コロナ禍を経て、外部講師を呼ぶ授業でも、目標達成を強く意識するようになりました。「NIEの話を1時間お願いします」といった漠然とした依頼はありえません。授業を行う外部講師としても、何を教えるべきか具体的な指示があると助かります。NIEを目的にすると、日ごろの教育活動と別物になってしまい、次年度以降に生きません。せっかくやるのであれば、やって良かった授業にし、ぜひ次年度以降も継続したくなるものにしましょう。
NIEという言葉が生まれてから長い間、「NIEの3領域が基本」と言われてきました。記事の活用、新聞社のノウハウの活用、新聞作り・・・残念ながら、紙面の精選のため、子供が独力で読み取り授業にそのまま生かせる記事は減っています。新聞作りについては紙媒体でもパソコン上でもほとんど見なくなりました。NIEを研修する場でも、NIEのあり方を抜本的に見直し、今の実態に合った提案が急務・・・より多くの人に理解を得られる一歩だと思います。
自分が持っているタブレット端末を使えば、写真も自由に撮れるはず。毎日の生活の中で「これだ!」と思う写真を1枚で良いから撮ってみてください。絵日記などでは、説明の文も書きますが、その必要はありません。条件はただ一つ、後でどうして撮ったか分かる写真!うまくいけば、立派な記録・財産になります。