無用の用無 失敗の記録帳、こうすりゃよかったのね。

webは失敗回避の知恵でいっぱい。他人には無用の用ですら無い自己中心的な備忘録です。口頭だけでまだ無形な話もあります。

windows2000proのP2V(VMware vCenter standalone Conveterを使う)

2011年05月22日 | PC
windows2000proの物理仮想変換(P2V)を行った。友人から、「アプリケーションソフトがwindows2000以降は更新できないのでずっと使いつづけてきた。そろそろHDが古くなってきたようで時々止まってしまうことがある。不意な停電が何度も起きると壊れるかもしれないので心配」ということで、マザー更新の相談を受けた。P2Vを頼まれたというよりは、こちらから無理やり友人を納得させてP2Vを実現した。マザーを新しくしようにもwin2K用のchip driverのついているマザーは無い(変態マザーとしてあるかも)ので、新しいマザーにubuntu x64を入れメモリーを潤沢に8Gb載せて、仮想OSとしてVMware playerを動かし、その上でwin2kをゲストとして動かすという仮想化を提案した。相手は仮想化が何か分からないので無理やり納得させた。
さて方針
1)webで調べるとフリーで物理仮想変換(P2V)ができるVMware Vsphere Converterの最新のバージョン4.3ではwin2kが対象からはずされたことが分かった。VMwareのサイトへいってさがすと一つ前のconverterVMware Vcenter Standalone Converter4.0.1がまだ置いてあった。このバージョンならwin2kを変換可能。
2)変換の手間を省くためにP2Vの前に大容量SATAのHDに移行する。win2K用のdriverが存在するsilicon image社のchipを使ったsybaのSIL0680(VMはintel chipを載せていたP2Bを仮想化しているのでその時代のものなら使える。とにかく古いもの)のATAカードを使い、大容量HD(big drive対応)PATAを読み書きできるようにした。これに同じsilicon imageのchipを使ったATA-SATA変換ドングル(AREAの龍2X SD-I2S-S2を2個購入)をつけた。これで古いマザーで大容量のSATA HDが使えるようになる。SATA HDは2台必要。1台は古いマザーで起動するwin2Kをつくるためにクローニング(システムドライブとしてコピーすること。要するにコピー後に起動できる)したもの。もう1台はP2Vで変換する仮想win2K(ただのファイルにみえる)の作成先。
3)いったんIDE HDからSATA HDに変換しながらクローニング(free softでこれができてしまうことがすごい)。
3-1)元のマザーでPATA20GbのHDにSIL0680のdriverをインストールしておく。移行元のIDEのHDをATAカードのマスタ、移行先のSATAのHDをドングルを介してスレーブに接続し、BIOSで起動順をSCSIからと設定すると古いマザーでもwin2Kが大容量のSATA HDを認識する。
3-2)freesoftのeaseus todo backupをCDから起動してwin2Kの入ったHDをOSごとSATAのHDにクローニングする。easeusは今回はじめて使ったがtrue imageとはちがって(TIでも手動でやればできる)移行先のHDの容量が大きくても移行元のHDのパーティションと同じサイズにしてくれることが助かる。これならデータの入っている最後のパーティション1つだけをGPartedで拡大すればよいからだ(まだやってはいないが)。
4)移行先のHDをプライマリ側に付け替え、古いHDは安全のため保管した。
5)(ここから5ー1へ行く.)うまく起動したのでSATAから起動したwin2KにVMware vCenter standalone Converterをインストールした。2台目のSATAのHDをドングルを介してスレーブ側につなぎ、HDをNTFSでフォーマットした。P2VしてHDをつなぎ換えてみると起動しないでブルースクリーンをはく。safe modeでは立ち上がる。conveterがbiosでの起動順を見ないで(古すぎるか珍しすぎて分からないからか)HDコントローラを置き換えたらしい。
これまで私は使った事はないがsysprepをインストールをしておくと、失敗を回避できるようだ。私がこれまで必要なかったのは次のように新しいdriveをインストールしたハードウェア・プロファイルを用意して手動でP2Vを行っていたからかもしれない。
5-1)P2Vの前のHDから立ち上げ標準ドライバーとして置き換えられるであろうHDのドライバーの絞込みを行う。まずデバイスマネージャーをさわるので動いているprofileはoriginalとして保存しておく。移行先ではIDE接続のCDは必要ないのでデバイスマネージャーでIDE ATA/ATAPコントローラをすべて無効にし、SCSIとRAIDコントローラ(siIのchipはこのように認識されている)だけにする。こうして変換する対象を絞りこんでおく。変更したプロファイルを新しいプロファイルとして名前をつけて保存し次の起動時に優先されるように行を上に移しておく。こうしてからconverterのwizardで再度スレーブにつないだHDを移行先としてP2Vする。
6)仮想化したOSが入っているHDを、data driveとしてつないで、ubuntuをインストールしたPCを起動、VMware Playerを立ち上げて再生したらうまく起動した。ネットワークカードの設定はbridgedにした。
7)英語でわかるが日本語の解説はここ

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