無用の用無 失敗の記録帳、こうすりゃよかったのね。

webは失敗回避の知恵でいっぱい。他人には無用の用ですら無い自己中心的な備忘録です。口頭だけでまだ無形な話もあります。

CDLinux という名のdistro(その5)

2009年10月13日 | Weblog
Q5 CDを焼かずにCDLinuxをインストールできますか
A5 CDLinux 0.9.2以降のバージョンをCDに焼かずにUSBメモリーにインストールする方法を解説します。
なんとかしてCDLinuxを立ち上げなければなりません。CDLinuxからインストールウィザードを起動して、後は指示にしたがってください。ISOイメージから直接起動する方法を以下に解説します。
仮想環境 Virtual Machine
いちばん簡単な方法がこの方法です。たとえばVMwareでCDLinux.ISO イメージを起動できます(OSタイプはgeneral linux 2.6 カーネルにしてください)。CDLinuxが立ち上がったら、USBメモリーをさしてゲストOSへ割り当ててください。CDLinuxからインストールウィザードを起動して、後は指示にしたがってください。
GRUB4DOS
仮想環境が無い時にはGRUB4DOSを使ってISOから直接起動して、インストールウィザードを起動できます。その方法は FAQの"ISOイメージから直接起動できますか"にあります。
ほかのブートローダー
GRUB4DOS以外のブートローダーでもISOを直接起動できます。CDLinuxのカーネルとinitrdをコピーします。以下のようなコマンドラインパラメータを付けてブートローダーで起動します。
CDL_DEV=xx CDL_DIR=yy CDL_IMG=zz.iso
ここでCDL_DEVはISOのコピー先のデバイスです。CDL_DIRはISOをコピーしたディレクトリ、CDL_IMGはISOイメージのファイル名です。
詳しい説明は FAQ”CDLinuxのカーネルコマンドラインパラメータは?”
を見てください。
カーネルファイルは CDLinux/bzImage にあり、initrdはCDLinux/initrd にあります。windowsが使いたければISOをwinRAR,7zipで解凍しこれら2つのファイルを引き出してください。Linuxを使っているなら mount -o loop, Midnight commander,probe-fs (すでにCDlinuxの古い版を動かしている時)です。

Q6 CDLinuxのカーネルコマンドラインパラメータは?
A6 カーネルコマンドラインパラメータを示します。どれも付けなくても
かまいません。大抵は無視できるので、デフォールトでかまいません。
CDL_AMOUNT
CDLinuxではディスクやパーティションをコールドプラグ,ホットプラグにかかわらずに自動で検出しマウントします。この機能はstandard版でも使えます。しかし安全のために、CDLinux_miniではデフォールトで不可にしています。例えば、CDLinuxでディスクまたはパーティションを復旧したいときには、この機能は無い方がいいでしょう。この機能を使いたくなったら次のようにこのパラメータを使います。
default: yes for CDlinux standard
no for CDlinux_mini
example:
CDL_AMOUNT=yes # auto detect and mount
CDL_AMOUNT=no # don't mount, detect only

CDL_CMD
他のpackageやmoduleがインストールされる前に起動しておきたいときに使います。かなり早いinitのステージで走らせたいので無い限りは使わない方がよいでしょう。大抵の場合にはrc.localで代用できるでしょう。
default: no default
example:
# 最初の md を /dev/md1 にして /dev/md0 を使わない:
CDL_CMD="mdadm -Ac partitions -m 0 /dev/md1"
# いろいろなコマンドがつかえます:
CDL_CMD="echo 'Hi!'; echo 'Hi!' | sed 's/!/ again!/'"

CDL_DEV
CDlinux をインストールしたデバイスの指定
default: /dev/sr0
example:
CDL_DEV=/dev/hda1
CDL_DEV=UUID=42656e5a-1971-0825-0001-d5d4d1b1bae9
CDL_DEV=LABEL=YourDiskLabel
CDL_DEV=LABEL="Your Disk Label"

CDL_DIR
上のデバイスのどのディレクトリに CDlinux のファイルがあるか
default: boot/CDlinux, CDlinux
example:
CDL_DIR=Some/Dir/CDlinux
CDL_DIR="Some Dir/CDlinux" # ブートローダーにこの機能
                     #があること

CDL_GUI
GUI(X Window) を自動起動してよいか
default: yes, if X installed and RAM >128M
example:
CDL_GUI=yes
CDL_GUI=no

CDL_LANG
システムの言語/localeは
default: en_US.UTF-8
example:
CDL_LANG=zh_CN.UTF-8

CDL_LOOP
RAM使用量軽減。すべてのmoduleを"loop"モードでインストールするか
default: ダイナミックに変わる.
RAMが十分にあればメモリーで実行.
不十分なら "loop" モードで畳み込んでおく.
example:
CDL_LOOP=yes
CDL_LOOP=no

CDL_WAIT
記憶デバイスが用意できるまで何秒待つか
default: 8 秒まで
example:
CDL_WAIT=16

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