無用の用無 失敗の記録帳、こうすりゃよかったのね。

webは失敗回避の知恵でいっぱい。他人には無用の用ですら無い自己中心的な備忘録です。口頭だけでまだ無形な話もあります。

CDLinux という名のdistro(その4)

2009年10月13日 | Weblog
Q3 CDLinuxのインストール方法を教えてください
A3 0.9.1以降は、GUIのインストールウィザードが使えます
現時点ではこのウィザードは次の2種のデバイス USB ディスク/パーテシ
ョン、とwindows c: ディスク、 にインストールしたいときに使えます。これと
は違うデバイスにインストールしたいときや、もっと細かく指示したいときには手動でインストールします。
一般的なヒント
CDLinuxは標準的なdistroのように起動します。つまりブートローダーは
カーネルとルートファイルイメージ(initrd またはinitramfs)とをロードします。その後はlinuxが面倒を見ます。
CDLinuxではカーネルはbzImageです。ルートファイルイメージはinitrdで
す。使いたいブートローダーの読めるパーティションにCDLinuxフォルダーをコピ
ーします。そしてブートローダーの設定ファイルにカーネルファイルは bzImage で
initrdファイルは initrd であると書き込めば、それだけで起動します。もっとこま
かく制御したければ次を読んで下さい。

    CDLinuxカーネルのコマンドラインパラメータを教えてください

ブートローダーとして使えるのは、GRUB/GRUB4DOS/Lilo/SYSlinux です。Macでなら
Lilo/Grub2 が使えます。GRUB4DOS を例にとるとCDLinuxのISOイメージにある /CDlinux/boot/menu.lst を読んで下さい。

Q4 ISOイメージから直接起動できますか
A4 0.9.0からはCDに焼かなくても直接起動できます
CDLinux0.9.0からあとの版はGRUB4DOSでISOイメージを直接起動できるようになりました。GRUB4DOSはGNU GRUBベースの汎用ブートローダーです。DOSからでもLINUXからでも起動しますし、windowsのブートマネージャー/syslinux/liloからでもMBR/CDからでも起動します。BIOSディスクエミュレーション、ATAPI CDROMドライバーも含まれています。最近のGRUB4DOSにはISOエミュレーションと呼ばれる機能があり、CDLinuxにはこの機能をもつGRUB4DOSが入れてあるので使うことができます。CDLinux ISOから起動するためのmenu.lstの例を示しておきます。
#========================= begin =========================#
title GNU/CDlinux (ISO emulation)
map --mem (hd0,0)/boot/CDlinux/CDL.iso (hd32)
map --hook
map --status
kernel (hd32)/boot/CDlinux/bzImage quiet CDL_IMG=CDL.iso
initrd (hd32)/boot/CDlinux/initrd
map --unhook
boot
#========================== end ==========================#


自分の環境に合わせてこれらを変更してください。
CDLinuxのイメージをRAMにロードします。環境によっては、数秒から数十
分かかります。とくにUSBで接続した機器から起動する場合バグのあるBIOSでは数時間かかることもあります。すべてのイメージをRAMにロードするので、RAMサイズはISOより大きい必要があります。このモードでは、設定や変更は保存できません。
GRUB4DOSの詳しい情報は、googleで検索してください。例や詳しい解説が一杯あります。

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