まずは画像の対戦者Rを見て欲しい。(打牌の場面はとりあえず置いておいて)
なんとも豪華な面子である。
段位も自分を含めて四段二人、三段二人。
マッチングがあるので時にこのようなレベルの高い卓が立ってしまうのが道場の魅力でもある。
東1局の8順目、下家の親にこの手が入る。
ツモ
ドラ
ここで親は打9sの5800ダマを選択し、同順上家がツモ切りで
を放銃。
あれ?と思い、親の成績を確認するとリーチ率20%。
9sツモ切りリーチで5-8s待ちになるのを嫌ったのか、この後何かをカラ切りしてリーチするつもりであったのか。
何にせよ、普段であればリーチを打っていたであろう場面、このあがりがこの半荘を象徴するようなあがりとなった。
とにかくみんな早い早い、ダマや仕掛けをフル活用しあがりに向かう。
小場のバランスはなかなか崩れず、オーラスの点差は
親の自分30700 下家30500 対面29100 上家29700。
全員があがりトップといっても過言ではないほどの僅差。
1000点でも順位が大きく変わる。
結局対面が上家からトイトイ役牌の5200をあがり終了。
自分は2位だった。
しかし、この一戦、打っていて本当に面白かった。
正に一打一打に意味があるというのか、全員の動きを全員がケアするような張り詰めた空気の中で打つことができた。
自分は字牌はあまり気にせず切るタイプだが、この面子ではそういうわけにもいかない。
こういう麻雀をまた打ってみたいものである。
来月あたりから?、リーグ戦が始まるが、何とか盛り上がってこんな面子で打てるといいなあ。
で、画像の場面だけど、ちょうど上家から7pが出たところ。
自分はこれをチーし、ダブ東と中の王手飛車(ダブルバック)とした。
理由としては
①安目5800、高目11600と打点は十分。
②見逃して役牌を鳴く場合、中が先に出ると5800確定でつまらない。
③面子的に東を鳴けてもドラそばは出にくい気がした。
④ここまでかなり早い面子であり、速攻勝負と考えた。
④が一番大きな理由だったかもしれないが、自分は鳴きテンパイを選択。
デメリットとして、ドラを他家に見せてしまうことに鳴いてから気付いたが、それはメリットに比べればそう大きくはないだろう。
しかし、このチーで自分に本来入るはずだった4pが下家に流れ、次順もキー牌が下家に入りリーチが来る。
結局は自分が5200を放銃。
この一局で自分は独走のチャンスを逃した。
もちろん、4pが流れたことは結果論だし、普段なら自分はこんなことは気にしないようにしている。
鳴きによっていいツモ筋が流れてくることも同じ確率でありえるからだ。
鳴きそのものが理にかなっていれば結果は関係ない。
一応断っておくが、それが普段の自分の考えだ。
しかし、この面子ではこの鳴きを後悔している。
わざわざ牌譜確認までして。
これが強者と卓を囲むということなのか・・・なんとも不思議なものである。