無用の用無 失敗の記録帳、こうすりゃよかったのね。

webは失敗回避の知恵でいっぱい。他人には無用の用ですら無い自己中心的な備忘録です。口頭だけでまだ無形な話もあります。

Puppy Linux4.3でFMV610NU2が1024x768表示可能

2010年08月16日 | Weblog
Fujitsuのlifebook FMV 610NU2で、色々なlinuxのliveCDを試してきたが、立ち上がりの途中で画面が真っ黒になって止まってしまいどうにも使えなかった。Puppy Linux4.3ではXvesaにすると800x600で表示できるが、どうにかしてXorgでXGA(1024x768)で表示しようと色々調べてみた。すると610NU2に搭載されている統合チップのIntel 830MGが元凶であることが分かった。Puppyの日本語フォーラムで初心者のヘルプをみていたら「Xorgの video driver "intel"の不具合について 」という話題が展開されていた。要約すると4.0になってから使われているintel driverは3.0の頃のi810 driverと違い830MGがうまく使えないので、これを元のi810 driverに戻してやると4.2でうまくいったと報告されている。この方針で4.3.1でも1024x768で表示できたのでココに書いておく。先ずliveCDを立ち上げ、最初はXvesaを選択する。これで立ち上がる。次に
/usr/X11R7/lib/xorg/modules/driversにあるi810_drv.soをi810new_drv.soにリネーム、代わりにi810OLD_drv.soをi810_drv.soにリネームする。つぎに
設定ー> Xvideoの設定ー>Xorg Xserverのボタンを選択-> 
XorgとXvesaの選択画面でXorgを選択する。-> c 1024x768を選択ー>1024x768x24 を選ぶ。でXorgを立ち上げることができた。(あとはリマスタすればよい)この方法が使えるのはi830MGが搭載されている2001年 10月- 2003年 10月に発売されたFMV lifebookでFMV-6000NU 6866NU 686NU 6120NA 6120NU2 610NU2 6100MG2 610MG2 6120MG3 612MG3 612MG4 613MG5 である。
Linux 5.0になって、この方法が使えない(kernel起動オプションのi915.modeset=0が効かない。やり方が悪いだけかも)ので、日本語化されている最新のpuppy4.3.1(retroJP,stdJP4.3.1もOK.)について書いた。ただquicksetはNG.だ。 Xvesa 800x600で表示できない。縦方向の解像度がめちゃくちゃになる。
コメント (6)
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