Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

スポーツの素朴な疑問

2021-08-12 | 日記
オリンピックやスポーツLIVEを見ていて、時々疑問に感じるルールなどがあります。
日頃当たり前のように見ていることでも、「なぜそうなの?」
と聞かれると相当詳しい人でないと答えられないケースが多いと思います。

お母さんが、幼児から「空はなぜ青いの?」「なぜ信号機は赤、黄、青なの?」
こんな質問を受けて、即答できないのと同じです。

今回は球技スポーツのボールについて、私が感じている疑問点を調べてみました。

<硬式テニスボールはなぜ黄色いの?>



テニスボールが黄色い理由は、テレビでボールを見えやすくするためです。
テニスのルールを決めている国際テニス連盟のルールブックによると、プロの公式戦のテニスボールは白と決まっていました。

1960年代になると、カラーテレビが登場。1967年には、ウィンブルドンもカラーで放送され、1970年代初頭には、カラーテレビが一般的になりました。ここで、テニスボールの事情が一変することになります。

「テレビでテニスを見るとボールがよく見えない」「テレビでのテニス観戦は苦痛である」という問題がありました。調査の結果、”optic yellow”、いわゆる蛍光イエローが最も見えやすいという結論になり、1972年から黄色が公式ルールに追加採用されました。

1986年にはついにウィンブルドンでも黄色が採用され、以後、他の大会でも黄色いボールが使用されるようになりました。

<ソフトテニス(庭球)はなぜボールが柔らかいの?>



ソフトテニスは、硬式テニスが日本に伝わったときに道具の入手が困難だったため(高額で全て輸入品)国内で安く調達可能なゴムボールを用いて「テニス」という競技を普及させるために生まれました。

そのような事情から学校では「軟式テニス」が行われるようになり、現在も中学校や高校では「軟式テニス」が主流になっています。しかし、日本を「テニスの強豪国」にするためには、小学生の頃から「硬式テニス」を継続して誰でも出来る環境が必要かもしれません。

<ラグビーボールってなんで楕円なの?>



ラグビーも最初は丸いボールだったのですが、ボールを持って走るスポーツのため、ボールが重くプレーがしにくいという意見が多数挙がりました。そこで、軽くてよく飛ぶ弾力性のあるボールの開発に取り組みました。

試行錯誤を重ねた結果、豚の膀胱を膨らませ牛の皮をそこに貼りあわせて楕円形のボールにしました。豚の膀胱は細長いため、空気を入れて膨らませると楕円に近い形になるようです。

この形が脇に抱えて走りやすく、パスを投げやすく、楕円型なのでバウンドが予測できない、などの理由から、それ以降、ラグビーでは楕円型のボールを使用しています。

<バドミントンの試合ではなぜシャトルをすぐに交換するの?>



バドミントンの国際試合を見ていると、選手はラリーごとに頻繁にシャトルを交換しています。バドミントンのルールでは公式戦は自然の羽根(ガチョウの羽根など)を使う事が決められています。シャトルの羽根の部分は自然のものなので強化は出来ません。

それを選手はガットを張ったラケットで強くたたくわけですから、羽根の部分がすぐ折れるわけです。羽根の部分が折れると飛び方が変わってしまうので試合では使えなくなるわけです。

交換は双方の同意がなければ出来ません。なので相手、更に審判にもシャトルを見せて交換します。自分が交換したくても相手が拒否する場合があります。その場合主審に見せて主審が交換するかしないか判断します。

球技スポーツのボールに関する疑問、いかがでしたか?
その理由を知ると、スポーツを観戦するときにより楽しみが増すかもしれません。
今後も、”スポーツの素朴な疑問”を継続して調べてみようと思います。