若木デビューの年だったように思います。「新界」の結成が30年代中頃だとすると、少し間が空きすぎているように思えます。若木書房との関係が深まるのは30年代後半ではないでしょうか。

新人育成に時間がかかったともとれますが・・・。創刊当時の『若草』を見てみたいですね。

杉本啓子さんは『COM』昭和43年2月号掲載の「ぼくらはまんが予備軍」で「新界」について語っています。



「私は、いまは会員ではないのですけど、私がはいった五年ほど前の”新児童少女まんが界”は、通信教育のような形でした。原稿を送ると、会長の草ノヒカルさんが、直して送りかえしてくれるんです。会員も、実力に応じて三段階に分かれていました。当時は小学生などもいたのですが、いまはだいたい、高校生になったようです。人数が多かったので、考えかたもまちまちの人がおり、その人たちが独立して新しいグループが生まれていくというようでした。」

「 ”新児童少女まんが界”は、売れるまんが家をそだてる目的でやっていた感じです。指導者がまんが界にくわしかったので、描ける人は、出版社へ紹介してくれるわけです。私もそれで若木書房から、単行本をだしました。」

もう少し後の会員には曽祢まさこさんがいます。曽祢まさこさんも『手錠はおどる デビューの頃』で「新界」の想い出や当時「若草」に載ったイラストを掲載しています。



その他の資料としては『まんだらけ』12号(1996年3月3日発行)に、にのみや静「今だからゴメンナサイですむかもしれない」か掲載され、「新界」の想い出が語られています。


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諸星大二郎原画展

2013年11月25日 | まんが
18日の月曜日は諸星大二郎先生の原画展に行って来ました。

柏スタジオ・ウーでの西島三重子さんのライブ終了後、この原画展に備えて宿泊は池袋にしました。駅北口からホテルまではゆっくり歩いても10分程度です。

原画展は10時開場なので、9時30分ころにホテルを出発しました。会場は西武別館2階ギャラリーです。けっこう歩きました。地下の連絡通路で西武デパートにつながっているようなので、地下に入りました。ところが、デパートが開くのも10時なので西武デパート地下も閉まっています。結局外に出て何とか別館にたどり着きました。

1階の無印良品もシャッターが閉まっていて、あたりをうろうろ。駐車場脇の通路からエレベーターに乗って、やっと会場入口に着きました。


10時5分ほど前だったので、入り口のドアはまだ閉まっています。他には誰も並んでいませんでした。10時まで1階で待っていた方が良かったようです。

会場入口です。ポスターが貼ってあります。




入場料は700円ですが、ミレニアムカードで500円になりました。チケットはなく、レシートのみでした。これは残念ですね。

2番目くらいに入場できたので、先着100名限定の非売品ポストカードを入手することが出来ました。これは毎日違うカードだったようです。この日のポストカードは「私家版鳥類図譜」でした。

会場内は撮影禁止です。入口にはまず諸星大二郎先生手書きの会場レイアウトの「原画」がありました。ほぼこの通り構成したということです。

続いて、様々な漫画家さんからのお祝いイラスト入りメッセージ色紙が並んでいました。とても個性豊かで、先生の原画に近い作品もあれば、吾妻ひでおさんや高橋留美子さんのイラストは、それぞれのキャラクターが諸星先生の漫画に登場したかのようでした。

「生物都市」をはじめとする200点以上の原画もすばらしかったし、美しいカラー原画もたくさん展示されており、時間の経つのも忘れるほどでした。

もう一度すべての作品を読み返したくなり、コミックスを読み始めたところです。残念だったのは図録がなかったことですね。これだけの展示会です。手塚先生の図録ほど厚くなくても良いですから、次の機会にはぜひ記念となる図録を発行して欲しいですね。

オリジナルグッズはクリアファイルを2種類(孔子暗黒伝と鵬の墜落)、ポスターカード2種(妖怪ハンター・六福神と海神記・豊玉姫)、ポストカード2種を購入しました。

隣のリブロ池袋本店書籍館4階のコミックフロアには原画展サテライトとして、「ヒトニグサ」の後半が展示されていました。ここでいただいた優待券です。続いて開催の吾妻ひでお原画展の優待券もいただいてきました。



午後からはタワーか観音埼灯台に行くことも考えていたのですが、結局国会図書館で調べ物をしてきました。
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いわしげ孝『上京花日』第7巻発売

2013年11月01日 | まんが

いわしげ孝先生の『上京花日』第7巻が発売になりました。コミックスの帯に記されているように、最終巻で遺作になります。

 


小学館ビッグコミックス 2013年11月4日初版第1刷発行

「・・・ご遺族の意向を尊重させて頂き、加筆修正はせず、
 病と闘いながら必死に描き続けた漫画を
 そのまま出版させて頂きました。」 とのことです。

巻末に「追悼いわしげ孝先生」として、片岡鶴太郎さんの特別インタビュー4ページが収録されています。(『ビッグコミック』2013.11.10号掲載)

また、特別収録作品「クズ鉄の街」「親父の目」「いつか親父になる日」の3編が収録されています。残念ながら初出のデータが掲載されていないのですが、絵柄から比較的最近の作品ではないかと思います。

※ウェブ上で探してみました。2006年から2008年にかけて『ヤングサンデー』に読み切りで掲載されたようです。(ブログ「情報中毒者、」など)

発売日は10月30日でした。すぐ近所の書店に買いに行ったのですが、置いてありませんでした。神栖市の書店に買いに行こうと考え、念のためにもう一度発売日を確かめていたら、なんとAmazonに予約注文してありました。すっかり忘れていました。

予約注文は発売日の翌日に届くので、昨日入手することができました。

このコミックスは『上京花日』の最終巻ではありますが、「最後の単行本」にしてもらいたくはないですね。まだコミックス未収録作品はたくさんあるので、ぜひ作品集の刊行をお願いしたいです。

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