白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

-見付けたり 平成のヘルスケアのライフスタイル指南書!-

2018年02月06日 | 健康

この冬の日本列島の寒さは尋常ではなく、南から北までインフルエンザの大流行が伝えられています。お年寄りの皆さんは、どんな予防法を心がけたら良いと思っておられますか?

 実は先のブログ 天候不順 陰陽の不調?」で取取り上げて紹介させて頂いた、日本鍼灸界のカリスマ鍼灸師の藤本蓮風先生は 鍼狂人の独り言」と題するブログサイトで一年365日一日も休まずに、鍼灸医学の核心を突いた、わずか数行程のツイートでの「鍼説法」を十数年?毎日発信続けて居られる日本のツイッターの草分けです。

鍼灸医学知識、素養の無い一般人には、ツイートの多くは一寸理解し難く、全国に散らばっているお弟子さんや先生の鍼灸治療でご縁のある方々が、言わんとする意を解して読まれているからでしょうか、医療ブログランキングの読者数で常に首位を独走し続けて居られます。

 

―「鍼狂人の独り言」 日本ツイートの草分けです!-

その先日の「鍼狂人の独り言」に 「インフルエンザにかかりたくない人の予防がツイートされていました。これならば、何方が読まれても充分に理解できますし、早速実行も可能かと思います。

先ずは下記に、コピペさせて頂きますので、ご拝読し、良ければお試しされては如何でしょうか!

 インフルエンザにかかりたくない人の予防
今インフルエンザの罹患が多い。
西洋医学の予防法がおこなわれている。
小生は対処法の一つと認識している。
我が東洋医学の予防法を述べて周知としたい。
例年にない寒冷な毎日。
この医学は、身体の陰陽の異変が病を生じると考える。
そこから、冷えをとることが最優先されるべきと。
よって、就寝前に、腰湯を奨励する。
それは、寝る前にシャツ一枚を着て、40度ぐらいの湯温度にする。

しばらくすると上半身に発汗をみる。
そこで、湯浴みからあがり、よく身体を拭きすぐ寝る。
湯温度は個人差を勘案して。
小生は74歳。

 以上ですが、温泉等での足湯は一般に良く見聞きしますし、足先を温めて心身をリラックスさせる息抜きのリフレッシュメントの一つと理解されています。

インフルエンザの予防に一汗出るまでの腰湯に浸かると言う話、半身浴ですから、それもあって然るべきとは思われますが、其の効果や効能の多くは聞いたことがありません。それが陰陽の異変で病になる予防と、どのように結び付けて解釈すべきか早速探って見たくなりました。

 

―大分空港にオープンした温泉足湯コーナーWeb画像より

そこで先ず思い浮かぶキーワードは免疫力の向上です。 そうなれば早速登場して頂くのが免疫学の世界的な権威と言われた安保徹先生であり、口癖のように語られていた、リンパ球を増やす体温の上昇です。体温が1℃上がると免疫力は、5倍に上がると言う話であります。

私達人間は、外的ストレス等の生体環境変化に反応して、体内の生理活動を適切な状態に常に維持するホメオスタシス、自律恒常性能を備えているのです。

体温を始め生体の生理活動全てが、その活動量に合わせて恒常的な体調として自律神経系の作用に依って様々に変化しながら一定の状態に維持されているのです。

ところが、其れを乱すような無理な活動を長く続けたり、体力を極度に消耗したりして、その後の休養を充分に取らずに体調の回復を怠って、更なる無理な活動を続けたりすると、体は自律恒常性維持が難しくなり、疲労が蓄積して正常な体温維持も損なわれ、やがて慢性的な低体温体質に陥ると言います。

そうなると、生体全体の正常な代謝が難しくなり、各臓器の機能維持に支障が出て様々な不快症状が表れます。やがてそれが特定の臓器の障害となって病気の発症に繋がるのです。

 同時に、生体の防御系を司る白血球の中の顆粒球とリンパ球の産生力が低下し、免疫力が弱っての様々な感染症の発症から健康時には何ら支障とならない生体内の常在日和見菌の疾病にも繋がります。

私たちの身体は冬の寒い低温に多くに晒されると、体温を奪われないように毛穴を閉じて、少しで体表面積を小さくし、血管を引き締めて血流量を増やすように働く交感神経の作用で、生体の強い緊張状状態を作って体温維持に努めるのです。

もし無理をして、体調管理が不十分であったりして生体の代謝にすこしでも低下が起こると、ウイルスなどと戦うリンパ球の能力が低下して、免疫力不足でインフルエンザの発症が起こり易くなります。

 

―ワクチンでも完全予防はできません!-

生体は、活発に体を動かしている活動状態で働く交感神経作用の下では、それなりの体温維持が前述のようにできるのですが、替わって体力を回復する休息状態に入る就寝時には、副交感神経支配下にあって血管は弛緩状態となり、血圧も下がって血流量も低下し、其れだけ低体温になり易く、室内温度を少々高くしても、充分な体温の上昇維持が望めないのです。

其れを補う療法が、就寝前の腰湯に依る体温上昇であり、就寝中も上昇した体温を維持してリンパ球を増やし、インフルエンザを予防する為の免疫力の向上を図るのが其の効能であると解釈します。

それを前記の安保徹先生は 其の著書 「免疫力を高めれば、薬はいらない!」の表紙カバーに、体温が1度上がると免疫力は5倍に上がる!と副題として大書しているのです。

 

―安保徹先生の遺作となった健康ライフ指南書-

その文中では、腰湯には特に触れては居ませんが、健康管理の提言での入浴効果では 「週に3回はお風呂でゆっくり温まろう」と言い、入浴温度については、熱い湯に長く入ると、深部体温が39.5℃までにも上がり、風邪を引いて高熱が出た時と同じくらいの体温が得られ、病気が治り、癌も消えて行くと書いています。

健康な人は熱いお湯で良いでしょうし、熱い温度に耐えられると、出た後は一気に汗をかいて老廃物が出せるので、身体を温める効果と汗をかく効果の二つが一緒にできるメリットがあるとも言います。

しかし、病気勝ちの人や体力に余力の無い方は、熱いお湯だと体力を消耗します。疲れの残らない、深部体温38℃ぐらいまでのお湯の入り方が適切と申しています。

大切なのは、普段から理想的な体温である36.5℃が保てる、健康な体調となる自律恒常性の維持であり、寒い冬の体温の低下時にも充分な血流量で、ある程度は耐えられるようにし、暑い夏の体温の上昇時には、発汗で体温調節し、ある程度は耐えるように日頃から身体を鍛える事にあります。

全身浴では高い深部体温で湯疲れが起こり易く、循環器系の負担が大きくなる為に、腰湯は昔から、それに替わる経験的に好ましい入浴法として、試みられて来たのではないかと思われますが、ネット上で追っても頭寒足熱とか、冷え取り健康法とか、それらしき効果の話はあるのですが、はっきりしていません。

中には、腰湯の湯温は45℃以上にするのが良いとか、腰湯と言っても臍よりも上まで湯に浸かると、腸内で消化中の代謝物が腐敗するから体に良く無い等々、理解に苦しむような奇妙な話が、勝手気儘に発信されているのを見掛けます。

 

―腰湯 イメージイラストだけは立派です!-Web画像より

藤本蓮風先生が 「鍼狂人の独り言」で申している腰湯、西洋医学のいろいろある予防法に対しての東洋医学の対処防法と申して居り、それは「冷え」を取る、陰陽のバランスを取る療法であり、毎年行政が勧めているインフルエンザワクチン接種などの西洋医学の予防に替わって、東洋医学を試してみる良い機会になるのではと思いますが、如何でしょうか?

扨て、申し遅れの形となりましたが、前述の安保徹先生の著書 「免疫力を高めれば、薬はいらない!」、医者いらずの体になる簡単な健康法と表紙にもあり、これぞ正に 「平成のヘルスケアのライフスタイル指南書」であり、安保徹先生は1昨年に鬼籍に入られたので、今では健康管理指南遺(医)書です。

因みに、その終章である6章の最後の1節 「病気を治すのは≪薬」ではなく≪免疫力≫!」の冒頭文の一部を省略し、下記に転写させて頂きますのでご覧見てください。

マスコミが安保徹先生の訃報を一切報じなかった事実の背景、日本の医薬医療界から目の敵にされて居た?その理由が、読んで見れば良く分かるような気がします。

 -引用開始-

「‥‥担当直入に言うと、日本人は薬を飲みすぎています。新しい薬が出れば、世界の消費量の5~7割が日本です。例えば、新型インフレンザが流行った時に使われた抗ウイルス剤。これも世界の消費の7割が日本で使われています。日本人は昔から薬が大好きです。薬師如来を大事にする薬の文化があります。そう言う独特の国民性が薬に対して熱心になってしまうのでしょう。

どうせ治る病気に薬を使うとか、長年飲み続けるのはやりすぎです。今や国の財政が破綻する程医療費がかかっています。もっと大事なところにお金を使わないといけません。」‥‥

「‥‥日本がまだ貧しく、医療の恩恵に預かれない人を沢山見て育った今の高齢者は、薬に頼る気持ちがおそらく強いのだと思います。これからはもう少し、賢くならないといけないのでないでしょうか。

人間と言うのは、38億年かけてたどり着いた巧妙な生命体なので、偏らない生き方をすれば健康で過ごせます。」

「‥‥無理な生き方をして体を壊す人もいるし、ラクをし過ぎて能力低下で生きずらくなる人もいる。健康で居られるかは、自分の行動次第。それを肝に銘じなくてはなりません。」

 「‥‥≪薬を飲んで健康になる」と言う考えにとらわれない事です。薬を飲むことは、健康につながらないと言う基本を学びましょう。」

「先ずは、薬を出すことが商売の病院に足を運ぶ回数を減らさないとダメです。」

「血圧やコレステロール値が高くなると、すぐに病院に行って薬をもらうことが当たり前なっています。

しかし、診察を受け、薬をもらっても病気は基本的には治りません。」

「そもそも血圧やコレストロール値というのは、体が巧妙な調節の中で決定していることです。それを薬で、無理やりに上げたり下げたりすると言うのは筋違いです。‥‥」

「‥‥大怪我や骨折をした時に病院に行くのは構いません。しかし、どんな小さな病気でも医者や薬で治してもらおう、と言う気持ちが強くなりすぎていないでしょうか。無理な生き方を続けたから、食生活が乱れているから病気になったのです。」

「≪自分の健康は自分で管理する。滅多なことでは病院の世話にはならい≫と言う意識が病気を治しますその意識が日本を立ち直らせる原動力にもつながるのではないでしょうか。」 ≪病気を治すのに薬入らない!≫

―引用終了―

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