無用の用無 失敗の記録帳、こうすりゃよかったのね。

webは失敗回避の知恵でいっぱい。他人には無用の用ですら無い自己中心的な備忘録です。口頭だけでまだ無形な話もあります。

CDlinux 0.9.6.1standard 版に日本語環境(その10)

2010年04月28日 | Weblog
CDlinux0.9.6.1がリリースされた。community 版(CE)には日本語環境が初めから入っているが、standard 版(SD)からは省かれている。そこでSDにもCEとおなじく日本語環境を入れる(リマスター)の要領を書いておく。
CDlinux をVMware playerで立ち上げた環境で行う時の手順だが、CDlinuxはram上に展開されるのでCDにisoイメージを焼いて立ち上げても同様になる。作者には悪いが中国語はサイズを小さくするため削ることにする。VMware playerに割り当てているメモリーが512Mでisoイメージの展開作業には不足しているのでUSBメモリ上で作業する。USBメモリを挿す。作業は2GBのUSBメモリで行った。手順を理解していれば1Gでも十分。
まずwindows上で作業。
SDとCEのisoを7ZIP(winRARでもできるらしい)でusbメモリに展開する。
CEを展開するとでてくるCDlinuxフォルダーのなかのlangフォルダーにja_JPフォルダがある。これに日本語化のプロファイルがはいっている。これをコピーして保存。残りは消してよい。SDを展開して対応する同名のフォルダにコピーする。そこに最初からある中国語フォルダーは削除。次にCDlinuxフォルダーのbootフォルダーにあるmenu.lstファイルをテキストエディタで編集する。開始時の背景にそれぞれの言語による挨拶が表示されるようになっているので、この背景を表示しないように削除する。そのため以下のように4行目の行頭にコメントアウトの記号#を入れる。ついでに背景のデータである splash.xpm.gzというファイルを削除する。

#splashimage (cd)/CDlinux/boot/splash.xpm.gz

日本語化を指示する。menu.lstの title (en_US) English行の上に次の4行

title (ja_JP) Japanese
root (cd)
kernel /CDlinux/bzImage quiet CDL_LANG=ja_JP.UTF-8
initrd /CDlinux/initrd
を追加する。en_GBnを削除してもよいなら書き直してもよい。いらない言語の行頭に#をつけてコメントアウトする。さらに
default 6
となっている行の6を日本語がdefaultになるよう書き直す。#の付いていないtitle行がJapaneseの行の上側に全部で何行あるか数えてその数字を書けばよい。(ワードで編集した場合には書式が書き込まれないように注意。やらかしてしまった。反省しながらこのブログを書いている。)

編集しなおしたSDの全部のファイルをUSBメモリに/disk/tmpフォルダをつくりその下にコピーする。
ここからCDlinuxでの作業になる。(VMware playerではUSBメモリを介してファイルをwindowsとlinuxで共有できる。VMware playerからUSBメモリをホストから切断してゲストにつなぎなおす。)
所有権をrootにするためにUSBメモリの/disk/tmpフォルダーでマウスを右クリック。”ここで端末を開く”を選択。開いた端末のウィンドで以下のように打つ
sudo bash ../disk/tmp/mkisofs.sh
このシェルスクリプトではCDlinuxのisoファイルはram上の/tmpにつくられるようになっているので、これを以下のようにしてUSBメモリにコピーする
sudo cp /tmp/CDlinux.iso ../
後は煮ようと焼こうとお好きなように。

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STK500でATtiny45,ATtiny85にISP

2010年04月14日 | Weblog
ATtiny25,45,85でISPをするときにはISP6PINとSPROG1とを結線するだけでは十分ではない。前の記事の6,7のXTL1とRSTの結線を残して(当然8ははずす)書き込む。AVRTOOLSのONLINEマニュアルでSTK500 user's guideをチャンと読んでおけばよかったのに、知らずに2日つぶした。
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STK500でATtiny45,ATtiny85のプログラム

2010年04月12日 | Weblog
STK500の8pinソケット SCKT3400Dを使ってSerial High-Voltage(シリアル高電圧)プログラミングでAttiny25,45,85にプログラムを書き込む方法
8ピンのAVRはパラレルHVで書き込むにはピン数が不足するのでシリアルHVで書き込む。
1.電源スイッチを切る。
2.HVPセクションの表に書かれているソケットにデバイスをさす。
3.OSCSELのピン1と2にジャンパーをさしてSW controlled clockを選択する。
4.XTAL1にジャンパーをさす。
5.VTARGETとRESETにジャンパーをさす。
6.4組ある2本線ケーブルの1組でPORTBヘッダーピンのPB3ピン(4番ピン)とPORTE/AUXヘッダーピンのXT1ピン(7番ピン)とを接続する。これでAVRにSTK500からクロックが供給される。
7.もう1組の2本ケーブルでPORTBヘッダーのPB5(6番ピン)とPORTE/AUXヘッダーピンのRSTピン(4番ピン)とを接続する。これでAVRにresetをかけられる。
8.3番目の2本ケーブルでSPROG1ヘッダーのPB0とPB2ピン(4番と3番ピン)にPROG DATAヘッダーピンのDATA0とDATA2ピン(1番と3番ピン)とを接続する。最後の2本ケーブルでSPROG1ヘッダーのPB1ピン(1番ピン)とPROG DATAヘッダーのDATA1ピン(2番ピン)とを接続する。
9.スイッチを入れるとプログラムができる。

AVRstudioの4.12にも注意が載っている。
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チリ地震の津波警報でのデータ測定の精度について

2010年04月02日 | Weblog
チリ地震の津波予報。最大高さが50cm刻み、到達時間が30分刻み、なのだからその程度の誤差がある予想を基にした警報と考えるべきだろう。10cmだろうが40cmだろうが50cmのクラスだ。(たぶん25cmまで0cmのクラスではないだろう。)これらの値に違いはないのだ。到達時間は最初の波の高さが低いので見逃したなら、もっと遅くに報告される。それをテレビ放送のタイムキーピングのように厳密に考えたり、高飛びの記録のように考えてしまうと予想が外れたことになる。あの数字をみてそんな精度で予想できるわけは無いと気が付かないのはTV関係者が計算にうといからではないか。
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