無用の用無 失敗の記録帳、こうすりゃよかったのね。

webは失敗回避の知恵でいっぱい。他人には無用の用ですら無い自己中心的な備忘録です。口頭だけでまだ無形な話もあります。

linuxの不具合を解消するためのハードの知識

2010年08月25日 | Weblog
古いPCでliveCDを動かして見てうまく立ち上がらないときの調べ方。先ず金がなければ頭が必要だ。有料のMS-Windowsでは搭載メモリ量とHDD容量しか問題にならないが、無料のlinuxの場合にはハードについて知識が必要だ。その機種から販売時の仕様書を見てCPU、メモリ容量、ビデオチップ名を調べる。動かせるwindowsがあるなら、CrystalCPUIDでCPUの種類とともにfunctionの項目でチップセットなどを知ることもできる。色々なソフト(crystalcpuidなど)があるが私はSpeccyを使っている。
 インテルの32bitCPUには古い順から386,486,586(pentium) ,686(pentium pro, pentium II世代以降 AMD K7以降も)の区別がある。この順に使える命令が多くなっている。linuxは使えるCPU(アーキテクチャと呼びarchと省略する)がコンパイル時に決まっている。i386などと表記されていて、ダウンロード時のファイル名に含まれていることが多い。archよりCPUが新しくないと動かない。
 有名な例では、ViaのC3はi686と応えても実はi586でしか動かないことだった。これはC3がNehemiah世代になるまで解決しなかった。
 システムをメモリ上に展開するので高速に動かせるのがlinuxの特徴である。十分なメモリーがあれば動画表示にも強くなる。古いPCではarchがi386でRAM上で動くlinuxを試してみること。386や486という骨董品CPUのdesktopを使っていることはほとんどないだろうが、中古noteの場合は発売時点で一世代以上古いこれらのCPUも使われている。このblogで紹介しているbasiclinux(i386)やgrey cat linux (i486), slitaz (i486)が第1選択肢だ。必要とするメモリーが少ないので日本語はあきらめざるをえない。またnoteではpcmcia(16bit)カードは使えるがcardbus(32bit)は使えないこともある。また最初から入っているdriverが少ないので、立ち上がる機器で予め導入しておく力を必要とする。メモリーが十分あれば日本語が使えるpuppy4.xを試してみたらよいが,knoppixは自動判別できるデバイスの種類が多い。ubuntuは特に多い。このblogで紹介しているCDlinuxはi686なので386,486では動かない。
 マウスが使えないと手も足もでないような初心者にはビデオチップを知っておくことが重要だ。このチップセット名と"Xvesa"とで検索し、とにかくXが立ち上がるlinuxをみつける。intel 8xx, 9xxと呼ばれる統合ビデオチップに 810, 815, 830, 845, 855, 865, 915, 945によるトラブルが最新のdistroで起きている。これらのチップセット名と"i915 modeset"か"i810"と"Xvesa"、"Xforcevesa"などで検索する。web上には古いdistroで動いていたのに最近になってだめになった情報が多い。でもどこかで改善が続いていると信じて時々調べてみる事だ。富士通のjunkでは法人向けのFMVではチップセットの情報が確認できる。リナックスの動作実績もあるが情報が古い。落胆せずに自分で解決しよう。
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