Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

7月の花のアルバム ①

2023-08-10 | みんなの花図鑑

7月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。7月は近年にない酷暑が続き、植物・野鳥・昆虫などを撮影する機会が減り、60品種ほどに留まりました。毎月恒例の記録として4回に分けて投稿させていただきます。

今回も、6月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

 


キク科チョウセンアザミ属に属する地中海原産の多年草です。和名では「朝鮮あざみ」と呼ばれています。

あざみを大きくしたような紫色の花を咲かせる本種は、日本では観賞用として親しまれていますが、イタリアなどの地中海地域の国々では身近な食材として普段の料理に取り入れられています。

つぼみを食べる野菜にはブロッコリーやふきのとうなどがありますが、本種はまだまだ知名度も低く、取り扱い店も少ないことから、入手が難しい食材となっています。

<アーティチョーク(朝鮮薊) キク科チョウセンアザミ属>
7/5 あけぼの山農業公園

 

 

 

日本で繁殖するサギの仲間としては最大です。背が高く、脚も長い。飛行姿は長い首をZ字型に曲げ、後方へ脚を伸ばし、大きな翼をゆっくりはばたいて飛びます。

日本では北海道から本州、佐渡、四国、九州、対馬などで繁殖しています。青みがかった灰色の羽毛で被われていることから名前が付きました。

<アオサギ(青鷺) ペリカン目サギ科アオサギ属 体長:84–100 cm>
7/5 手賀沼

 

 

 

南アフリカに10~20種ほどの原種が自生し、交配などにより300以上の園芸品種が育成されています。

初夏に光沢と厚みのある葉の株元から花茎を立ち上げて、花火のような形状の涼やかな花が開花します。

小さなユリに似た花をたくさん咲かせるので、英名では「アフリカンリリー」と呼ばれ、和名では「紫君子蘭」と呼ばれます。

<アガサンパス(紫君子蘭) ヒガンバナ科ムラサキクンシラン属(アガパンサス属)>
7/5 あけぼの山農業公園

 

 

 

黒白のごまだら模様で、後翅に赤班列がある大きなタテハチョウ。もともとは奄美諸島のみで見られる憧れの珍種でした。

近年、中国から持ち込まれたと思われる別亜種が、関東や、東北・近畿の一部で繁殖し、分布を広げています。2018年に特定外来生物に指定され,許可のない移動や飼育は禁止されました。

<アカボシゴマダラ チョウ目タテハチョウ科コムラサキ亜科>
7/5 あけぼの山農業公園

 

 

 

南アフリカ原産でヒガンバナ科の耐寒性常緑多年草(球根植物)です。 夏の夕方に、花茎を伸ばし先端に散形花序を出し、白い ユリ(白百合)のような漏斗状の花を多数咲かせます。

日本には明治時代の初期に渡来。当時はインドハマユウと同一とされましたが、最近になり別種と判明しました。園芸での流通名はクリナム・ポーウェリー、あるいはクリナム・ポウェリー。

花の名は、アフリカ原産で葉がハマユウに似ていることから付けられ、ハマユウは白い花が木綿を垂らしたように見えることから名づけられました。

<アフリカハマユウ(印度浜木綿) ヒガンバナ科ヒメノカリス属>
7/19 あけぼの山農業公園

 

 


 
小さな星形の花を株いっぱいに咲かせ、ぎざぎざの葉と青い花は夏にすがすがしい印象です。ローレンティアの名前でも呼ばれます。

花名はギリシア語で「等しい切片」という意味で、筒状の花の先端が同じような大きさで裂けることによります。

<イソトマ(ローレンティア) キキョウ科イソトマ属(ローレンティア属)>
7/19 あけぼの山農業公園

 

 

 

2023年 坂野ローズガーデン作出の四季咲き性バラです。
咲き始めは黄色で外弁にうっすらピンクがかり、咲き進むと透明感のある黄色に、花の終わりには退色して蛍光色のピンクとなって、一株で色々な花が楽しめます。

中輪のボタンアイのロゼット咲き。淡いながらもティーの香りがあります。葉は照葉。早咲きの四季咲き性ですが暑さにやや弱く、夏場に生育が弱まります。

<うさぎのロップ(バラ) バラ科バラ属>
7/13 自宅

 

 

 

日本や中国、朝鮮半島の山野や庭園などに見られる落葉高木です。 直径2~2.5cm程度の小さな白い花を枝から下げるように咲かせる姿が美しくシンボルツリーとして人気があります。

花(5/2 坂野ローズガーデン)>

秋にできる薄緑色の果実は長さ2センチほどの卵型で、9~10月頃に熟し、中には種子が一粒含まれます。果実は食用にならず、噛むと「えごい(えぐい)」味がすることから名付けられました。

<実(7/5 手賀沼)>

樹高は7~8m、大きなものは10mを越すこともあります。 木肌の色は灰褐色で、縦に細い筋が入っています。

<エゴノキ エゴノキ科エゴノキ属>
7/5 手賀沼 5/2 坂野ローズガーデン

 

 

 

本種は黄蓮系一重咲で、花弁数は24~26枚で淡黄色~クリーム色の花を付ける大型のハスです。花弁や実も大きく、更にレンコンも白色で大型です。

1960年(昭和35年)に平成天皇が皇太子の時に、アメリカから持ち帰ったことから、この和名が付けられました。

<オウジハス(王子蓮) ハス科ハス属>
7/19 あけぼの山農業公園

 

 

 

中南米原産の水生植物で、6~10月頃に直径4cm程度の黄色い花を咲かせます。葉や茎の切れ端からでも再生するほどの驚異的な繁殖力を持っています。

水面を覆い尽くし、他の生物の生息や漁業の障害となるなど、生態系や人の暮らしに大きな影響を与えています。

平成26年には「外来生物法」に基づく「特定外来生物」に指定され、栽培や保管、運搬などが禁止されるとともに、駆除の対象とされています。

<オオバナミズキンバイ(大花水金梅) アカバナ科チョウジタデ属>
7/5 手賀沼

 

 

 

日本全国の道端・空き地・河川敷などで、自然にみられる草花です。元々は夕方に咲く花だったため、ついた名前ですが、現在は昼間から咲いています。

南アメリカ原産で、日本には江戸時代始めごろに渡来しました。花が美しいため観賞用に栽培されますが、広く野生化もしています。

花色は赤、オレンジ、黄色、ピンク、白があり、とってもかわいい花ですが、繁殖力が強いので、雑草として扱われてもいるので気の毒な気がします。

オシロイバナ(夕化粧) オシロイバナ科オシロイバナ属
7/13 近隣の路傍

 

 

 

南アフリカを原産とするキク科の多年草です。花びらがきらきらとして艶があり、太陽とともに開き、夜間や曇天、雨の日は花びらが閉じます。

花の色は、薄紫やピンク・赤・オレンジ・黄色・白など。花姿は、八重咲きや花びらがスプーンのような形をしたものなど、品種によってさまざまです。


<オステオスペルマム(阿弗利加金盞花) キク科オステオスペルマム属>
7/5 あけぼの山農業公園

 

 

 

万葉集や源氏物語にも登場する日本人には古くから馴染みの深い植物で、日本~東アジアにかけて分布する毎年花を咲かせる多年草です。

名前の由来は美女も圧倒する美しさという意味の「おみな圧し」からきているという説、小さな黄色い小花が女性の食べていた粟飯=「おみな飯」に似ている事から、など諸説があるようです。

姿形のよく似た同じオミナエシ科のオトコエシ(男郎花)というものもあります。名前の由来は本種より丈夫で強そうに見える」からだそうです。こちらは白い花を咲かせます。

<オミナエシ(女郎花) オミナエシ科オミナエシ属>
7/5 あけぼの山農業公園

 

 

 

日本を原産とするヤマユリやカノコユリなどの、森林のユリを交配して作られた品種群を指します。東洋の百合の名を附し、スカシユリ群と分けています。

代表品種として「カサブランカ」があり、これらのユリはユリの王様であり女王です。他系のユリと比べ、花が大きく、華やかであるのが特徴です。

<オリエンタルリリー ユリ科ユリ属>
7/5 あけぼの山農業公園

 

 

 

熱帯アメリカ原産。毎年花を咲かせる多年草で、日本には江戸時代前期に渡来し、現在では河原などで半野生化しているものが見られます。

現在の品種の多くは、1850年ごろからアメリカ、フランス、イタリアなどで、さまざまな原種間で交配を繰り返して作出された品種で、ハナカンナと呼ばれています。

春に球根を植え付けて夏~秋に花を楽しめ、花色は緋色、ピンク、オレンジ、黄色、白などがあり、葉に斑点や模様のはいるものも多く非常にカラフルです。

<カンナ(美人蕉) カンナ科カンナ属>
7/5 高野山公園

 

「7月の花のアルバム ①」15品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「7月の花のアルバム ②」に続きます。