アートな気分で田舎とふれあおう

よみがえれ、我が母校の木造校舎よ、ギャラリーに!
「西会津国際芸術村」と周辺の四季を写真と共に紹介します

じゅうねんかりんとう

2011-10-31 07:40:04 | 福島・東北を応援
南会津復興支援ツアーのお土産の袋の中に
じゅうねんかりんとう』が入っていました。

かりんとうって、甘いから好きじゃないんだよなぁ。
なんてあんまり嬉しく思っていなかったのですが、
このかりんとう、想像していた味と違うんです。

じゅうねんが入っているっていうだけじゃなく、
甘いってだけじゃなく、なんと塩味がついているのです。

これがいい塩加減で、一度食べたら止まらなくなる。
じゅうねんの香ばしさも、またそこに一味加わって、
甘いだけのかりんとうが苦手な私でも、後引きまくるほど。
これ、南会津に行ったら絶対お薦めのお土産です。

ところで、ホテルの夕食に『じゅうねん豆腐』が出た時、
東京の人に「じゅうねんて何?」と訊かれました。
じゅうねんはじゅうねん、何て説明すればいいの?
普通の胡麻とは違うし、じゅうねんの他にいいようがない。

しかし、かりんとうの原材料を見て初めて知りました。
“じゅうねん”て“えごま”のことだったんですね。

子供の頃から当たり前に“じゅうねん”て言っていましたが、
これって会津地方だけの呼び方なんでしょうか?





南会津復興支援バスツアー⑦(前沢曲家集落)

2011-10-28 07:41:10 | 福島・東北を応援


ちょっと日が経ってしまいましたが、続きます。

尾瀬を出て向かったのが、舘岩村の前沢曲家集落です。
昔ながらの古い町並みといえば大内宿を思い浮かべますが、
ここも文部科学省の重要伝統的建造物群保存地区なんだそう。





想像してたより、ずっと小さな集落でとても長閑でした。




あんまり時間がなかったので、集落の中は急ぎ足で歩いただけ。
なぜか撮影意欲がわかず、曲家の写真を全く撮っていません。
今にして思えば、せめて2、3枚は撮っておけば良かったかな。

集落への入園料が、最近300円かかるようになったそうですが、
田舎育ちの私からすれば、昔うちの近所にもこういう曲家はあったので、
「う~ん、入園料払ってまで・・・」というのが、正直な感想です・・・。




集落の周りは広い公園になっています。
(学校帰りの高校生が「公園ていったって何にもねぇべ」
みたいなことを言っているのが聞えてきました)

草刈?と思ったら、これ全部アヤメなんだそう。
夏に来れば、アヤメの花が見られるようです。








86歳だったかな?ミニサイズのワラジを造るおじいちゃん。
翌日はNHKが取材に来るって言ってました。





(2011年10月16日撮影)


南会津復興支援バスツアー⑥(尾瀬 その3)

2011-10-23 09:08:35 | 福島・東北を応援

お昼近くになると、人も増えてきました。

後ろを振り返ると、太陽の光にキラキラ反射して
先程歩いたときとは景色が表情を変えていました。





人が多くなると、木道が混み合ってきて足を止められない。
人が途切れた隙に、急いで後ろを振り返って写真を撮る。
それでも、例年に比べるとずっと人が少ないそうです。





ここでの自由時間はたった3時間半しかないので、
せっかく晴れてきたのに、ゆっくりしていられないのが残念。




来た時には下った道を、帰りはひたすら登り続けて展望台で一息。
往きには曇って見えなかった尾瀬沼が、顔を覗かせていました。
集合時間までに少し時間があったので、ここで休憩がてら昼食を。






雨が降らずに晴れたのは満足、でも時間が足りない・・・、
そんな気持ちで尾瀬を後にし、次の目的地へ向かいました。

今度は夏にでも、もっとゆっくり時間を取って来たいです。


(2011年10月16日撮影)


南会津復興支援バスツアー④(尾瀬 その1)

2011-10-21 23:45:10 | 福島・東北を応援

ホテルをチェックアウト時に、南会津の特産品のお土産と
昼食のおにぎり弁当を受け取り、2日目のハイキングの地、尾瀬へ。

夜遅くに雨が降って、朝方まで雨音が聞こえていたので、
天気がとても心配でしたが、どうにか雨は止んでくれました。

尾瀬ハイキングのスタート地点は、標高1700mの沼山峠。
ここから林の中の遊歩道を登って下って、大江湿原を通り尾瀬沼へ。



林の中を下りきると、いきなり目の前が開け湿原が広がっています。






まだ、午前中早い時間のせいか、人が少なくとても静か。
雨上がりの湿った空気が、幻想的な雰囲気を醸しだしていました。




尾瀬沼まで来ると、右手と左手に道が二つに分かれます。




私は、沼越しに燧ヶ岳を眺めたかったので、左の道へ。




しかし、燧ヶ岳は雲に隠れて、なかなか全貌を見せてくれません。




帰りの登り道にかかる時間を考慮し、三平峠で引き返すことに。




帰り道では、時間が経つにつれて青空が少しずつ広がってきて、
厚い雲に覆われていた燧ヶ岳がやっと顔を覗かせてくれました。



(2011年10月16日撮影)


南会津復興支援バスツアー③(ホテル)

2011-10-20 12:16:44 | 福島・東北を応援

安達太良山での時間を削られた分、どこかに寄ったりするのかな?
と期待したのですが、浄土平を出た後は一路宿泊地である南会津へ。

浄土平からホテル到着まで、延々とバスに揺られることなんと4時間。
これじゃあ、ハイキングツアーじゃなくてドライビングツアーだ!
(このツアーを企画した人は、福島県の広さを甘く見ていたのでしょうか?)

すっかり日が暮れた7時ちょっと前にようやくホテル到着。
予定では高杖高原にあるホテル泊ということだったけど、
同等クラスに変更になり、ここがいったいどこなのかもわからない。
辺りは真っ暗闇で、わかっているのは人里離れた国道沿いだってことだけ。

このホテルの名前は、「花木(かぼく)の宿」というらしいです。

ホテル到着後、部屋に荷物を置いたら7時からすぐにお食事。
これが、予想していたよりもずっとずっと満足な内容でした。



食事は和の会席料理で品数豊富、それでいて味も美味しい。
写真には写っていないけど、この他にイワナと湯葉の刺身や
抹茶塩で食べる天ぷら、なめこ汁なども・・・。
見えにくい位置にある焼き物は、イワナの塩焼き、
火の上のお鍋に乗っているのは柔らかな和牛です。

ここに地酒飲み放題(90分)が付くのですから、嬉しいですね。



南会津だけでなく、若松や喜多方、磐梯町など会津全般の銘柄がズラリ。
私たち(女性4人)のテーブルでは、せっかくだからと全種類制覇。
飲み放題なので流石に普通酒ですが、それでも飲み放題なのは有難い。

格安ツアーだというのに、食事はもちろんのこと部屋も温泉もいい!
ハイキングの短かさと、移動時間の長さに不満を抱いていた人一同、
このお宿のおかげで、随分と機嫌が回復し満たされた気持ちになりました。




夜には真っ暗闇だった外の景色、朝になったら紅葉の山に囲まれていました。
街の喧騒をはなれて、静かにのんびり過ごしたい人には癒される宿です
電波が届かなくて地上派のテレビが映らないという驚きのロケーション。
BS放送はわずかに見れますけど、ここに来たらテレビなんて必要ありません。

何棟かの離れもあるようなので、家族やお忍び旅行の人なんかにも良さそうです。



(2011年10月15日)


小豆温泉 「花木の宿(かぼくのやど)」


南会津復興支援バスツアー②(浄土平)

2011-10-18 21:48:43 | 福島・東北を応援

安達太良山を後にして、磐梯吾妻スカイラインの
ほぼ中間地点にある浄土平へ向かいました。

せっかく磐梯吾妻スカイラインを通ったというのに
標高が高くなるにつれ辺り一面に深い靄がたちこめて、
紅葉に色付いた山の景色がほとんど見えませんでした。
(途中、ちょっと雨も降っていたりして・・・。)



標高1600mの浄土平に到着。
添乗員からは、浄土平についての説明もなく、地図も貰えず、
ここでの集合時間は1時間後だと、言い渡されたのみ。
しかも、半端じゃないもの凄い強風が吹き荒れている。



福島県出身でありながら、浄土平を訪れるのは初めての私。
あまりにも風が強すぎて、あれこれ考える余裕なんかない。

とりあえず、目の前にある吾妻小富士に登ってみることに。



中腹から後ろを振り返ると、天気が悪いながらも綺麗な風景。



強風に自分自身が吹き飛ばされそうになりながら、
なんとかグッと堪えて踏ん張りカメラを構える。



こんな景色をゆったりとした気持ちで眺めることもできず・・・。



風に耐えながら、標高1707mの吾妻小富士山頂に到着。
直径約400mの火口の周りを一周できたらしいけど、
この時はとてもじゃないけど、気持ち的にそんな余裕なし。

あまりにも風が強すぎて、火口に近づくことさえ憚れるほど。
激しく吹きつける風に煽られ、火口底に落ちたら一貫の終わり。
へっぴり腰でしゃがんで、急いでこんな写真を撮るのが精一杯でした。

天気が良ければ、ここでゆっくりできたんでしょうが、
あとは強風から早く逃れたいと、山を降りるしかない・・・。

 

ああ、ここでもまた大いなる心残り。
風が吹いていなかったら・・・、もっと時間あったなら・・・。



浄土平にも絶対にまた来なきゃ!
吾妻小富士に登って火口一周するのはもちろんのこと、
一切経山に登って、そこから吾妻小富士の火口を上から眺めたい。


(2011年10月15日撮影)


南会津復興支援バスツアー①(安達太良山)

2011-10-17 07:41:14 | 福島・東北を応援


紅葉を見ながらハイキングができ、その上、南会津の復興支援にもなる。
会津の地酒飲み放題付!という、とってもおいしいツアーに参加しました。

南会津復興支援といいながら、1日目の旅程はなぜか中通りの安達太良山。



土曜日の天気予報は「曇り時々雨」ということで、雨は覚悟の上。
しかし、想定外にもこの日は風がとっても強かったのでした。

というわけで、安達太良山へのゴンドラが運転見合わせで、
あえなく安達太良山ハイキングは中止となってしまいました。
予定では、紅葉の大パノラマを眼下に登って行って、
山頂付近をハイキング、となるはずたったのに・・・。



その代替案が、「あだたら渓谷自然遊歩道」ハイキング。



まだ、あんまり紅葉していないのでは?と懸念したけど、
予想以上にそれなりに赤や黄色に色付いていました。

そしてここは渓谷というだけあって、次から次へと滝が・・・。











手持ち撮影の為、せっかくの滝も中途半端にしか写らない。
まあ、目的はあくまでもハイキングなので仕方ないです・・・。

この遊歩道も綺麗だったけど、安達太良山ハイキングと比べると、
やっぱり物足りない感が強すぎて、とても残念でなりません。
しかも自由時間を1時間減らされ、たった1時間しかなかったし。





今回のリベンジの為に絶対にまた来るぞ!


(2011年10月15日撮影)



やっぱり生はいい!

2011-10-14 22:59:57 | 会津帰省日記etc・・・

10月10日の午後、西会津国際芸術村から会津若松へ。

野口英世青春通りは、なにやらフェスティバルで大賑わい。




フェスティバル終わりの頃、後片付けが始まった通りで、
何故かある場所だけ人だかりができている、と思ったら、
とあるカフェバーの前で、ジャズのライブをやっていました。

ボーカルの女性は、ハスキーボイスでかなり聴かせる歌声です。
(毎週土曜日に、このお店でライブをやってるそう。)




芸術村のイベントや若松のフェスティバルで
すっかり生に酔いしれていたところ、
東京に帰ってからも早速生に遭遇しました。

浜松町の世界貿易センタービルの前で、ジャズライブ。
会社帰りに足を止めて、思わず聴き入ってしまいました。

生野菜、生魚(刺身)etc・・・、何かと生好きの私ですが、
やっぱり音楽も生がいいと、ここ数日で改めて実感しまくりです。


アートの力でよみがえれ、FUKUSHIMA!(3日目)

2011-10-14 07:42:04 | <イベント>西会津国際芸術村

3日目は、「草木織り体験コーナー」をやっていました。



地元で採れた草木を使った織物作りを体験するコーナーです。
私は見物しただけでしたが、その辺に生えている草木から
このような織物が作れるなんて、かなり興味深かったです。



わざわざ東京(沖縄?)からお越しくださった先生↓です。


この日私は東京へ帰る為、ここで時間切れ。
その後、一枚の紙からつくるオリジナル明かりづくりの
「アート体験コーナー」などもあったようです。

それと、10月8日と9日の2日間は、
地元西会津産のミネラル野菜市がありました。
採れたての新鮮野菜やキノコなどがお安く買えるので、
毎年この野菜市が楽しみのひとつでもあります。



(2011年10月10日)



今年は震災があり、公募展を中止にしようという話もあったそうです。
しかし、福島の復興を願って開催された今年の公募展は大成功!
こうして芸術や何かを通じて人々の心が繋がっていくのは嬉しいですね。

福島の小さな町にあるこの芸術村が、これからもアートを通して
人々の心の架け橋になることを、心から応援しています。

芸術村のスタッフの皆さん、お疲れさまでした!
13日で公募展が終了しましたが、また搬出が大仕事。
頑張ってください!