Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

秋といえば萩

2017-09-11 | 
先日、2か月振りに県立柏の葉公園に行ってきました。
公園の風景はすっかり秋で、方々に萩の花が咲いていました。



秋風に萩が揺れる様は、たおやかな秋の風情を満喫させてくれます。
萩の花はその美しさから、「秋の七草」として古くから日本人に愛されてきました。

萩(2017/9 柏の葉公園)


そんな風流な萩の花なのに、食いしん坊の私はなぜか「おはぎ」を思い出します。
一説によると、秋に咲く萩の時期に作るのが「おはぎ」(お萩)のようです。



また、春に咲く牡丹の時期に作るのが「ぼたもち」(牡丹餅)と言うようです。
それぞれ花の形を見立てて作られたとの事。
大きさも花の大きさと同様に大きいのが「ぼたもち」で、小さいのが「おはぎ」となるそうです。

牡丹(2017/4 柏の葉公園)


私が好きなのは、やはり大きい「ぼたもち」です。(笑)
今日はぼたもちでも買って食べてみたくなりました。



研究熱心な私はぼたもち(牡丹餅)とおはぎ(お萩)の関係を考察してみました(笑)
驚いたことに、諸説があり、本当のところは何なのかよくわかりませんでした。

1.春のものを「ぼたもち」、秋のものを「おはぎ」とする説。
2.「ぼたもち」については牡丹の花、「おはぎ」については萩の花に見立てたものであるとする説。
3.名前が異なっているだけで同じだとする説。
4.東京では春秋ともに「おはぎ」と呼んでいたとの説。
5.もち米を主とするものが「ぼたもち」、うるち米を主とするものが「おはぎ」であるとする説。
6. 餡(小豆餡)を用いたものが「ぼたもち」、きな粉を用いたものが「おはぎ」であるとする説。
7.「ぼたもち」は、ぼたぼたした感じに由来するという説。

なるほど、どの説も、納得できますね。
ここで少し脱線しますが、萩と言えば、もう一つ、仙台銘菓”萩の月”を思いつきます。
私は現役時代、仙台に出張すると、いつも萩の月をお土産に買った記憶があります。



はぼたもち(牡丹餅)とおはぎ(お萩)の違いをもう少し続けます。
             
8. こし餡を使ったものを「ぼたもち」、つぶ餡や煮た小豆を使ったものを「おはぎ」であるとする説。
9.餅の状態までついたものを「ぼたもち」、ついた米の粒が残っているものを「おはぎ」であるとする説。
10.二口程度で食べられる小さいものを「おはぎ」、それより大きいものを「ぼたもち」であるとする説。
11.小売店等では春に「ぼたもち」、秋に「おはぎ」として販売していることもあるという説。
12.食材事典などでは名前が異なるだけで同じものを指すものとして扱われているという説。
13.「ぼたもち」はもち米と一緒に「いも」を入れて蒸して作り、「おはぎ」は蒸したもちを丸くしてその上に「あんこ」を重ねるという説。
14.季節ごとの呼称で使い分けるという説。
 春 牡丹餅(ぼたもち)
 夏 夜船(よふね)
 秋 御萩(おはぎ)
 冬 北窓(きたまど)

14件の意見がありますが、皆さんはどの意見を支持しますか?
私はNo.14が四季の移ろいを大切にする、日本人の感性に合っていて好きです。(^-^)