7月8日(日)開催
シマノジャパンカップ東北地区大会に出場してきました。 もちろん今年初めての鮎釣り大会参加です。 ここ数年は、オリンピックのように ”参加することに意義がある” ということで大会に臨んできましたが、いい歳を迎えそれではいけないと反省し、真剣に鮎釣りという真剣勝負に挑もうと決心して山形に向かいました。クラブの釣り友と二人で出かけました。 しかし、・・・・。
何といっても、7日、8日の雨降り、それに伴う増水、濁りが心配でした。 私が釣行した3日と7日の水位の比較です。 午前7時の比較(長者原)です。3日:-1.48、7日:-1.07となっていて、41センチ増水しています。 ところが、それからまた小国川は増水し始め、一時は最大1メートルも増水しました。
小国川に到着した午前6時前の水位は-0.89と、3日と比べて約60センチ増水しています。 個人的には増水は嫌いです。増水した川は怖いし動き回れません。釣りに集中する前に川の危険に注意を払わなければなりません。これはハンディです。
大会スタート前の一関大橋の前後の様子です。
例によって下に番号が打たれた封筒を引きます。私は170番、釣り友は22番。彼は上流域A、私は下流域Bということになりました。私としてはこれだけ増水していれば、上流も下流も関係ありません。どこに入っても同じだという、いわば半分あきらめの気持ちが心を占めていました。
しかも、抽選番号は170番。1番から90番が上流A、91番から181番までが下流Bで、その順番にオトリを受け取り目指すポイントに向かいます。 ということは、当然目ぼしいところには先に釣り人が入っています。 もうすっかり”敗北主義”に犯されていました。
6時40分頃にオトリを2匹受け取り、下流に向かいます。楽をしようと思っていた近くの右岸側にはもう沢山の釣り人が入っています。仕方なく?歩きます。でもきょう(8日)は最下流まで歩く元気はありませんでした。 ガンガン瀬から長いトロ場が続き、広い早瀬からチャラ瀬(増水していなければ)となる広いエリアにも人は入っていましたが、右岸側の早瀬には入っていません。そこで腰下まで入って平瀬を抜けて、馬の瀬状になったところから早瀬に竿を出すことにしました。
しかし、遠く目から見た早瀬とまじかに見た早瀬とは異なっていました。思いのほか流れが早いのです。配られた2匹の養殖オトリ、これが弱いんだなあ。すぐに体力を無くしてしまう。もっともこれは誰もが同じこと。弱いオトリのせいにはできません。30分で最初の1匹は用をなさない状態になってしまいました。 背バリを使っても浮き上がり、それにおもりをセットしても浮き上がってしまいます。
場所を移動したいと思っても、広い川の中央から左岸側にかけては釣り人が一杯います。動けるのは右岸側だけです。でもその右岸側では釣りになりません。早瀬の流れ込む先には深い深い淵があります。 弱ったオトリと弱いオトリではとても潜ってくれません、無理です。
周りをみると浅い方でポツポツと掛かっているようです。増水した時は浅瀬を狙うべきだったのでしょうか。 左岸に戻って堤防に上ろうと思っても、すんなりとはいきません。 1時間半以上経ってようやく少し動けるようになり、川の中央から左岸寄りに動くことができ、中央よりも左岸側の平瀬やチャラ瀬を狙いましたが、他の釣り人には掛かっても私のオトリには掛かってくれません。弱った養殖オトリは見向きもされないということでしょう。 厳しい冷厳な現実。 草むらの間を流れる小さな流れにも挑戦しましたが、虚しさが漂うばかり。 やることなすこと、全て悪い方に向かいます。
それで、30分前に納棺(気分的には死んで納棺された感じです)ならぬ納竿しました。 予選は7時から10時までの3時間でしたが、2時間30分で終了してしまいました。 釣果2匹、とはいっても配布された養殖オトリ2匹だけなので、実質ゼロ、おでこです。待ちに待った大会、何とかしたいと決意していた大会なのに。
せめてもの救いは釣友が3匹だったということです。つまり1匹掛けてくれました。
以下の写真は決勝戦の様子です。上流側Aでは6匹、下流側Bでは5匹が予選通過の釣果でした。 予選通過には程遠い結果でした。 未熟なんでしょうね、やはり。
そして午後1時15分、決勝戦も終わり、見物客もいなくなりました。
ひっそりと静まり返った小国川です。
でも駐車場となった輓馬競争の会場の草むらには、元気で可愛いカエルが一杯いました。
今回の大会参加商品等です。
読んでくれたみなさん、ありがとうございます。