2017年6月のブログ記事一覧-アドバイスＮＩＥ

ＮＩＥの魅力をいくつ説明できますか？

2017年06月30日 | 継往開来

　下の掲げたのは、１０歳未満の子供のインターネット利用に関する実態調査の結果を報じる静岡新聞の記事（２０１７年５月２９日付（朝刊））です。この記事を読んでいるうちに、テレビが普及し始めたころを思い出しました。「目が悪くなる」「思考力が育たない」「娯楽番組は低俗で見るに耐えられないものが多い」等、批判的な声がいくつも聞かれました。
　ネットが普及した今、多くの人がなくてはならないものとして利用する反面、新聞活用は衰退が心配される存在に・・・。
　こんな時こそ、ＮＩＥの必要性を、教師にも、保護者にも、そして何よりも子供たちにも分かりやすく説明できることが求められます。
　ＮＩＥという言葉が生まれる前、ネットが生まれる前の教室では、先生が新聞記事を見せながら子供に語りかけたり、新聞記事から得た情報を元に授業を行ったりする姿はごく自然に見られました。その情報源が、かつてラジオがテレビへ、そしてネットに変わったように、新聞や本もデジタル媒体に変わるのでは、と言われたらどう話せばいいのでしょうか。
　ＮＩＥの実践者が集まると、「ＮＩＥのそもそも論・基礎基本は理解していて当然」「ＮＩＥは大変有益なのは大前提」とする傾向があるように感じる人はいませんか。
　かつてない大規模な教師の退職時期を迎え、今後、ＮＩＥを知らない教師は飛躍的に増えることが予想されます。子供や保護者は、毎年入れ替わります。
　ＮＩＥに追い風、ＮＩＥの危機・・・いずれの場合でも、ＮＩＥの実践者は、ＮＩＥを知らない人や必要感を感じていない人に、ＮＩＥの魅力を端的に説明し、体験してもらう術を身に付けるのが不可欠ではないでしょうか。　

「水や空」の名言

2017年06月29日 | 火木：新聞・ＮＩＥにかかわる名言

読んだ人を、怒らせるか、笑わせるか、びっくりさせるか、泣かせるか。
それが「ニュース」で、残りはただのお知らせ。

長崎新聞「水や空」２０１７年４月６日付（朝刊）

人との関わりの中で（５年）

2017年06月28日 | 水：教科書に見るＮＩＥ

「人との関わりの中で」（６時間扱い）（５年　６月　三省堂）

１　単元の目標
　身近な人との関わりの中で、友達に伝えたい心に残った出来事を思い出して整理し、表現を工夫してまとめることができる。

２　授業の流れ（例）
　１　身近な人との関わりを振り返り、友達に伝えたい心に残った出来事を選ぶ。
　２　選んだ出来事について詳しく思いだし、イメージマップを作って書く事柄を集め、整理する。
　３　題名や書き出し、文末など、表現の仕方を工夫して書く。
　４　書いた文章を読み、伝えたい出来事や気持ちが表現されているか推敲する。
　５　書いた文章を友達と読み合い、感じたことや感想を交流する。
　　
３　アドバイス
　伝えたい事柄を明確に表現するために、５Ｗ１Ｈに注目させましょう。