無用の用無 失敗の記録帳、こうすりゃよかったのね。

webは失敗回避の知恵でいっぱい。他人には無用の用ですら無い自己中心的な備忘録です。口頭だけでまだ無形な話もあります。

FMV-610NU2(intel 830MG)でXGAが使えるslax-ja-5.1.8

2010年08月29日 | Weblog
FMV-610NU2に搭載されている統合ビデオチップ830MGはintelに見捨てられているのでlinuxでは今のところ地雷である。これを手なずけるlive CDとしてpuppy4.3.1 を紹介しているが、これ以外にslaxもつかえることが分かった。日本語の使えるslax-jaは最新版の6はだめだが少し古い5(slax-ja-5.1.8-3)なら起動時にboot:と表示されたらslax2と入力すれば使える。
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linuxの不具合を解消するためのハードの知識

2010年08月25日 | Weblog
古いPCでliveCDを動かして見てうまく立ち上がらないときの調べ方。先ず金がなければ頭が必要だ。有料のMS-Windowsでは搭載メモリ量とHDD容量しか問題にならないが、無料のlinuxの場合にはハードについて知識が必要だ。その機種から販売時の仕様書を見てCPU、メモリ容量、ビデオチップ名を調べる。動かせるwindowsがあるなら、CrystalCPUIDでCPUの種類とともにfunctionの項目でチップセットなどを知ることもできる。色々なソフト(crystalcpuidなど)があるが私はSpeccyを使っている。
 インテルの32bitCPUには古い順から386,486,586(pentium) ,686(pentium pro, pentium II世代以降 AMD K7以降も)の区別がある。この順に使える命令が多くなっている。linuxは使えるCPU(アーキテクチャと呼びarchと省略する)がコンパイル時に決まっている。i386などと表記されていて、ダウンロード時のファイル名に含まれていることが多い。archよりCPUが新しくないと動かない。
 有名な例では、ViaのC3はi686と応えても実はi586でしか動かないことだった。これはC3がNehemiah世代になるまで解決しなかった。
 システムをメモリ上に展開するので高速に動かせるのがlinuxの特徴である。十分なメモリーがあれば動画表示にも強くなる。古いPCではarchがi386でRAM上で動くlinuxを試してみること。386や486という骨董品CPUのdesktopを使っていることはほとんどないだろうが、中古noteの場合は発売時点で一世代以上古いこれらのCPUも使われている。このblogで紹介しているbasiclinux(i386)やgrey cat linux (i486), slitaz (i486)が第1選択肢だ。必要とするメモリーが少ないので日本語はあきらめざるをえない。またnoteではpcmcia(16bit)カードは使えるがcardbus(32bit)は使えないこともある。また最初から入っているdriverが少ないので、立ち上がる機器で予め導入しておく力を必要とする。メモリーが十分あれば日本語が使えるpuppy4.xを試してみたらよいが,knoppixは自動判別できるデバイスの種類が多い。ubuntuは特に多い。このblogで紹介しているCDlinuxはi686なので386,486では動かない。
 マウスが使えないと手も足もでないような初心者にはビデオチップを知っておくことが重要だ。このチップセット名と"Xvesa"とで検索し、とにかくXが立ち上がるlinuxをみつける。intel 8xx, 9xxと呼ばれる統合ビデオチップに 810, 815, 830, 845, 855, 865, 915, 945によるトラブルが最新のdistroで起きている。これらのチップセット名と"i915 modeset"か"i810"と"Xvesa"、"Xforcevesa"などで検索する。web上には古いdistroで動いていたのに最近になってだめになった情報が多い。でもどこかで改善が続いていると信じて時々調べてみる事だ。富士通のjunkでは法人向けのFMVではチップセットの情報が確認できる。リナックスの動作実績もあるが情報が古い。落胆せずに自分で解決しよう。
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Puppy Linux4.3でFMV610NU2が1024x768表示可能

2010年08月16日 | Weblog
Fujitsuのlifebook FMV 610NU2で、色々なlinuxのliveCDを試してきたが、立ち上がりの途中で画面が真っ黒になって止まってしまいどうにも使えなかった。Puppy Linux4.3ではXvesaにすると800x600で表示できるが、どうにかしてXorgでXGA(1024x768)で表示しようと色々調べてみた。すると610NU2に搭載されている統合チップのIntel 830MGが元凶であることが分かった。Puppyの日本語フォーラムで初心者のヘルプをみていたら「Xorgの video driver "intel"の不具合について 」という話題が展開されていた。要約すると4.0になってから使われているintel driverは3.0の頃のi810 driverと違い830MGがうまく使えないので、これを元のi810 driverに戻してやると4.2でうまくいったと報告されている。この方針で4.3.1でも1024x768で表示できたのでココに書いておく。先ずliveCDを立ち上げ、最初はXvesaを選択する。これで立ち上がる。次に
/usr/X11R7/lib/xorg/modules/driversにあるi810_drv.soをi810new_drv.soにリネーム、代わりにi810OLD_drv.soをi810_drv.soにリネームする。つぎに
設定ー> Xvideoの設定ー>Xorg Xserverのボタンを選択-> 
XorgとXvesaの選択画面でXorgを選択する。-> c 1024x768を選択ー>1024x768x24 を選ぶ。でXorgを立ち上げることができた。(あとはリマスタすればよい)この方法が使えるのはi830MGが搭載されている2001年 10月- 2003年 10月に発売されたFMV lifebookでFMV-6000NU 6866NU 686NU 6120NA 6120NU2 610NU2 6100MG2 610MG2 6120MG3 612MG3 612MG4 613MG5 である。
Linux 5.0になって、この方法が使えない(kernel起動オプションのi915.modeset=0が効かない。やり方が悪いだけかも)ので、日本語化されている最新のpuppy4.3.1(retroJP,stdJP4.3.1もOK.)について書いた。ただquicksetはNG.だ。 Xvesa 800x600で表示できない。縦方向の解像度がめちゃくちゃになる。
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basiclinux(その7) と同じルーツの  grey cat linux

2010年08月05日 | small linux
386/486でも使える軽量linuxのbasiclinux と同じルーツを持つ grey cat linux(gcl)が見つかった。
(簡易訳)gclはダウンロードファイルの大きさが12MでFAT16/32のパーティションにフォルダーc:\linuxをつくり、ファイルシステムをUMSDOSとしてインストールできます。BLはfloppy 2枚だったがこれは8枚。386、486やpentium I の古い古いPCで動く最適な軽量linux(linux on 386/486)です。古いPCの時には展開に20分ぐらい覚悟してください。ファイル容量が63M(32Mのswapファイル込みで)まで大きくなります。slackware3.5ベースなので、コンパイル済みのslackwareパッケージをいれて拡張できます。16MのRAMがあればx windowが動きます。netscapeを使わなければ8MのRAMでまあ動かすことはできます。ブラウザー ( gif & jpg ビュアー), telnet, ssh, mc, pico, vi, irc そして pop3/smtp mail clientが動きます。Xfree86,IceVM,Links,Netscape,XV等も入っています。
インストール法:手順はgcl_instal.zipにいれてあるinstall.txtを見てください.
削除法(uninstall):dosから立ち上げてc:>から
deltree -y c:\linux
enterで消してください。
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