鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

もうおしまい?広瀬川

2008-09-11 23:52:22 | 広瀬川

 川辺川ダム建設について、今日熊本県知事はダム建設を白紙撤回とし、ダムによらない治水対策を追求するべきとの結論を出したようです。

 苦渋の決断に拍手を送ります。

 これもひとえに長い地道な地域住民の反対運動があったからです。

 でも、国としては反対があっても計画を強引に進めることは可能とのことなので、まだまだ安心はできません。

 

 

 夜になって雨が降り始めました。天気予報どおりです。

 

 昨日までの予報では、今日の午後から雨ということでしたが、今日になって雨は夕方からとなっていましたので、午後から休んで川に入りました。

 広瀬川です。

 

 今日の広瀬川は、水はあくまでも澄み渡り、こんなに澄み切っている広瀬川は久し振りというよりは初めてではないでしょうか。

 何といっても、美術館下の岩盤の溝の瀬、この中がはっきりと見えたのですから。ビックリです。こんなに澄んだ広瀬川は。

 

 そして、水量はまた減水、かなりの減水です。かっての減水状態と同じです。 ただ、違うのは”鮎がいない”ということだけです。これが一番肝心なのですが。

 

 例によって井筒釣具店からオトリを2匹購入。ちょっと小さく、細い。心細いオトリアユです。

 いつもならこの時期はもうオトリの販売は中止というか終了しているのですが、今年はいつもと違います。今週末から3連休が始まるということで、土曜日に新しいオトリを購入してくるそうです。すごい意気込みです。その意気や良し!!です。

 

 自宅ですべて用意して、一番近い広瀬川へ。 ここで減水と清澄にビックリしたわけです。7日と同じところ。1時30分スタート。

 しかし、掛かりません。約20分後、ようやく当りがあり、掛かり鮎が目につきました。 大きくはありません。20センチ未満です。

 その後掛かりません。釣り下ります。 下流域には平日というのに、何となんとナント4人も釣り人がいるではありませんか。よく見るとその内3人がコロガシ、一人が友釣りです。

 

 岩盤の溝にオトリを入れながら釣り下りますが、当たりはありません。 実際に掛かりそうにありません。 水がきれい過ぎ、少な過ぎです。

 友釣りの人に話しかけました。岩盤のところで3匹を掛けたとのこと。前にも会ったことのある人で、オトリをコロガシで確保し、その後は友釣りをしています。コロガシは面白くないからという訳で。

 

 そして、衝撃の一言。一昨日はいい思いをしたと。 一昨日ということは9日火曜日です。今日よりは水量があり、面白いように掛かったということです、その数”22匹”。

 ショックでした。やはり、と思いました。 こうなると返す返すも8日のチョンボが悔やまれます。 水量も透明度も申し分なかった・・・・・。

 

 ダメもとで、岩盤の溝に二人のコロガシが入っていましたが、その間が空いていたので、そこに入って養殖のオトリに背バリとオモリをかませて沈めます。その時なのです、岩盤の溝が綺麗にはっきりと見えたのは。 ああ、ここはこうなっているのかと初めて納得しました。

 掛からないだろうと思っていたところ、ひょんな拍子に掛かってしまいました。すぐ下流にはコロガシの人がいるので、強引に抜きました。23センチくらいのいいアユです。

 でも、その後は続きません。

 

 そこで、今度は上流に行くことにしました。西道路のトンネルが切れているところの下の荒瀬です。 ここでは今年はまともに竿を入れていません。

 ここで養殖アユ2匹と掛かりアユ2匹、計4匹を使って思う存分釣ってやろうと思ったのですが・・・。

 ここにも先行者がいて、休憩していましたが、話しをすると、ここも一昨日がよく釣れたと言うことです。 まあ、全ては後の祭りです。

 

 ここの荒瀬では、最初は養殖オトリを使って、オモリをかませて釣り下ってみました。川の状況を把握した上で、今度は大きなアユを使って真剣勝負です。元気なためノーマルでも大丈夫でした。

 大石の裏の泡立ちの下流に入れると、すぐにコツンという当たりのようなものを感じました。もしかして、とは思ったのですが、その後の引きがなかったのでそのまま泳がせていました。

 少しして手元に手繰り寄せてみると、ナントなんと何とハリス止めには1センチ位のハリスがあるだけ。 そうなのです、ハリス切れだったのです。 やはり追われたのです、掛かったのです、が、大きすぎたのかハリスごともっていかれました。 これも後の祭り。

 

 その後は背バリにしたりして、荒瀬の中を泳がせましたが、またしてもいつの間にかのハリス切れ。 ついていません。

 久し振りのハリス切れでした。ということは少なくてもアユはいるということで、粘ったのですが、掛かりません。

 4時15分に納棺ならぬ納竿にしました。

 

 2004年の9月5日。 ここで27.5センチの大アユを掛けているのです。部屋に写真を飾っています。 だから今頃なら大きなアユがいるのではないかと期待して行ったのですが、先行者がいたし、釣れないしで、竿を畳むことになってしまいました。 残念です。

 

 

 もしかして、これで広瀬川のアユ釣り、友釣りは終了かと思ってしまいました。いつもならもう終わっているのですが。

 今夜の雨で水量が少し増えたら、また釣れ出すのかもしれませんが、果たしてどうなりますことやら。

 

 私個人として、あと1回で広瀬川はジ・エンドにしようかなと思っています。

 井筒釣具店では、残ったアユは放流して、少しでも来年の釣りに役立てようということのようです。

 

 

 写真は多分最後の広瀬川の大アユとなるであろう、23.5センチのアユです。メスのようです。

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