にせ悟空の麻雀道中記

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役牌は一鳴き?二鳴き?

2005年07月31日 18時13分20秒 | 戦術・攻撃編
自分は一鳴き派である。
打点が必要な時、染めるか否か等、手牌の方向性があいまいで様子を見たい時はこの限りではないが。

理由は見逃したところで大きなメリットがあるとは思えないからだ。
最後の一枚をツモって暗刻にするのも、面前で最終形をシャボにしてリーチするのもそう現実的ではない。
どうせ二枚目が出たら鳴くわけだし。
二枚目を早く鳴ければいいけど、終盤まで山の中や、最悪王牌の中なんてことも十分ある。
正直、スピードが遅いのだ。

役牌のみなら1000点だが、それ以上に相手の手を蹴るという意味がある。
自分が満貫、跳満の手を育てている時に他家が役牌をポンするのはすごくイヤだと思う。
役牌一鳴きは地味ではあるけど、実は非常に攻撃的な戦術なのである。

愚形と浮き牌の捌きについて

2005年07月31日 18時08分44秒 | 戦術・牌効率編
効率よくあがりを目指すためには、愚形ターツを処理していくことも大切になってくる。
よくあるのがペンチャンの処理だが、浮き牌とどちらを残していくかで迷うこともあると思う。
12と8があった場合、どっちを切るべきか?また、7ならどうか?
自分の基準は8なら8を切り、7なら12ペンチャン落としである。

理由だが、12の有効牌は3と4(あと、12引きで雀頭候補になる)。
8だと、679だけど、9ならペンチャンになるだけなので、実質は67だけと思って良い。
この場合、7でリャンメン、6でカンチャンだが、12と実質的受け入れ枚数は同じ。
しかし、12なら3引きで面子化できるのに対し、8なら7でもまだリャンメン。
カンチャンへの移行は価値が同じなので、その分12の方が有利になる。

12と7だが、7の場合、面子化には時間がかかるが5689の受け入れがある。
最終形であがりやすく、ピンフの可能性もあるリャンメンへの変化があるため、この場合は7を残し、ペンチャンは落とすべきだ。
急がば回れ。これは34567の浮き牌に共通して言えることだ。

では、24のカンチャンと7の浮き牌ならどうか?
これは状況によっては難しいところだが、スピード優先なら7を切りたい。
7がカンチャン化する59引きは置いておいて、68引きでリャンメンになる。
しかし、24カンチャンなら、3で面子化、5でリャンメン化のため、浮き牌7より有利になる。
35カンチャンなら、2の受け入れがある分なおさら有利だ。

ただ、このケースとは別に24カンチャンか、別の色の浮き牌4と7みたいな状況もあると思う(特に序盤)。
一概には言えないが、この場合は24カンチャン落としもありだと思う。
47が攻撃に有利なリャンメンターツに変わる可能性が高いからだ。

リーチは最強の役

2005年07月30日 20時10分17秒 | 戦術・攻撃編
ロン2で観戦していると、せっかくテンパってもダマのままにしている人をよく見かける。はっきり言ってもったいない。
テンパってダマにすべき場面なんて非常に少ないからだ。
リーチは非常に攻撃面でのメリットが高い。
まず少なくとも打点が倍になる(5200以上は別だが)。しかし多くの場合、あがり率が半分になることはない。
その上、裏ドラや一発、他家のオリによるツモの効果でさらに打点の上乗せが期待できる。
ここでは、ダマの人も多いがリーチすべき状況を挙げてみる。ここでは全て先制リーチの場合としているのでそのつもりで。
以下のハン数はリーチをかける前のハン数。
★は絶対にリーチしたほうがいい場面である。

○好形、愚形の役なし
★好形、愚形ドラ1の役なし
★役なしドラ単騎待ち
○好形、愚形の1ハン(1000、1300等)
○愚形の2ハン(2600等)
★好形の2ハン(2000、2600等)
★好形、愚形の役なしドラ2
★3ハン30符(3900)
★好形、愚形の役なしドラ3

ほとんどリーチなの?と突っ込まれそうだが、実際ほとんどリーチでよいw
一発裏ありなら、ダマよりは即リーのほうが圧倒的に強い。
ちなみに自分は★で先制、あたり牌が残っている状況なら、全く考えずにリーチを打つ。多くの場合において、ダマより期待値が高いことは間違いないからだ。

ここまでリーチのメリットばかりを挙げてきたがもちろんデメリットもある。
以下はリーチすべきではない場面だ。

○好形3ハン40符(5200) リーチされたら追っかけるのはあり。現物、スジで待てるならダマ。
★愚形3ハン40符(5200) あがり率と、打点増加のバランスが悪い。引っ掛けを除く。
★4ハン
○中張牌の頭待ち 効率のいい待ちに変わってからリーチでよい。

くっつきテンパイ

2005年07月30日 19時25分01秒 | 戦術・牌効率編
好配牌や喰い仕掛けからのイーシャンテンでは、雀頭と3面子が既に確定している、いわゆるくっつきテンパイになることがよくある。


二萬三萬四萬四萬五萬六萬九萬九萬三索七索八索九索四筒七筒
23445699m 3789s 47p

から何を切るかだが、ここは4pを切るべきだ。

序盤であれば、手牌を内へ寄せるために456より先に37から切っていくが、
このような場合では37の浮き牌を一番大切にしたい。
理由はテンパった時の攻撃力、処理する時の守備力共に37の方が上だからだ。
3ならリャンメン1-4、2-5、カンチャン2、4待ちでのテンパイになるが、
4ならリャンメン2-5、3-6、カンチャン3、5で待つことになる。
ここでは僅かではあるが、あがりやすい選択をしよう。

リーチの補足

2005年07月29日 20時23分31秒 | 戦術・攻撃編
前項で絶対リーチすべき場面を挙げたが、その中でもダマ2000、2600、3900で好形なら、ダマはむしろ悪手である。
自分の場合、他家がそういうあがりをすると、正直「助かった」と感じる。
リーチの場合に比べ、怖さが殆どないあがりだからだ。

ダマで2000、2600なら、リーチをかけて流れた時のノーテン罰符と同じである。勝ちたいなら、そんなしょうもないあがりを拾う小さい麻雀はやめよう。

特に2000、2600はリーチを打つことで、裏ドラ等含めた期待値が3倍近くになる(2000はほぼ3倍)。
オリられたところでツモればいいだけだし、向かって来ればなおいい。先制好形リーチはあがりやすさにおいても非常に強いのだ。

レートを上げる打ち方

2005年07月29日 18時19分36秒 | 戦術・全般
自分はレートに最大のウエイトを置いているけど、その上で自分が気をつけていることを書きたいと思う。
ロン2は完全順位戦ではなく、収支によるレートへの影響もある。

ここで大切なのは、ダントツでも先制なら点棒を上乗せしにいくということだ。
ピンフドラ1、タンピンドラ1で先制の場合なら迷わずリーチを打つ。
リーチして7700なら追っかけも全然あり。
トップでなく、大トップを狙うことがレートの上昇に繋がる。
順位の見えてくる終盤においてはこの限りではないが。

逆にラスの場合はどうするか?
極力3位以内を狙う努力をすべきであるが、どうしても無理ならラス確でもあがるべきだ。
自分があがれば僅かでも点棒収入と、他家のあがりを蹴ることにより、支出を回避することができる。
逆転できるのに狙わないラス確はダメだが、逆転転不可能な状況でのラス確は全然ありである。

ラス確はマナー違反とか言う輩もいるが、
俺は他人のために麻雀を打っているわけではない。
他人の迷惑とかいう訳の分からない理由で、自分に不利な打牌をする必要は全く無い。

「何切る問題」は重要ではない

2005年07月29日 11時44分51秒 | 戦術・牌効率編
麻雀戦術書やネット上で複雑な何切る問題をよく見かけるが、強くなるという目的でやるならはっきり言って時間の無駄だ。

理由は
①そもそも何切る問題になるような場面はごく稀である
②その稀な場面で選択を間違えたところで、麻雀には結果オーライがある

①は普通に考えれば分かると思うが、②についてはたかが受け入れ枚数数枚の差なら長い目で見ても、そう大きな差にはならない、ということだ。
また、何切る問題では上級者でも意見が割れることが多々ある。
囲碁将棋と違い、明確な答えが無いのだ。
これらの理由から、何切る議論って不毛だなあ・・・といつも感じてしまう。

ただ勘違いしないでほしいが、224466から何を切るか?とか
答えのはっきりしているセオリー的なものとかはきちんと抑えておくべきだ。
こういうのは「何切る」でなく「定石」とも言うべきものなので。

戦術・牌効率編やセオリー研究ではこういった「定石」を多数とりあげているが
それらを間違えずに実行できれば「何切る」で悩む必要は無い。

「絞り」について

2005年07月29日 04時37分48秒 | 戦術・守備編
麻雀を打っていると「絞らない奴はヘタ」「キッチリ絞る奴が上手い」等の発言をする打ち手によく出会う。
これって実際はどうなのか?ハッキリ言って、あまり絞りの効果は無いと思われる。
全くと言っていいほど絞らない俺でもそこそこの結果は残せてるから。

絞りって、あるかどうかも分からない相手の役牌対子を恐れて自分の手を遅らせる行為。それって他家を喜ばせるだけだと感じる。
絞っているうちに他家が役牌を重ねることだってあるわけだし。
あげくの果てには絞った役牌をご丁寧にリーチに一発で切って放銃している。
正直これはみっともない。

まあ、自分も絞らない方が絶対に得とは言い切れないけど。
どっちでもいいけど、絞らない方がやや有利じゃないの?くらいの感じかな。
少なくとも、絞る方が圧倒的に有利ってことはない。
でも、絞ろうが絞るまいがどっちでもいいのなら、絶対に絞らない方がいいんだよね。
理由は効果が無いものに神経を使うのは意味が無いから。
どうでもいいことにあれこれ考えるくらいなら、シンプルにまっすぐ打った方がいい。

てなわけで、「絞る奴は上手い」という古い理論からは早く抜けることをお勧めしたい。

もちろんオーラスあがりトップとか特殊な状況下ではその限りではないけどね。

手替わりを待つな

2005年07月28日 20時47分38秒 | 戦術・攻撃編
一萬三萬六萬七萬八萬四索五索六索八索八索三筒四筒五筒八筒 ドラ三筒
13678m 45688s 3458p ドラ3p

ここでは8p切りテンパイが普通だが、4m引きの手替わりを待ってダマにする人もいると思う。
だが、ここは即リーでいい。理由は数順のうちに4mを引くことがあまりに非現実的だからだ。
残り12順としても引けずに流局してしまうことの方が多い。4mを引いて、しかもあがりきるのは稀なケースである。
また、引いてくる確率は4mも2mも同じだ。半分は2mを先に引いてくる。
その時、リーチしていれば4000、裏で7900だが、ダマならたったの2000でしかない・・・
5m引きの手替わりもあるが、カン4mの愚形でリーチにもいきづらい。


二萬三萬七萬八萬九萬三索三索六索七索八索七筒八筒九筒北 ドラ七索
23789m 33678s 789p 北 ドラ7s

この場合も、9s引きを待つ必要は無く、即リーでよい。
ここではダマにしても、9sを引いてからのあがりはもはや夢でしかない。
9sより先に14mでツモあがるケースの方が多いし、何より出あがり可能なため、先に9sを引けるケースはほとんどないのである。
10回に1回もないくらいだろうか。
遠い夢より現実を追いかけよう。

裏目を気にするな

2005年07月28日 18時21分49秒 | 戦術・全般
麻雀を打っているとどちらでもよい判断が裏目に出ることがよくある。
例えばチートイツで發か白、どちらで待つか迷って發待ちでリーチ、次順のツモは白…
てな感じで。

これははっきり言って悔しいが全く気にすることはない。
次順白をツモってくるという明確な根拠があれば別だが、そんなことは超能力者でなければわからない。
もちろん同じ確率で次順發ツモもありえる。
ここで白で待つべきだったと言うのは結果論以外の何物でもない。

また 
一萬二萬三萬六萬七萬八萬三索四索七索八索一筒一筒四筒五筒
123678m 3478s 1145p

この牌姿で36pが場に5枚見えていたとする。
ここは当然45pを落とすしかないのだが、嫌った36pをツモってくるなんてこともよくある。
これは裏目ですらないので、本当に気にする必要はない。
正着手を打っている限りは結果がどうであれ、問題はないからだ。

このような仕方ないことをいちいち気にしていては、精神衛生上よろしくないし、その後の打牌にも影響する。
結果でなく、過程を追いかける精神的に強い麻雀打ちになろう。