また仙台は朝方から全く冴えない梅雨空、梅雨寒となっています。きのうの山形県の天気が信じられません。舟形町の近くの新庄市の気温推移を見てみると、数値と実際の感じとでこんなにも異なるものかとびっくりしました。
(以下の8枚の写真は広瀬川のいつもの分流です。水量が少なくなっています。)
きのうの仙台市の最高気温は22.1度となっています。新庄市は24.9度でした。2.8度しか違わないのですが、この差はとっても大きく感じています。朝方こそ少々膚寒いかなと思ったのですが、それでダイワの大会では私一人だけカッパを着ていました、その後は順調に気温は上がり、と同時に陽射しも出てきて、雲の切れ目から太陽が顔を出すともう明るいのなんの、明るく、眩しく、神々しくさえ感じました。
太陽の光線は暖かいのです、直射日光を浴びると暑くさえ感じました。本当に感謝したくなりましたね。まさにお日様、お天道様です。この天気がなかったのですね、仙台には、7月に入ってから。これぞ夏だ、これでこそ夏の鮎釣りだ、と実感した次第です。嬉しかったです。
でも朝方はまだ暖かくはないので、前述のようにカッパを着ましたし、タイツはスリムウエダーにしました。98人中スリムウエダー着用の人は5,6人はいました。ご同輩に親しみを感じます。ぱっと見回しても周りは若い人が圧倒的です。鮎釣りの世界も若い人たちにうまく引き継がれていけばいいのですが、どうでしょうか、若い鮎釣り師は増えていると思いますか。
(水量がさらに減った広瀬川)
小国川でのダイワ鮎マスターズです。性懲りもなくまた申し込みました。一時は引退を表明して撤回したり、読者の方に叱責されたりもしましたが、足腰が動く間はエントリーし続けようかなと今は思っています。ご了解ください。
朝の抽選の結果上流域(Aグループ)となりました。このワッペンを帽子の後頭部に着用です。Bは下流域で、約50人ずつオトリ配布のために並びます。番号は37番。ほとんど終わりの方です。いいポイントは抑えられているでしょう。とはいっても流れが変わってしまって、どこがいいのかは分かりません、去年までのデータはあまり役に立ちません。
元気な人は一の関大橋から上流の長沢の堰堤まで歩くのですね。全く考えられません。何十分歩くことになるのか。私はついつい楽をしようと大会本部前に入ろうかなと思ってしまうのですが、それではいかん、もう少し自分に厳しくしないとと言いきかせて上流へ向かいました。
小国川で上流と言えば、私が行くところはそうです、経壇原です。でも去年の大雨で流れが変わり、周り様子も変わってしまい、いつもの見慣れた入線経路が見つかりません。それで少し遠回りして経壇原の大石ゴロゴロの急瀬深瀬にと辿り着いたものの、もう竿を出せるところがありません。
この頃は加齢とともにニンゲンが丸くなってきて、無理矢理でも入り込むということはしなくなりました、できなくなりました。それで仕方がないからもどりました。こうなれば大会本部前の平瀬かちゃら瀬にしようと思いました。
でも右岸の簗(やな)のためにコンクリートブロックや大石を並べている、だからその下流は白波が立っているところ、しかも左岸側が空いていました。仕方がない、不本意ではあるがここに入ろうと護岸の階段をくだっていきました。 向かいには若い(私よりは、はるかに)鮎釣り師が陣取っています。
もうすぐ予選開始の午前7時になります。私は上流へ向かってそこを諦めまた下ってきたために、少々疲れていたし、時間も間に合いませんでした、7時開始には。まあここしか入れそうなところはなかったので仕方がありません。
こういうところです。
{ (お断り)スミマセン、夜出かけますのでここまでで一旦アップさせていただきます。}
≪外出から戻ってきて、風呂上りにブログ再開です。そしたら眠くなってきました。≫
周りの釣り人より遅れること5分くらい。竿を出した上部の写真のところの深さは軽い濁りのためはっきりしません。ただこの辺では深いところだろうとは思いました。ということは、根掛かりしたら外すために入っていけないということです。ましてやスリムとはいえウエダーを履いているのです。転んだら一巻のお仕舞です。
7時10分くらいかな、向かいの人が掛けました。結構いい型でした。これはいるんだ!と分かりました。少しだけ嬉しくはなります。自分にも掛かる確率が高くなるからです。 そしてとうとうこの泡立ちの瀬の中央付近で待望の当たりが伝わってきました。
軽い当たりですが、芯竿の先もはっきりと曲がっていました。よしもらった!と喜んだのですが、そっれも束の間のこと、ハリ掛かりはしませんでした。ガッカリですよね。鮎釣り師の人はお分かりでしょうが、開始早々に掛ってくれた鮎が、浅いばかりに外れてしまうということの精神的なダメージを。
でも気を取り直して再度この付近を泳がせます。仕掛けは水中糸がナイロンの0.3号(太いでしょう)です。ハリは私にはやや小さめの6.5号くらいでしたか。そうこうするうちにも向かい側の人は鮎を掛けています。こういう時はとっても悔しいですね。
でもまた10分くらいしてククッという鮎が掛かった当たりが伝わってきました。もちろん芯竿も曲がっています。でも悔しいことに今回もきちんとハリ掛かりしませんでした。ついていません。2回連続のバラシですから。野鮎が1匹掛かってくれれば、この状態は一気に好転するのになあ~。
2度目のバラシから何分くらい経った頃か、またしても当たりが伝わってきました。嬉しいことに今回はきちんとハリ掛かりしていて何とか引き抜くことができました。ようやく小国川の野鮎が掛かりました、掛かってくれました。一気に気分は好転し、それが釣りにも、釣果にも現れてきます。
一時向かいの人と競うかのようにお互いが掛ったのですが、そのうち向かいの人は下りはじめて、いろんなポイントで竿を出し始めました。最初の場所を諦めたということのようです。私の言うジプシー状態です。こちらは個々から動かず、ポツリポツリではあっても確実に鮎が掛かってくれました。なかには10センチあるかないかくらいの天然のチビ鮎も掛りました。
どちらかというと、私のいる左岸側の鮎は右岸側の鮎よりも小さい感じでした。私に掛ってくれる鮎は小さめで12センチから15センチ、大きくて17センチくらいでしょうか。でも確かに掛かってくれたのです、鮎は。しかもですよ、追星もくっきりと分かる鮎が結構掛かりました。追星がきれいなのは縄張り意識が強いということです。白い鮎ではなかった。
夏空みたいなまぶしさもあるところで、夏の風物詩である鮎釣りで鮎を掛ける、この醍醐味というか喜びはこれが鮎釣りというものでしょう。はっきりと追い出そうとした結果ハリ掛かりしているのを見ると本当にこれが鮎釣りなのだ、これを待っていたのだと実感します。
(きれいですねえ~。これこそ夏の鮎です。きれいな追星、見事な追星です。惚れ惚れします。うれしくなります。)
ただ一つ困ったことがありました。 何だともいますか? それは風、強風です。いやあ強いのなんのって、強い風なのです。川上から吹いてきます。だから引抜の時は余計に抵抗が強くなるわけです。鮎が大きくなくても抜けないのです。水面を切ってもタモの方にはなかなか入ってくれないのです。何回も空中ブランコ状態になりました。
地元の人に後で聞いたところでは、今年の小国川は常に風が強いと言っていました。気をつけなければいけませんね。考えてみれば、川上から吹く風に抗して、下流から掛かり鮎とオトリ鮎を引き抜く時間、手間暇は馬鹿になりませんね。かなり時間をロスしていることになります。
これが無風状態だったならば、もっと釣果は伸びていたでしょう。手返しが早くなるからです。掛かる割合が同じとしての話しですが。なぜか掛かり続けてくれます。びっくりしたのはこんな巨大な魚も掛ったのですから。掛かった後当然なかなか浮かんでこないし、水中からグルングルンという動きが伝わってきます。
1回引き抜きに失敗、大きいことと風のためにタモまで飛んできませんでした。その後少し下って辛うじて水面ギリギリでキャッチできました。それがこれです。オトリ鮎と比べてください。
もうだめ、眠いです。まだ”予選”の報告も終了はしていないのですが、続きはあしたにさせていただきます。すみません。