1日の解禁日のことです。午後から西道路のトンネルが切れているところの上流の瀬で友釣りをしていると、胴長をはいた4,5人の人たちが下流の方にやって来ました。
釣りをしながら見ていると、各々網を持って川に入り、左岸のへチに網を入れています。何かを掬っている感じ。水生昆虫を調べているのかなと思いながら釣りをし、下っていきました。
やはり水生昆虫を採集していました。種類ごとに分けています。孫太郎虫もいます。よく見ると、淵と瀬に分けて収集しているようです。淵とはいっても私からみれば単なる浅いトロ場です。淵といえるほど深さはない。
脱皮した川蟹です。久し振りに見た感じです。
そしてハヤとドンコもいました。結構こんな浅いところにもいろいろな生物がいるのだと改めて感じた次第です。
その後少しして、30人くらいの老若男女が河原にやって来ました。ということは彼らに見せるために先遣隊として川に入り、予め水生昆虫等を確保しておいたようです。
どんな団体なのかは分かりません。大学関係者か、科学館の事業か、学校の子どもたちを対象にしたものではありません。
こういう形で、川に興味を持ってもらえるのはいいことだとは思います。これをその後どういう形で活かしていくのか、どう活用するのかそれこそが肝心なことです。
私としては、川に興味を持ったら、まずは魚釣りをして欲しいと思います。釣れても釣れなくても、川で釣り糸を垂れて欲しいものです。その結果魚が釣れて、釣りが好きになってくれれば申し分ないです。