廣瀬渉 氏(山形県教育委員会教育長)は、 「山形県NIE推進協議会 2018年度 NIE実践報告書」)の巻頭言で、「(新聞の発行部数は)一般社団法人日本新聞協会が公表している資料によると、2000年には53,708,831部だった新聞の発行部数が2018年には39,901,576部へと減少しており、一世帯あたりの部数に換算すると、1.13から0.7へと減少しているという数字が示されています。新聞を購読している世帯の割合が減少し、学校でしか新聞に触れる機会がないという児童・生徒の割合が高まっています。このような点からも、新聞を学校で教材として扱う意義は大きくなっていると言えます。」と警鐘を鳴らしています。
2000年の時点で既に新聞離れが話題になっていました。それ以降の18年間で、それまで新聞を読んでいた人の4割近くが読まなくなったのは、危機そのものです。
生まれてからずっと、自分の周りに新聞の存在がなかった子ども、ひょっとすると大人が何割という単位でいいることになってしまいます。
新聞を読んでいたけど止めた人への働きかけ、新聞の存在を知らない人への働きかけが急務であることを改めて感じます。危機を好機に!