アートな気分で田舎とふれあおう

よみがえれ、我が母校の木造校舎よ、ギャラリーに!
「西会津国際芸術村」と周辺の四季を写真と共に紹介します

蔵とラーメンの街 喜多方 (その1)

2011-05-28 09:43:19 | 会津フォトギャラリー

またしてもGWに逆戻りします。

5月6日、観光客しに喜多方を訪れました。
子供の頃から喜多方には何度も行ったことがあるけど、
観光客としてこの町に行くのは初めて。

『蔵の街』だとか、『ラーメンの町』だとかって
全国的に有名になったのは、私が東京に出た後。

「喜多方って、あんなに観光客来てるけど、
ラーメン以外に何か見るところあるの?
『蔵の街』ってどこのこと言ってるの?」
母にそう尋ねると「喜多方になの、なんにもねぇ」。

見るとこなくてつまらなかったら、午後から若松に行こう。
あまり期待しないで、喜多方へ出かけました。

ところが・・・、最初に謝っておきます、喜多方に。
ごめんなさい、見るとこ何にもないなんて言って。
見るとこ沢山ありました。とてもいい町です、喜多方!

町の大きさも、主な見所は自分の足で歩けて丁度いい。




昭和58年に廃止された日中線の線路跡を利用したサイクリングロード。
丁度この時期、3kmに渡るというしだれ桜の並木道が
かわいいピンク色に彩られていました。




 

全国的にも例をみないという、お寺の本堂も蔵造りの安勝寺。


蔵を珍しいと思わなかった子供の頃。
当たり前の街並みとして映っていたのかもしれません。
学生時代よく文房具を買ったお店も今改めて見ると蔵。
観光用のお店に改装した蔵も多いようだけど、
観光マップ片手に町を歩いてみると、本当に蔵、蔵、蔵。
蔵以外にも立派な古い建物が残っているので、
意識しながら歩いてみると、とても楽しい町ですね。



 



 



 

 

 

 

 

 


ポストの上にも蔵、NTTも蔵造り。

 

結局、若松に移動することなく、8時間近くも歩き回りました。


(2011年5月6日撮影)


<つづく>


磐越西線の車窓から

2011-05-26 07:39:32 | 会津フォトギャラリー

野沢~会津若松間の風景を、車窓から撮ってみました。



野沢駅にやってきたのは短い2両編成の列車。
後ろの車両は冷房が入らないとのアナウンス。
そのせいか、私が乗った2両目の乗客はほんのわずか。

冷房が入らないからといって暑いわけじゃないけど、
窓を開けて春の風にあたりながら流れる風景を眺めました。

 

普段は曇ったガラス越しに眺めていた風景を窓を開けて見ると、
今まであまり気にしなかったものが目に入ってきたりします。

ああ、こんなところからも飯豊山が見えるんだ。
桐の花が満開。なるほど、花札の桐と同じ形だ。



撮り鉄に人気の山都の鉄橋の上からの眺め。
この列車の写真を撮っている人もどこかにいるのかな?



もうすぐ会津若松、磐梯山が見えてきました。
雲がなんだか、磐梯山が吐き出した煙みたい。



「ふれあいの郷 会津村」の会津慈母観音様と磐梯山。
観音様は御身丈57mあるので、遠くからでも目立ちます。

そして、野沢から1時間弱で会津若松に到着。
昔は長く感じたこの1時間。今では短く感じるから不思議。
前の記事に書いたSL(C57)の試運転に遭遇したのもこの時。

最近は車移動が多いけど、やっぱり列車の旅っていいものです。
鉄っちゃん(乗り鉄、撮り鉄)の気持ちが少しわかる気がします。
私もだんだん鉄子の仲間入りかな?(~_~;)


(2011年5月24日撮影)


あじさい

2011-05-26 00:13:02 | <Photo>西会津国際芸術村と、周辺の四季

ここ数日で、ずいぶんと変わってきました。



田んぼに水が張られ田植えが終わり、
茶色だった山が黄緑色になりました。


 

いつもはGW中に咲くツツジの花が、ようやく満開。


 

タンポポの綿毛も今が盛り?


 

まだ色はないけど、いつの間にか
あじさいの花が咲いています。




そうか、ようやく春がきたばかりなような気がするけど、
もうすぐ6月、梅雨の季節ですものね。


(2011年5月24日撮影)


SLばんえつ物語(貴婦人試運転)

2011-05-25 08:05:16 | 会津フォトギャラリー
その後、D51にお目にかかれたかというと・・・、
意外なところで遭遇しました。

会津若松から野沢に向かう1時下りの列車に乗っているときのこと、
塩川駅で何分間かの上り列車の待ち合わせがありました。
長いな~、なんて思いながら待っていると、
なんと隣りに入ってきたのはD51だったのです。

お~、予想外のご対面に大感激!
しかし、あまりにも近すぎて、これまたD51の迫力はわからず・・・。


で、昨日塩川駅で、またしても予想外な遭遇が。
今度は会津若松行きの列車に乗っているときだったのですが、
塩川駅のホームに入る手前で列車が停まってしまいました。
暫く動かない、なんでだろう?と窓から前方を覗くと、
あれ?なぜか、隣りのホームにSLが停車しています。

 
平日なのに、なんでSLがいるの?
しかも、近づいてみるとエンブレムは貴婦人(C57)のもの。


動いている列車の中から、必死でシャッターを切ったけど、
あれ~、肝心な貴婦人の顔が写っていない・・・。



私が乗った列車に遅れて、後から若松駅に到着した貴婦人。
すぐに出発して新潟方面へ折り返して行きました。


(2011年5月24日撮影)



若松の駅員さんに訊いたところ、この日は6月運行に向けての試運転だそう。
改札を出ちゃった後だったので、改札の外から障害物(柱)を避けて
どうにか貴婦人の顔だけ写すことができました。

6月からは、通常通り貴婦人が走ることになるので、
磐越西線でD51を見られるチャンスは、今週の土日だけです。



<おまけ>

 

D51とすれ違った時、D51の中からこちらの列車の
写真を撮っていた人が何人かいました。
電車を降りてから気づいたのですが、
こんな可愛いエンブレムがついていたのですね。

キハE120-1、この辺を走っている古い車両に比べると、
ずいぶん派手で新しくて、ちょっと景色に馴染んでいない?

(2011年5月21日撮影)

D51ばんえつ(撮り鉄)物語

2011-05-25 00:31:42 | 会津フォトギャラリー
GWの写真をアップしきれないうちに、
どんどん日が経ってタイムラグが大きくなってしまう・・・。
それでもまだまだ、GWネタで頑張ります。


磐越西線では、4月から休日に新潟~会津若松間をSLが走っています。
そのせいか、カメラを抱えた人をかなり多く見かけるようになりました。

撮り鉄さんたちは、列車の写真を撮るのが目的なので、
普通の観光客が行かない、山道や田んぼ沿いの道など、
一見何もない場所にいらっしゃいます。

特に、山都駅に近い鉄橋を入れた風景が撮り鉄さんに有名な場所。
しかし、西会津にも人気の場所があるのですよ。


辺り一面田んぼだらけの、こんなありふれた田舎の風景。
それが、今や全国的に有名な場所となっているらしいです。
ポイントは、バックに見える雪を頂く飯豊連峰にあります。

5月7日の温泉&買い物帰りに、そろそろSLが通る時間だから、
ちょっと寄って写真でも撮っていくか、なんて軽い気持ちで脇道に入ってみたら・・・。

 

うわぁ~、なんじゃこりゃ~~~!
田んぼと田んぼの間の農道には、県外ナンバーの車がズラリ!
そして、その向こうには、三脚立てたカメラマンがズラリ!!
(写真は一部分しか写っていないけど、実際はもっと多い。)

場所取りの為、随分前から待っている人がいれば、
新潟の方からSLを追いかけて来たのか、
列車が通り過ぎる時間スレスレに駆けつけてくる人もいる。
遅く来る人は、いい場所がないのを承知のうえなのか、
2m以上もあろうかという三脚に脚立持参。
まるで報道カメラマンのよう、ぬかりありません。

宇都宮ナンバーの車から降りてきたおじさんが言うには、
これでもこの日はまだ少ない方なんだとか。
GWの3連休(3、4、5日)はもっと凄かったらしい。

こんな田舎にも撮り鉄さんが来るようになったのは知っていましたが、
まさかこれ程多くの人がやって来るまでに有名になったとは、驚きです!

今年は5月末までD51が走っているので、よけいに人が多いのかも。


三脚を並べた本格的な撮り鉄さんたちに混じって、
手持ち撮影でにわか撮り鉄の私も、走っているSLに初挑戦。
(停車中のSLを撮ったことはあるけど、走っているのは初めて。)

待ち時間のわりには、あっという間に走り去ってしまいました。
貴婦人に比べてD51はどのくらい迫力あるのか見たかったはずが、
カメラのファインダーごしだったので、全くわからず・・・。
あ~、次回見ることができるなら、今度はちゃんと肉眼で確かめたい。

写真の出来栄えはというと、今ひとつです。たぶん、ぶれてるし・・・。

あっけなく去っていったD51に、サービスが足りないと不満の声も。
どうやら蒸気をはいてほしかったらしいです。
確かに、蒸気が上がった写真の方が、迫力があって絵になりますもんね。

その後皆さん、三脚をたたんでカメラをしまって去って行ったようですが、
SL追いかけてただ通り過ぎるだけじゃなく、
野沢で味噌ラーメンでも食べてってくださいね。


(2011年5月7日撮影)



<おまけ>


【柳津駅(只見線)前にあるSL】

(2011年5月7日撮影)



【喜多方の日中線廃止跡にあるSL】

(2011年5月6日撮影)



5/21~22「フラガール全国きずなキャラバン」

2011-05-21 07:06:17 | 福島・東北を応援

スパリゾートハワイアンズのフラガールによる、
震災復興への願いをこめた「フラガール全国きずなキャラバン」
初の一般向け公演が新宿高島屋で開催されるそうです。


■フラガール全国きずなキャラバン(初の一般向け公演)

【日時】
 5月21日(土)(1)13:30~ (2)15:30~ (3)17:00~
 5月22日(日)(1)12:00~ (2)13:30~ (3)15:00~ (4)16:30~ ※各回約30分

【場所】新宿島屋1階JR口特設会場 

【出演】スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム(フラガール)15名

【内容】フラ&タヒチアンダンス、“きずな”メッセージ募集、フラガールとの記念撮影会など


詳しくは、スパリゾートハワイアンズのブログでご確認を。



見に行きたいけど、私はこれから西会津へ帰ります。
今度また東京でやる時には、見にいきたいです。


東京もaveが元気にすっぺPresents vol.3 & vol.4

2011-05-21 00:55:27 | 福島・東北を応援

福島の唄うたい、ave(エイヴ)さんの東京ライブに、2日連続で行ってきました。


初日5月18日の会場は、高田馬場のライヴハウス四谷天窓.comfort。
この日の出演者は皆福島の血が流れていて、会津若松で活動している渡部尚樹さん、
父親が福島出身という藤田悠治さん、紅一点喜多方出身の愛隣さん、
そしてトリに福島からやって来た主役のaveさん。

私はというと、会社の福島県人会のメンバー1人+その友人長野県出身2人と
セルビア人の友人、全部で5人で聴きに行きました。

aveさんはいうまでもなく、初めて聴く他のアーティストの方々の歌にもうっとり。
先月のライヴの時もそうでしたが、お目当て以外の人の歌を聴いてその人達も好きなリ、
また聴きに行きたいと思うようになる。
セルビア人の友人は、トップバッターの渡部尚樹さんの声を、いたく気に入っていました。
彼、歌だけじゃなく、口下手で純朴なところもまたいい味出しています。

その友人と一緒に、ライヴ終了後の打ち上げにも少しだけ参加。
歌を聴くだけじゃなく、アーティストや他のお客さんともお話できるのもいい。


翌日5月19日の会場は、高円寺にあるCAFE indian summer。
出演者は、藤田悠治さん、雲ノ子、代々木原シゲルさん、そしてaveさん。

この日の私のお目当ては、ライヴを聴くことだけじゃなくて、
aveさんがきっかけでお互いのブログを通して知り合った、
いわき出身京都在住のよりさんとお会いすることにもありました。

実は、この日(19日)夕方からの仕事で、須賀川に出張してもらえないかと、
いきなり前日に言われたのですが、お断りしてライヴを優先しました。
こう書くと、仕事よりもプライベート優先かよ?と思われるでしょうが、
私の担当外の案件だし、私は私の仕事で忙しい、
担当者がいるのに私が行く必要はないだろうってことです。
須賀川ときいて行ってもいいかなと頭を過ぎったりもしましたが、
一緒に行く担当者が面倒臭い相手だったこともあり、やっぱりやめときました。
それに、前からの約束は守らなきゃいけないですからね。


 
前日のライブにも出演した、福島とのハーフ藤田悠治さん(左)。
先月のライブにも企画者として出演していた雲ノ子の2人(右)。
雲ノ子すみません、角度がきつすぎてちゃんと撮れてません。

 
噂では聞いていて、是非聴きたいと思っていた代々木原シゲルさん(左)。
予想していたよりずっと若くてビックリしました。
そして、この日もトリを務めた主役のaveさん(右)。
相変わらずの迫力ある歌声と、新曲の『福島人』に感動しました!


会場いっぱい使ってのパフォーマンスで、会場全体大盛り上がり。
動きのある写真が苦手なので、私の未熟な腕では、
残念ながらその雰囲気が伝えられませんが・・・。


そして最後は、aveさんがライヴの一番最初に歌った
『福の歌~頑張っぺver.~』をみんなが参加して熱唱。


2日目の方が、アーティストとお客さんとの距離が近くてアットホームな雰囲気。
ライブ終了後もそのまま残って打ち上げに参加したかったけど、
始まりが1時間遅かった分、ライブ終了も11時近くと遅い。
なので、この日は会場で少しだけ余韻に浸っただけで家に帰りました。
翌日は仕事なので、中途半端に参加してまた終電逃すと大変ですから。

aveさん、そして他のアーティストの方々、2日間楽しませてもらってありがとう。
またいっぱい元気をもらいました。(出張断ってよかった。)
来月も聴きに行きたいです。

あ~、それにしても、もっと明るいレンズが欲しい。
一応、許可をもらって写真を撮らせてもらっているんだけど、
暗い会場内ではなかなか上手く撮れない。
(レンズのせいじゃなくて、腕のせいも大いにあり?)
それと、静かな曲の時には、歌っている本人、聴いているお客さんの
迷惑にならないように気を使うので、シャッター切る瞬間が難しい。
かといって、賑やかな曲は被写体がぶれちゃうし・・・。
まだまだいろんな意味で修行が必要ですな。


芸術村周辺の春

2011-05-19 07:40:45 | <Photo>西会津国際芸術村と、周辺の四季

5月5日の芸術村の近所の風景です。
例年よりも遅い足音ですが、
確実に春がやってきていました。



GW前半は、雨が降ったり曇りだったり、
晴れていても空がかすんでいたり・・・。
後半はようやく青空の日が続き、
飯豊山が綺麗にくっきり見られるようになりました。


 

プラムの花は、このときが満開。
プラムって、枝のつき方が面白いですね。


 

小学校の裏庭には、まだ水芭蕉が咲いていました。
庭の木蓮は、ようやく咲き始めたところです。




3色の柏餅を親戚からいただきました。
(前日にいただいたので、柏の葉がちょっとしおれぎみ)
子供の日に柏餅を食べたのって何年ぶりだろう。


(2011年5月5日撮影)


西山温泉&喜多方ラーメン渋滞&柳津温泉

2011-05-18 06:21:50 | 会津フォトギャラリー

5月3日には、お隣り河沼郡にある柳津町の西山温泉へ。
西山温泉は、柳津の中心から車で約20分のところにあります。

西会津の黒沢地区から、柳津の町中を通らずに行ったのですが、
数日前に降った雪がところどころにまだ残っているという、
なんとものどかな山間の村落を車で走りました。

西山温泉は初めて。どこに行けば日帰り入浴できるのか?
なんとなく感で辿り着いたのが、山の中腹にある“せいざん荘”。
一回入浴300円、ゆったりとした気分で露天風呂につかれます。


帰り道は、柳津の町中を通りました。


(柳津発電所)

東北電力の初代会長だった白州次郎の言葉を刻んだ記念碑。

「この発電所の完成は地元の人々の理解ある協力と、
東北電力の社員の不朽の努力なくしては不可能であった、
その感激と感謝の記録としてこれを記す 白洲次郎」



(福満虚空蔵尊と只見川)

 
(柳津といえば、只見川に架かる赤い橋)


お昼には、ラーメンでも食べようと喜多方へ。
踏切が閉まり、SLが通り過ぎ、踏切が開き・・・、
しかし、車は一向に前へ進まない。

もしかして、これって踏み切りのせいじゃなくて、
思いっきり喜多方の町中が渋滞していたりして!?

案の定、人気ラーメン屋の前はどこも凄い行列です。
車は県外ナンバーばかり(うちの車もですが・・・)、
歩いている人は皆、観光マップかラーメンマップを手にしている。

いつもはこういうのが嫌で喜多方のラーメン屋は避けていました。
でも、この状況下なら・・・、なんていう考えが甘かった。
GWの真っ只中の5月3日、もしかして世間では
私達が思っていた以上に福島応援ムードなんだと実感。

ラーメン食べるのに1時間も2時間も待つ気はしない。
ってことで、早々に諦め別な町で食べました。


(大人気店のひとつ“まこと食堂”の行列の一部)


日が変わり、5月7日は柳津の温泉“月見ヶ丘町民センター”へ。
ここの温泉も、日帰り(一回)入浴300円と安いです。

西山温泉の“せいざん荘”に比べると古さが気になるけれど、
浴室の窓からの眺めは、まさしく絶景!

大きな窓の外には桜の木、そしてその向こうには赤い橋と
ゆったりと流れる只見川。という申し分ない景色が広がっています。
桜の満開は過ぎていたけど、舞い散る花びらを眺めながら
ゆっくりと温泉につかるのも、また風流なり。


(“月見ヶ丘町民センター”のロビーからの風景)

う~ん、窓が開かないし、橋も川も中途半端にしか入らない。
浴室からの眺めのような、絶景とはいきません・・・。

 
(敷地内の、良寛和尚さまの銅像)

柳津も若松同様、子供の頃の遠足の定番コース。
ここ近年、やっとこの町の良さがわかってきました。
東山温泉よりもよっぽど温泉情緒があると思うし、
なんといっても、奥会津ののんびりした景色と空気がいい!