にせ悟空の麻雀道中記

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オリ方いろいろ その1

2006年12月23日 16時04分34秒 | 戦術・守備編
麻雀は4人でやるゲーム。
リーチが入った場合でも相手が一人なら(2人打ちなら)何も考えずに現物を切っていけばいいが、リーチ者だけをケアしていては脇から思わぬ攻撃を受けることもある。
ここでは説明しにくい部分もあるので、行間を読むとでもいうのか、言葉が足りない分は各自で補完して読んでもらえるとありがたいかな(^_^;)


東2 西家7順目 

七索七索九索一筒三筒五筒六筒七筒九筒九筒九筒白白 ツモ六筒  ドラ三筒

ホンイツを狙っていたところへ、直前に上家がリーチ。現物は七索 九索 九筒 

当然ソーズを払っていくしかないのだが、7s9sどっちを落とすか?
この場合、他家から追っかけリーチが入った場合でも押すつもりなら打9s、降りるつもりの消極的な状況なら打7sがよいと思われる。

理由は、打9s→手の中に七索七索が残り、追っかけが来ても1種類の牌を通すだけで済む。

打7s→残る牌は七索九索になり、追っかけリーチに対し、2種の牌が残るので1順目に安全牌を通せる可能性が増える。(どちらかを選択できる)

このように不要牌は、攻めるなら同じ牌やスジの牌を残し、1枚通せば他も通るような残し方、
降りるつもりなら、なるべく多くの種類の牌を残すのがよい。
極端な話、あがりを完全に捨てて降りる判断をしたなら打9pが放銃を防ぐ上での最善手になるだろう。


別の状況になるが、中盤降りるつもりだが、どこをケアしていいかわからない場合。
この場合も共通安牌以外、なるべく多くの種類の牌を持っていた方が対応しやすい。

いろいろ書いたけど、要は不要牌は、攻めるならスジや縦(対子、場合によっては暗刻)に残し、守るなら横に広くが効率が良いってことで。

オリ方いろいろ その2

2006年12月23日 03時20分51秒 | 戦術・守備編
ベタオリ時に追っかけリーチやリーチ者以外の仕掛けに振らないことだけを考える場合。
その時は、リーチ者や他家の現物を中張牌を優先的に、合わせ切りに近い形で切り、なるべく端牌、字牌を手の中に残すようにするのが最も安全になる。


しかし、それによるデメリットもある。

まずは、中張牌を手出しで合わせ切っていくと他家から降りているのがはっきりと分かってしまう。
例えば順位争いをしていて、ライバルに対応される可能性があるといったケースが出てくる。
押すかどうか迷っていたライバルが、自分が降りるのを見て、それなら押す必要もないと降りる。
また、南場オーラス近くであれば、それを見て形式でもいいのでテンパってテンパイ収入を取りにいこうとする場合もあるだろう。

ケースバイケースとしか言いようが無いが、こういった場合は降りていることを分からせないような降り方も必要になる。
初めの数順だけでも端牌、字牌の安牌から切る方がいい。

しかしこれらはあくまで特殊なケース。
普通の状況であれば、ベタオリをしていることが他家に分かってもデメリットは少ないと思う。
その場合、ベタオリと決めたら中途半端ではなく、完全に降り切れるようなベタオリをしよう。


そして他のデメリットだが、こちらは少し重要度が高い。
中張牌を合わせ打っていくと、時に下家のアシストをしてしまうことになる。
合わせ打った牌をチーされるケースだ。

特に下家が親やライバルの場合は注意するようにしたい。
キー牌を鳴かせてしまったばっかりに、本来なら無かった連荘やテンパイ収入を与えてしまうことになったりもする。

とは言っても後者については自分も含め、キッチリできている人は少ないと思う。
ベタオリの場合でも、リーチ者だけでなく他家、特に下家へのケアを忘れないようにしたい。

壁を使った守備

2006年10月30日 01時32分57秒 | 戦術・守備編
壁と聞いてまず思い浮かぶのはワンチャンス、ノーチャンスだろうか。
これについては詳しく説明はしないが、例えば七筒が3枚か4枚見えていれば89pは安牌候補になるというものだ。


上のようないわゆる外側の壁は有名だが、壁には内側のもある。
リーチが入った時、七筒が4枚見えていて、しかもリーチ者の捨て牌に二筒三筒があった場合。
この場合はそれぞれ五筒六筒が安牌候補となる。
七筒が切れているので、六筒七筒七筒八筒の待ちが消え、放銃するのは愚形待ちのケースのみになるからだ。
六筒はカンチャン待ちも消えるため、より安全度が高くなる。


このような内側のワンチャンス、ノーチャンスは河をしっかり見てないと分からないことが多いので気を付けよう。
そういう自分もリーチに焦ってしまってオリるつもりで無スジの端牌を切り、放銃。
後からよく見てみれば内側のワンチャンスだったのに・・・なんてこともよくあったりするがw


あとは五筒の壁。
これは仮に4枚切れれば、その色の牌が1~4と6~9に寸断されるという面白い特徴を持っている。
自分はこの場合、愚形待ちのみになる三筒 七筒は安牌候補と考えている。
もちろん安牌としての優先順位は低いけどね。
あと、一筒が切れている場合の四筒九筒が切れている場合の六筒はそれぞれ壁理論から安牌候補となる。


話は少し変わるが、四筒 五筒 六筒の中牌が3枚もしくは4枚見えた場合は、牌が寸断されるためその色での染め手は難しくなる。
特に半々に分かれる五筒はその傾向が強い。
他家が染めている場合は普段以上に押していいし、自分が染めている場合はなるべくポンやカンで晒さないようにしよう。(対子系手牌の場合を除く)


最後に、ワンチャンスは安牌候補ではあるがスジに比べると安全度は下がるので、ワンチャンスであってもオリるべき場面では無理をせずきっちりオリるようにしよう。

ドラまたぎの扱い

2006年05月19日 06時05分15秒 | 戦術・守備編
他家のリーチに対する危険牌としてドラまたぎがある。
これは手作りをする場合、ドラやドラそばを残すことによりその周辺の待ちが残りやすいこともあるが、
それ以上にドラによる打点上昇がネックとなる。

ここでは全てドラ四筒として話を進めるが、
2p3pで放銃すればリャンメンなら必ずドラ1が付く。
リーチタンピンドラ1なら7700確定。
リーピンドラ1でも3900で裏が乗れば7700になる。
ついてないケースならリーチ一発ピンフドラ1でも7700。

ドラまたぎを切る場合は放銃時の打点リスクを覚悟したい。
普段の基準でオリるか押すか迷うような手牌ならオリた方が無難だ。

また、9pが通っていて片スジの6pを切る場合。
これもドラまたぎと同じくリャンメンならドラ1が確定する。(四筒五筒の形になるため)


ここで注意したいのは、ドラまたぎは打点は高いが放銃する確率は極端に高くなるわけではないということだ。
他の牌にくらべ2倍放銃しやすいかと言えばそうでもないだろう。
よって、自分も十分な打点がある場合は恐れずに勝負することも大切になってくる。

序盤のリャンメンチーの意味

2005年08月12日 20時32分30秒 | 戦術・守備編
早あがりが必要な状況でなく、鳴きタイプでもない他家が
序盤からリャンメンチーや中張牌ポンをしてきたら警戒した方がよい。
面前でテンパイに持っていかなくてもよい理由がある場合が多いからだ。
具体的にはドラ対子や暗刻で、喰い仕掛けでも十分な打点があるケースが多い。
また、捨て牌からある程度の予想はできるが、染め手の可能性もある。

染め手でなく、ドラの所在が不明な時には特に気を付けるようにしたい。
中盤以降、不用意にドラや中張牌を切るとロン!7700なんてことも十分有り得る。
特に赤入りルールでは赤無し以上に気を付けるようにしたい。

「絞り」について

2005年07月29日 04時37分48秒 | 戦術・守備編
麻雀を打っていると「絞らない奴はヘタ」「キッチリ絞る奴が上手い」等の発言をする打ち手によく出会う。
これって実際はどうなのか?ハッキリ言って、あまり絞りの効果は無いと思われる。
全くと言っていいほど絞らない俺でもそこそこの結果は残せてるから。

絞りって、あるかどうかも分からない相手の役牌対子を恐れて自分の手を遅らせる行為。それって他家を喜ばせるだけだと感じる。
絞っているうちに他家が役牌を重ねることだってあるわけだし。
あげくの果てには絞った役牌をご丁寧にリーチに一発で切って放銃している。
正直これはみっともない。

まあ、自分も絞らない方が絶対に得とは言い切れないけど。
どっちでもいいけど、絞らない方がやや有利じゃないの?くらいの感じかな。
少なくとも、絞る方が圧倒的に有利ってことはない。
でも、絞ろうが絞るまいがどっちでもいいのなら、絶対に絞らない方がいいんだよね。
理由は効果が無いものに神経を使うのは意味が無いから。
どうでもいいことにあれこれ考えるくらいなら、シンプルにまっすぐ打った方がいい。

てなわけで、「絞る奴は上手い」という古い理論からは早く抜けることをお勧めしたい。

もちろんオーラスあがりトップとか特殊な状況下ではその限りではないけどね。

字牌、端牌のドラの扱い

2005年07月28日 05時13分13秒 | 戦術・守備編
これも絞りと関係してくるけど、使う気が無いのなら少しでも早く切った方がいい。ドラは順目が過ぎれば過ぎるほどチャンス牌から危険牌へと変わっていく。
現実的には、字牌、端牌の処理が終わり、面子構成が見えてきたあたりに処理することになるかな。

特に誰かが役牌を鳴いて、自分の手の中に端牌、字牌のドラが浮いている時。
この場合、あがりへ向かうなら即ドラを処理すべきだ。もう一鳴きされたら、ドラは切れなくなる。
握りつぶすつもりならいいけど、さんざんドラを引っ張ったあげく、えいっと切ってロンされていては何をしているのか分からない。

ドラをポンされたらどうするの?という人もいるかもしれない。
心配しなくてもそこでドラを鳴かれるなんてのはめったに無い。
むしろ、役牌を鳴いた他家がドラを対子にする前、ドラ待ちでテンパる前にドラを使うチャンスを封じることの方が多い。
他の他家がドラを合わせ切ってくれば、刻子にはできないし、二枚切れのドラなんてもう使い道はない。

もし鳴かれてもベタオリすればいいだけ。ここで責任取って攻めるなんてのは考えなくていい。
麻雀は個人競技なんだから、自分の利益だけを追いかければいい。他家の迷惑は自分の利益。
ここで押して振り込む奴がアホなだけだから。

ドラポンへの対処

2005年07月27日 18時02分04秒 | 戦術・守備編
他家がドラをポンした場合、鳴いた人にとってはチャンスだし、それ以外の人にとっては大きなピンチとなる。
ここでは鳴いた人がいる場合にどのように打ち回すべきかを説明する。

結論から言うと、ドラポンに対してはオリることを前提に打つべきだ。
ドラポンで高打点が確定するので攻めるにはリスクが大き過ぎる。
自分があがれないような手牌なら、役牌も含めて、完全に牌を絞るのがよい。
親でツモられれば大きいからと押す人もいるが、そこは我慢すべきだ。
ツモられると限ったわけでもないし、なによりツモとロンでは点棒状況が違いすぎる。
ツモなら他の二人とは点差は開かないが、ロンなら自分一人が大きく沈むことになる。
こうなれば挽回は難しい。

では、自分が蹴れる可能性のあるときはどうするか?
これは極力蹴る努力をすべきだ。とは言っても、危なくなればすぐにオリる勇気も必要だが。
この場合、スピード優先なのでバックも有効となる。
ただ、いつでもオリられるように1フーロ、最悪でも2フーロまでにしておきたい。
順目にもよるが、ドラポン者が2フーロしたらテンパイの可能性あり、
そこから中張牌を2枚手出ししたらテンパイ濃厚くらいの判断でオリるのがよい。
蹴れたらラッキーくらいに思って深追いしないことが大切だ。

ては、自分が面前でテンパったときはどうするか?
ここは打点との兼ね合いだが、リーチで3ハン程度の打点があり、良形ならリーチでよい。

理由はまず第一にリスクに見合うリターンがあるからだ。4ハンと勝負するのに、自分が同じ打点である必要は無い。
相手のあがりは自分からのロンあがりだけとは限らないからだ。
相手のツモなら押そうが押すまいが関係ないし、支出も少ない。
一方自分はロンでもツモでもそれなりの収入がある。

また、相手が必ずテンパっているわけでもないし、こっちがリーチしてもまずオリてこない。

押すべき時に押せるか否か、これが守備型の強者とチキンとの分かれ目である。

ベタオリが上手な人になろう

2005年07月26日 18時04分28秒 | 戦術・守備編
他家のリーチに対しては回しながらなんとかあがろうとする人がいる。
こういうのは基本的にやめた方がいい。
リターンよりもリスクの方が大きいからだ。

大体、回しながらあがれることなんてごく稀ではないかな?
たまたまうまくいった時は俺って上手いと自己満足に浸れるが
反面、それ以上に放銃しているのではないか?
回し打ちでは打点が低くなることが多いので、リーチに同じように放銃していては割が合わない。

オリるならオリる、押すなら押すでメリハリをつけることが大切だ。
特に、一旦面子を崩してオリながら、手が伸びてきて、欲が出て不完全な手牌から押してしまう。
これだけはやってはいけない。
まあ、終盤形テンが取れそうな状況なら話は別だが。

ベタオリは卑怯でも恥ずかしいことでもない。
リーチ者にしてもイヤな最強の戦術なのだ。