不良母の巻

この前、母と二人で池袋Ｓｈｏｐｐｉｎｇをしてきました。

パニック症になってから、２０年以上経ちますが、やっと・・・。
やっと夢が叶いました。



買い物に行くときも、少し大きいスーパーは踏み切りを越えなくては行けませんが、昨年まではそれも一人では、恐くて超えられなかった母。

しかし、少しずつ二人で行くようになって、一人で踏み切りを超えられるまでねなりました

近所なら、少し遠くてももう恐がらないし、積極的に行こうとします
おばあちゃん家だって大丈夫

池袋にも、始めはほんの少し。
用事で行くついでに、慣れているデパ地下通りを通って、帰りに私に合う靴を買ってくれた。

次に行ったときもまた、私のモノを買ってくれた。
高いからいいよっといっても、
何度も
「これが夢だったからいいの」
といって沢山買ってくれたテヘヘ。

でも私は、母自身の買い物を思う存分してほしくて、
個人的にはカフェやレストランで母と食事をしたり、お茶をするのが夢だった。

だから、いつか必ずって思ってた。


この日は、それの夢が叶った日だった。

母と二人で池袋に電車で行って、
母の化粧品を見て、メイクもしてもらって、
マツキヨで安く買って、
デパートで私のコートを見てもらって、
ＨＭＶで母が欲しがっていたものをついでに見に行って・・・・・。

クタクタになってきた私を差し置いて、実はドンドン加速していく母ｗｗｗ

「上の階も見たい」

といいだしたので、とりあえずそこのレストランで一休憩してくれたら行ってあげるよ。といったら、すんなりＯＫ・・・

前なら、休憩なんてソワソワしてしまうから、一気に買って帰るといっていたのに、
今では「これ頼もうかな」
なんて余裕。

落ち着いた席をお願いした私がアホみたいですよｗ

でも、ヘタに安心はできない。
いつパニックを起こしてしまうかわからないから、目が離せない。
もしそうなったら、また遠くに来れなくなってしまう。

それがわかっているから、そうならないようにとそれだけ気をつけていた。


というのは、私が小さいころ、母がパニックを克服しようとしていたときに、
突然パニックを起こしてしまって、
そこからトラウマでチャレンジすることができなくなってしまったと聞いていたからだ。

どれだけ遠くに行きたかったかはものすごくよくわかってるつもり。

ずっと望んで、ずっと我慢して、ずっと悔しい思いをして、ずっと申し訳ないと謝り続けていた母を私はずっと見てきた。

どうしてうちのお母さんだけ・・・。って悔しい思いもあったし、苛立ちを覚えるときもあった。


だから、少しずつ震えながら前に進もうとする母の姿が私は嬉しかった。

一歩、二歩と少しずつ克服していく姿が本当に嬉しかった。

何より、私を頼りにして、信じてくれた母に、心から私も感謝してる。
それがとってもよかったって、嬉しいんだ私は。


これからも母のキラキラした笑顔が沢山見たい。

自信をもった母が見たい。

少しずつでいいから、できるんだって、諦めなくてもいいんだって、
夢は叶うんだって思って欲しい。


とにかく、今年のお母さんは本当によく頑張りました
一番頑張りました

私の誇りであります