にせ悟空の麻雀道中記

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役牌を重ねるなら

2007年06月10日 00時33分37秒 | 戦術・攻撃編
下家が仕掛け、自分も速攻で勝負したいこの場面。
役牌を重ねることが出来れば勝負になるが、白中かどっちを切るべき?


分かっている情報としては対面が白上家が中を切っていることくらい。
ここで白中どちらが山に生きている可能性が高いかを考えてみる。


対面と上家それぞれにスポットを当てて考えてみると

○対面
白を持っている可能性はぼぼ無いが、中を持っている可能性はある


○上家
白 中共に持っている可能性は少ない。
もし白を持っていれば中ではなく、白を合わせ切るはずなので。
(もしくは白がトイツで1鳴きを見送ったかだが、1鳴きが主流になっている今、その可能性は低いと見てよい。
また、トイツならラグからある程度見抜くこともできる。)


ということで、同じ1枚切れの役牌ではあるが、山に残っている可能性の高い牌は白となる。
ごく薄い可能性ではあるけれど。

よってこの場合の正着は白を残す、打中となる。
このようなケースでは「後から切られた牌を合わせ切る」と覚えればよい。

今回は白中と連続で切られたが、これが仮に1~2巡の差だった場合。
この場合も後から切られた牌を合わせ切れば問題ない。

役牌が切られたのに他家がその役牌を切らない。
これはその役牌が他家の手の中にある可能性が低いことを示しているのである。

役牌のみ3フーロのススメ

2005年08月20日 17時37分45秒 | 戦術・攻撃編
字牌を絞らないのと同様、一部では温いと言われる役牌のみ3フーロ。
しかしこれは、1鳴きと併用することにより最速のあがりパターンとなる。
また、点棒収入以上に相手の手が育つ前に蹴るというメリットもある。
手牌が残り4枚になることを恐れず、積極的に3つ目を晒していこう。

例えば、こんな手牌

三萬四萬二筒二筒五筒五筒六筒  チー八索横七索九索  ポン發發横發
34m 22556p  チー789s ポン発発発

ここで上家から4pが出たとする。
ここでは鳴こうが鳴くまいが、他家のリーチが入れば危険な状態であることに変わりは無い。ここは鳴いてテンパイに取ろう。
2フーロでイーシャンテンというのは、攻めず守らずの非常に不安定な牌姿だ。
なるべく早いうちに攻めるか守るかの判断をしよう。
終盤近くであれば、合わせ打ちで安牌の確保という選択をすることも大切だ。

守備についてだが、3フーロ時にリーチが入れば明らかに自分に不利な状況になる。
その場合、現物やスジで待てる等でなければオリることも大切だ。
頭が安牌なら頭落とし、ターツ部分の牌でも現物なら切ってオリよう。
ここでオリられないなら3フーロはしない方がいい。

また、こんな形のイーシャンテンだが

南家
四萬四萬五萬五筒五筒西西  チー七索横八索九索  ポン發發發横
445m 55p 西西  チー789s ポン発発発

ここで西から鳴いてしまうと、他家リーチに全く対応できなくなる。
序盤であれば西を鳴いても問題ないが、中終盤なら安牌残しの意味で数牌から鳴くようにしたい。
手作りスピードを優先しながらも、なるべく端牌を残すような構想を持とう。

一般に3フーロは他家リーチが入れば不利になるので嫌う人が多いが、たまに振り込むくらい何の問題も無い。
仮に満貫を1回振っても、1000点を4回あがれば、供託収入や他家のあがりを蹴ることを考慮して十分なリターンがあると感じる。

染め手狙いの基準

2005年08月19日 17時00分54秒 | 戦術・攻撃編
染め手に移行するかどうかは判断が難しいことが多々ある。
手の中に染める色の牌の枚数が多く、受け入れも多いなら当然狙うべきだが
枚数、シャンテン数が微妙な時は何を基準にするか?

そういう無理に狙いに行く場合は打点を判断基準にしたい。
混一色ならプラス2ハンの4ハン、清一色ならプラス1ハンの跳満なら多少無理にでも狙う価値はある。
他家に絞られたところで何か損をするわけではない。テンパイ収入でもあればそれで十分である。
もちろん、他の色の牌の牌姿がいいなら染め手以外の手作りも考慮したいが。


七萬八萬五筒六筒六筒七筒九筒九筒  チー三筒横一筒二筒  ポン中中中横  ドラ三萬
78m 566799p チー123p ポン中中中 ドラ3m

ここから78mを落として染めるか否かだが、ここは打6pのテンパイに取りたい。
染めたところで3900、見え見えの手順で無理に染めてもリターンが少ない。
78mを落とすなら、5200程度の打点は欲しい。

ではドラが2pならどうか?
この場合は混一色をあがりきれば2000から7700になる。
中盤くらいであれば78mを落として混一色を狙いたい。

他家との兼ね合いだが上家も染めている場合、自分と別の色で染めているならかなり有利になる。
上家に入った有効牌は全て捨ててもらえるからだ。二人分ツモれるようなもので非常に効率がよい。

逆に上家が同じ色で染めていれば自分に不利となる。
上家は対面からチーができるが自分はツモとポンしかないからだ。
上家から染めている色が出てくる時には既に上家はテンパっている可能性が高い。
しかも自分の手の中には危険牌だらけと、どうしても後手に回ることになる。
この場合、染めるのは面前でもいけそうな時だけにした方がいい。
しかし、必要牌が上家に使われていてカラになっているケースがあることも考慮に入れたい。

立場が替わり、自分と下家が染めている場合だが、別の色で染めるなら自分に不利となる。
そういうケースでは無理に染めに行かないことも大切だ。

役牌は一鳴き?二鳴き?

2005年07月31日 18時13分20秒 | 戦術・攻撃編
自分は一鳴き派である。
打点が必要な時、染めるか否か等、手牌の方向性があいまいで様子を見たい時はこの限りではないが。

理由は見逃したところで大きなメリットがあるとは思えないからだ。
最後の一枚をツモって暗刻にするのも、面前で最終形をシャボにしてリーチするのもそう現実的ではない。
どうせ二枚目が出たら鳴くわけだし。
二枚目を早く鳴ければいいけど、終盤まで山の中や、最悪王牌の中なんてことも十分ある。
正直、スピードが遅いのだ。

役牌のみなら1000点だが、それ以上に相手の手を蹴るという意味がある。
自分が満貫、跳満の手を育てている時に他家が役牌をポンするのはすごくイヤだと思う。
役牌一鳴きは地味ではあるけど、実は非常に攻撃的な戦術なのである。

リーチは最強の役

2005年07月30日 20時10分17秒 | 戦術・攻撃編
ロン2で観戦していると、せっかくテンパってもダマのままにしている人をよく見かける。はっきり言ってもったいない。
テンパってダマにすべき場面なんて非常に少ないからだ。
リーチは非常に攻撃面でのメリットが高い。
まず少なくとも打点が倍になる(5200以上は別だが)。しかし多くの場合、あがり率が半分になることはない。
その上、裏ドラや一発、他家のオリによるツモの効果でさらに打点の上乗せが期待できる。
ここでは、ダマの人も多いがリーチすべき状況を挙げてみる。ここでは全て先制リーチの場合としているのでそのつもりで。
以下のハン数はリーチをかける前のハン数。
★は絶対にリーチしたほうがいい場面である。

○好形、愚形の役なし
★好形、愚形ドラ1の役なし
★役なしドラ単騎待ち
○好形、愚形の1ハン(1000、1300等)
○愚形の2ハン(2600等)
★好形の2ハン(2000、2600等)
★好形、愚形の役なしドラ2
★3ハン30符(3900)
★好形、愚形の役なしドラ3

ほとんどリーチなの?と突っ込まれそうだが、実際ほとんどリーチでよいw
一発裏ありなら、ダマよりは即リーのほうが圧倒的に強い。
ちなみに自分は★で先制、あたり牌が残っている状況なら、全く考えずにリーチを打つ。多くの場合において、ダマより期待値が高いことは間違いないからだ。

ここまでリーチのメリットばかりを挙げてきたがもちろんデメリットもある。
以下はリーチすべきではない場面だ。

○好形3ハン40符(5200) リーチされたら追っかけるのはあり。現物、スジで待てるならダマ。
★愚形3ハン40符(5200) あがり率と、打点増加のバランスが悪い。引っ掛けを除く。
★4ハン
○中張牌の頭待ち 効率のいい待ちに変わってからリーチでよい。

リーチの補足

2005年07月29日 20時23分31秒 | 戦術・攻撃編
前項で絶対リーチすべき場面を挙げたが、その中でもダマ2000、2600、3900で好形なら、ダマはむしろ悪手である。
自分の場合、他家がそういうあがりをすると、正直「助かった」と感じる。
リーチの場合に比べ、怖さが殆どないあがりだからだ。

ダマで2000、2600なら、リーチをかけて流れた時のノーテン罰符と同じである。勝ちたいなら、そんなしょうもないあがりを拾う小さい麻雀はやめよう。

特に2000、2600はリーチを打つことで、裏ドラ等含めた期待値が3倍近くになる(2000はほぼ3倍)。
オリられたところでツモればいいだけだし、向かって来ればなおいい。先制好形リーチはあがりやすさにおいても非常に強いのだ。

手替わりを待つな

2005年07月28日 20時47分38秒 | 戦術・攻撃編
一萬三萬六萬七萬八萬四索五索六索八索八索三筒四筒五筒八筒 ドラ三筒
13678m 45688s 3458p ドラ3p

ここでは8p切りテンパイが普通だが、4m引きの手替わりを待ってダマにする人もいると思う。
だが、ここは即リーでいい。理由は数順のうちに4mを引くことがあまりに非現実的だからだ。
残り12順としても引けずに流局してしまうことの方が多い。4mを引いて、しかもあがりきるのは稀なケースである。
また、引いてくる確率は4mも2mも同じだ。半分は2mを先に引いてくる。
その時、リーチしていれば4000、裏で7900だが、ダマならたったの2000でしかない・・・
5m引きの手替わりもあるが、カン4mの愚形でリーチにもいきづらい。


二萬三萬七萬八萬九萬三索三索六索七索八索七筒八筒九筒北 ドラ七索
23789m 33678s 789p 北 ドラ7s

この場合も、9s引きを待つ必要は無く、即リーでよい。
ここではダマにしても、9sを引いてからのあがりはもはや夢でしかない。
9sより先に14mでツモあがるケースの方が多いし、何より出あがり可能なため、先に9sを引けるケースはほとんどないのである。
10回に1回もないくらいだろうか。
遠い夢より現実を追いかけよう。

高目安目がある場合のリーチ

2005年07月27日 21時02分43秒 | 戦術・攻撃編
二萬三萬四萬六萬七萬八萬九萬九萬六索七索八索六筒七筒 ドラ四萬
23467899m 678s 67p ドラ4m

ここではダマなら安目2000、高目7700になる。
判断が難しいところではあるが、ここではリーチを打ちたい。
リーチで安目3900プラスアルファ、高目で跳満まで見える手である。
安目の2000で流してしまうのはもったいない。
ただ、5pが2、3枚切れている等、高目あがりが濃厚な場合はダマに受けた方がよい。


五萬六萬六萬七萬七萬二索二索三索四索五索六筒七筒八筒 ドラ三索
56677m 22345s 678p ドラ3s

このケースはさらに難しいが、現時点ではリーチを推奨する。
7700を確定させることが大切と判断してだ。
下のケースについてはまだまだ考察の余地があると思う。
また、他の人の意見も聞かせてもらえれば幸いだ。

あがり牌は一枚あればよい

2005年07月26日 21時13分03秒 | 戦術・攻撃編
中盤以降だと、好形ではあるが、残り枚数が少なくてリーチをためらう場面がある。
これについてはそれほど気にすることはない。
残り3枚もあれば普通にリーチでよい。
順目が進めば、必要牌が場に出ることは当然だし、見えてない牌が他家に使われているとも限らない。
自分は残りツモが4回で、あがり牌が4枚残っていればリーチを打つくらいのつもりでやっている。
流れたところでテンパイ料が入ってくる。オリずに押してもらえればあがりも十分ある。
また、終盤なので他家が押してきやすく、一発、ハイテイの可能性も上がる。
あがり牌が少なくても、見た目ほど不利ではないのである。

強い待ち

2005年07月25日 21時24分19秒 | 戦術・攻撃編
他面待ちであれば当然強いが、ごく普通の待ちでも強い待ちになる状況がある。
簡単に言えば、「壁」をまたいでいるケースだ。


四萬五萬七萬八萬九萬一索二索三索五索五索五筒六筒七筒
45789m 12355s 567p

で、3-6m待ちでリーチをかけても普通ならそう強くはない。
しかし、4が場に2枚切れているいわゆるワンチャンスなら、とたんに強いリーチになる。36が他家の手の中で浮く可能性が高いからだ。
特に45が各2枚切れていたり、4が場に3枚切れていたりしたら最強とも言える待ちになる。
これらのケースなら、残り2、3順でリーチにいくのも面白い。
他家が押せば出やすいし、ツモれる可能性も十分にある。