無用の用無 失敗の記録帳、こうすりゃよかったのね。

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BasicLinux(その6) OperaやOpenOfficeが使える2.x

2010年01月04日 | small linux
OperaやOpenOfficeが使えるBasicLinux 2.1 (BL2)をインストールする方法(BLは軽量linux, linux for 486です)

latest revision: 04072009 (c) 2006-2009 Nomdo Jansonius
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コンピュータの準備
はじめる前にバックアップを取りましょう
できれば1Gb以上の2台目のハードディスクにインストールしよう。1台目はDOS (c:)をインストール、2台目には3個のパーティションをきります :Linux (hdb1)と,Linux swap (hdb2) 残りはDOS領域にします。このDOS領域はバックアップとDOSとLinuxの間でファイルをやり取りするために使います。(これは DOSからはD:に見え、linuxからはhdb3に見えます) 
RAMDISK 版のBasicLinuxで2台目のハードディスク(hdb)にパーティション(LinuxでもDOSでも)を切ることができます。 : fdisk /dev/hdb.
アクティブパーティションはC:(hda1)である必要があります。
すべてを一緒にDOS領域へコピーしboot.batを起動します。1台しかハードディスクがないなら、それを4つのパーティションに分けます。第1の領域 をDOS(DOSからはC:, linuxからはhda1でアクセスできます)、第2の領域も DOSにします。このDOS領域はバックアップとDOSとLinuxの間でファイルをやり取りするために使います。(DOSからはd:、linuxからはhda2でアクセスできます) 、第3の領域は Linux(hda3), 第4の領域は Linux swap(hda4)にします。最初にDOS領域をつくり、フロッピーからDOSを起動しfdiskでパーティションを切ります。Linuxがインストールできる十分なスペース(100Mbから500Mb)を残しておくこと。インストールしたらRAMDISK版のBasicLinuxを立ち上げ2種のLinuxパーティション(native とswap)をfdiskで切ります。アクティブパーティションはC: (hda1)にします。パーティションの名前と番号はこれと違ってもよいので:fdiskでチェックすること。
OperaとOpenOfficeを使うには、Linuxのパーティションは少なくとも500Mbが必要です。OpenOfficeを使わなければ100Mbで十分。メモリー必要量は:Operaが少なくとも32Mb, OpenOfficeが128Mb必要です。SwapサイズはRAMサイズと同じにするのが普通です。

collect all files needed
必要なファイルをすべてまとめました
便利なように、すべてのファイルを一つのzipファイルにまとめてあります(名前はlinux.zip)。OperaとOpenOfficeは別にしました。Linux.zipと、Opera 8.54, OpenOffice 1.1.5はwww.nomad.nl/linux.htmからダウンロードできます。これより新しいバージョンのOperaやOpenOfficeはBLでは動かないようです。
filename   size source
BASLINUX GZ 1.637.698 www.volny.cz/basiclinux2 (BL2)
BL2_X TGZ 158.979 BL2
BOOT BAT 67 BL2
CXXLI81 TGZ 711.144 slackware 8.1 mirror (SW8)
ELFLI81 TGZ 1.145.331 SW8
FAQ TXT 30.250 BL2
GHOSTSCR TGZ1.224.196 slackware 7.1 mirror (SW7)
GLIBC81 TGZ 1.304.561 SW8
GSFONTS TGZ 2.246.495 SW7
HD ZIP 2.601.379 contains several files from SW7
LOADLIN EXE 32.225 BL2
MENU 993 updated menu |
PREFEREN 692 updated preferences | for icewm
TOOLBAR 153 updated toolbar |
PRINTEN 143 batch file for printing
READLINE TGZ 229.910 SW7
TCPIP1 TGZ 1.017.793 SW7
XBIN TGZ 2.797.280 SW7
XCFG TGZ 4.565 SW7
XF100 TGZ 1.241.791 SW7
XFNTS TGZ 1.290.704 SW7
XFSCL TGZ 1.123.758 SW7
XLIB TGZ 370.064 SW7
XPDF TGZ 682.453 SW7
XPM TGZ 124.299 SW7
XV TGZ 1172.750 SW7
XVG16 TGZ 778.070 SW7
ZIMAGE 512.425 BL2
OPERA854 TGZ6.295.268 www.opera.com
OO115 TAR 80.457.121 www.openoffice.org

BasicLinuxのインストール
注意:以下の例ではhdb1はLinux, hdb2はlinux swap、hdb3はDOS d:のパーティションにあるとしています。 それぞれの環境では名前/番号が違うことがあります。
-すべてのファイルをd:に入れます
-d:\slakwareのディレクトリを作ります(slakware 8文字<-slackware)
 mkdir \slakware
-d:\slakwareに移りhd.zipを解凍します
cd d:\slakware
pkunzip d:\hd.zip –d
- cd d: (cd ..)としてBL2のRAMDISK版をboot.batで起動します
cd d: (cd ..)
boot.bat
注意:BLの起動で失敗する理由は(またはアプリケーションの起動に失敗する理由は)Config.sys/autoexec.bat でロードしたデバイスが多すぎるからです。ですからBLを起動する前にドライバーをunloadしておかないといけません。

-linuxのパーティションをフォーマットします。
mke2fs /dev/hdb1
-linux swapパーティションを用意します。 :
mkswap /dev/hdb2
-linuxパーティションを/hd にマウントします。:
mount /dev/hdb1 /hd
-DOSのパーティションを/cdにマウントします:
mount -t msdos /dev/hdb3 /cd
- install
- reboot
-zimage と loadlin.exe をDOSのデイレクトリにおきます(例 c:\linux)
-linux.batを作ります: 
loadlin zimage
root=/dev/hdb1 ro
-linuxを起動します :
linux.bat
-/dosをつくります
mkdir /dos
-picoで/etc下のfstabを編集
pico /etc/fstab
/dev/hdb1 / ext2 defaults 1 1
/dev/hdb2 none swap defaults 0 0
/dev/hdb3 /dos msdos defaults 1 0
none /proc proc defaults 0 0
-reboot

DOSとlinuxとの間でのファイル交換
--------------------------------
hdb3:を介して行う
 DOSからアクセス   d:
linuxからこうアクセス /hdb3

BasicLinuxにXを加える方法
-------------------------
マウスの接続方法(COM1, COM2 or PS/2)を調べておく
- xbin.tgzをインストール
installpkg /dos/xbin.tgz
- 同様に xcfg.tgz, xfnts.tgz, xlib.tgz, xpm.tgz, bl2_x.tgz もインストール
- 追加フォント: xf100.tgz, xfscl.tgz
- menu, toolbar and preferencesを更新
cp /dos/menu /usr/X11R6/lib/X11/icewm/menu
cp /dos/toolbar /usr/X11R6/lib/X11/icewm/toolbar
cp /dos/preferen /usr/X11R6/lib/X11/icewm/preferences (!)
- Xserverをインストール:
installpkg /dos/xvg16.tgz
- Xを起動
startx (うまく表示できなければ Ctrl-Alt-Backspace)

XVG16はコンフィグレーションなしでどんなPC(ある種のマウス以外: スクリーンに示される指示にしたがってください)でも動作するはずです。XserverとしてのXVG16の解像度は640x480x16です、あとで別のXserverをインストールできます。

インターネットへの接続
----------------------
dial-up modem:
ダイアルアップモデム
 pppsetup
 pico /etc/rc.d/rc.S: remove # from insmod slhc and insmod ppp
network card with ADSL modem:
 installpkg /dos/tcpip1.tgz
 pico /etc/rc.d/rc.S:
 insmod 8390 (see faq.txt)
 insmod smc-ultra (or another module)
 dhcp

もしnetworkカードモジュール(例えばRTL8139.o)がBL2に無かったらslackware 7.1 かそのミラーサイトからダウンロード出来ます。モジュールは
/modules/2.2.16/net/にあります。そこから/lib/modules/2.2.16/misc/にコピーしておきます。

ライブラリとソフトの追加方法
----------------------------
 glibcをインストール
 installpkg /dos/glibc81.tgz
 同上に cxxli81.tgz, elfli81.tgz 、readline.tgz も
 同様に xpdf.tgzとxv.tgz (エラーメッセージは無視してよい)
 ライブラリーはSlackWare8から(SW8はglibc 2.2.5です、SW7はglib2.1.3です)readline.tgz をインストールするとFTPが使えるようになります。

Operaのインストール
-------------------
- opera854.tgz を /tmp directory へコピー
cp /dos/opera854.tgz /tmp/
cd /tmp
gunzip opera854.tgz
mkdir /opt
cd /opt
tar xvf /tmp/opera854.tar
ren opera-8.54-20060330.1-static-qt.i386-en opera854
- /opt/opera854 を picoで /etc/profile に加える
- picoで /opt/opera854/opera を1行目に加える
 cd /opt/opera854
 delete opera854.tar を /tmpから削除
 rm opera854.tar


OpenOfficeのインストール
------------------------------
-oo115.tarを /tmp directoryへコピー:
 cp /dos/oo115.tar /tmp/oo115.tar
 cd /tmp
-ファイルの引き出し:
tar -zxvf oo115.tar
- /tmp からoo115.tarを消去
 rm oo115.tar
-Xを起動させてターミナル(Xterm )を開きます
-/tmpxのサブディレクトリに移ります
 cd OOo_1.1.5_LinuxIntel_install
-ネットワークインストールのセットアップスクリプトを実行します
./setup -net
(インストールディレクトリは示される名前ではなく /opt/oo115にして下さい。Javaは使いません) 
 cd /opt/oo115/program
- セットアップスクリプトを動かします
./setup
(ワークステーションを選んだとき;  /root/oo115をユーザーディレクトリにします)
- /tmp からインストールに使ったファイルを削除
rm -r
OOo_1.1.5_LinuxIntel_install
パスに /opt/oo115/program を加えます
pico /etc/profile

BasicLinuxから印刷する方法
--------------------------
-先ずghostscrをインストール
installpkg /dos/ghostscr.tgz
-同様にgsfonts.tgz もインストール
-printenを/bin にコピー
cp /dos/printen /bin/printen
-pintenを実行可能モードにする
chmod +x /bin/printen
-picoを使って /etc/rc.d/rc.S に追記
 pico /etc/rc.d/rc.S
 insmod parport
 insmod parport_pc
 insmod lp

印刷の仕方
-アプリケーションからfileに出力する: /root/output.ps へ
-バッチファイル printenを実行する :
printen
このバッチではLPT1 (/dev/lp0)にdeskjetが接続されていると仮定しています。他のプリンタ(device)ではprintenのdeskjetを書き換えてください。
 pico /bin/printen
( 使えるデバイスを調べるには gs –h と打つ)

プログラムの実行方法
--------------------
- DOSからLinuxを起動する:
 linux.bat
 login: root
 startx
-pinguinをクリックする, その他。


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