フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

脳内将棋盤について

2020年07月18日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

将棋を指さない人は興味がないかも知れませんが、将棋は読みが重要です。

僕なんかのヘボ将棋だと3手先くらいですが、プロだとかなり先まで読む。

そのときに、目の前にある将棋盤の駒を動かすと、反則ですから、頭の中の将棋盤で考えるわけです。

これを、脳内将棋盤といいます。どんなプロでも、脳内将棋盤を持っています。ふつうは。

しかし、藤井聡太棋聖(もう藤井くんなんて簡単には言えなくなった)は、脳内将棋盤がないそうだ。


ちょっとインタビューの内容を抜粋してみますね。

白鳥 棋士はどなたも『脳内将棋盤』を持っておられます。でも藤井先生は、あまり盤面を思い浮かべておられる感じではないと、以前、記事で拝見したのですが。

藤井 「はい」

白鳥 では、対局中はどんな感じで考えらおられるのですか? 棋譜で思考している?

藤井 「ん……それは、自分でもよくわからないというか。んー…………」

白鳥 盤は思い浮かべない?

藤井 「まあ、盤は(対局中は)目の前にあるわけですので」

白鳥 詰将棋を解くときなどはどうです?

藤井 「詰将棋は読みだけなので、盤面を思い浮かべるという感じでは……」

白鳥 えっ? ……私のような素人だと、詰将棋を解くときこそ将棋盤を思い浮かべるというか……むしろ手元に盤駒を置いていないと解けないくらいなんですけど……。


このように、藤井棋聖はどうやら脳内将棋盤を使っていないようだ。

じゃあ、どうやって思考しているんだろうか?

一応、素人ですが、将棋を指すので、将棋とはどういうものなのかは、分かる。

実はですね。何手先かは知りませんが、読むこと自体は、大したことはないんです。

たとえば、5手先を読んだとしますよね。

その時の盤面の状況について、どっちが有利なのか、その形勢判断が出来ないだめなんです。

5手先の場面で、自分が有利だと思えば指すし、不利だと思えばやめる。

でも、人間はコンピューターではないので、形勢判断を間違えます。

だから、読んだ先の形勢判断が重要になります。

でも、脳内に将棋盤がなければ、イメージできないので、形勢判断も難しくなる。

藤井棋聖は、どうやって形勢判断をしてるんでしょうか?

ほんとに謎です。

たぶん、かなり省エネの方法で思考しているんだと思われます。

明らかに、他の人に比べて読みが速いですから。

これは、マジで研究に値することですね。天才の脳の使い方として。

コメント (4)
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