おかげさまで本日開業10年目を迎えました。ひとえに皆様に支えられてここまで来ました、これからもよろしくお願いします。
今朝方、母とメールで10年目のことをやり取りしてまして、二つのきっかけを思い出すことができました。
以前、フリーターでぶらぶらしていたことはお伝えしましたが、フリーターからの転身のきっかけとなった、大きく人生に影響した事件がありました。
ひとつはバイク事故、かなり大きな事故でして、いろんな人に大変迷惑かけたしいやな思いもしたなと、あの時にバイク事故しなかったら、今の人生はないよね…と思っています。幸いにして命にかかわることはなかったですが、多くの時間とお金、労力を消耗しました。
調子に乗ってた僕にはちょうど良い授業となりました。自分の人生を見つめなおすいい機会でした。(この話は長くなるのでこの辺で、また機会があれば)
もうひとつはメンターとの出会い。滋賀県でもトップクラスの経営者の方とやり取りする機会がございました。
その方は不動産業と電気工事業の社長さん二人、不動産業の社長はなぜか私に目をかけてくださり忙しいのに人生相談乗っていただいたww、現在の与党のエライさんが出入りしているそのお家に私はジーパンとTシャツというカッコで出入りしてまして(もちろん車なんてなかったんでバイクで行ってました)、
それでも私に時間を作って親身になってお話聞いてくださって、就職先がないとかの将来の不安をネチネチぼやいてたらその方に「不動産鑑定士の試験受けてみろ」と言われ、宅建受験も経験ない、不動産のことを何にも知らない私が、それこそ狂ったように建設六法や鑑定評価基準を暗記しまくって一年後に合格しました。
あの時、あの社長に単純に就職先斡旋だけされたので終わっていたなら、今の人生は本当にないでしょう。
その社長は私の合格を見届けて翌年に天国に旅立ちました、たまに墓参りして、良い報告ができるようにするのが、今の私の心がけです。
電気工事業の社長は、母の古い知り合い。私が小学生のときに伊勢の修学旅行で買ってきたお守りを、ずっと車のハンドルにぶら下げてたそうです。
素行不良で高校を放校になりかけたとき、上記のバイク事故に逢ったとき、母が倒れたとき、色々と親父のように気にかけてくれました。
英検、鑑定士合格はわがことのように喜んでくれました。
開業したその当日、事務所近くの焼肉に招待しました。普段あまりお酒飲まない方がふらふらの上機嫌で帰っていったのを今でも鮮明に覚えてます。
悲しいかなそれが最初で最後のお食事会となりまして、多くの社員に惜しまれながらも2年前にお亡くなりになりました。
今二人とも生きてたらなんていわれるだろう、
「よくやったな」とか「まだまだこれからだ」とか勝手な想像してしまいます。
ぼんやりとお二人の顔を思い出しながら本日は業務と明日の会の準備に入りたいと思います。