シグマのDP2というコンパクトカメラをご存じでしょうか?そもそもソニーやパナソニック、キャノンやニコンなんかは多くの方が知っているメーカーだと思いますし、リコーもGRデジタルで有名になってきていますが、シグマって何?と思う人も少なくないと思います。
一眼レフ使っている人ならレンズで知っていると思うんですけどね。
そのシグマが2008年3月に発売したのがDP1。以後、2009年4月にDP2、2009年10月にDP1Sというコンパクトデジタルカメラを発売しています。まぁ大本は2007年3月発売のデジタル一眼レフ、SD14なのでしょうけど、とりあえず一眼レフはここでは触れません。
DPシリーズ最大の特徴は20.7×13.8mmという大型サイズのFoveon X3ダイレクトイメージセンサーというのを搭載している事です。
ちなみに私の使っている一眼レフであるニコンD300は23.6×15.8mm。オリンパスのデジペンやパナソニックGF1のフォーサーズは17.3×13mm。一般的なコンパデジの1/2.5というのは5.76×4.29mmというサイズです。面積は縦×横なので、思った以上に差が出ます。
そしてFoveonセンサーですが、私も勉強中でしてはっきりしたことを書けないのですが、シグマのサイトによると、ほとんどのデジカメのセンサーは基本的に色を取り込めないモノクロセンサーであり、ここに色を入れる為にカラーフィルターを入れ、さらにカラーフィルターを入れることで出る不具合を軽減する為に光学ローパスフィルターを入れている、と。
しかしFoveonセンサーならダイレクトに色を記録できる為、これらのフィルター無しで撮影ができる。つまりは純粋な色情報でクリアで鮮明な写真が撮れる、とありました。
シグマのサイトにあるサンプルは、そりゃぁもう綺麗です。まぁこれは良い条件でプロが撮ったものですから綺麗で当たり前かもしれませんが、もう一眼レフに匹敵する高画質だと感じました。
DP1とDP1Sは35mm換算で21mmのF4レンズ、DP2は35mm換算で41mmのF2.8レンズ。どちらもズーム機能を持たない単焦点レンズです。レンズ交換式ではないので、このレンズ、この画角でしか撮影できないワケですが、変にズーム機能を付けず、描写性能に拘り抜いたのだと思えば、これはこれで納得です。
AF速度が遅い、記録に時間がかかる+操作レスポンスが悪い、高感度耐性低い、バッテリーもたない、など操作感は5年前のコンデジ並みだと言われていますが、すべては画質で許せると私は思います。
ただひっかかるのは液晶画面を見て撮影しなければならないという点でしょうか。AF性能がイマイチだとMFで撮らなければいけないシーンもあると思います。日中だと背面液晶は非常にみづらいのでピントの確認がキッチリできるかどうか不安なんですね。EVFなら周りが明るくても見やすいし、撮影時の構えもガッチリして手ぶれ対策になるし、GF1やEP2みたいにEVF対応になるまで待つのがいいのかもしれません。
値段の方はコンデジにしてはけっこう高く55000円くらいします。こうなってくるとレンズ交換式のGF1も値段的に近いんですよね。GF1ならAFは高速で正確だし、操作レスポンスもいいだろうし、これはこれで良い選択だと思います。
が、ファッション一眼なんてキャッチフレーズで売っているGF1は正直好きになれないんですよ。公式サイトの作例も気合いが感じられないし。
あまりに便利すぎるモノは、与えてくれるモノが少ない。むしろ大切なモノを忘れてしまう、奪われてしまう。そんな気がします。
来年の春あたりにEVF装着可能なDP2Sなんてのが出ると買いなんですけど、つい最近DP1Sが出たばっかりだし、中古でDP2買おうかなぁ・・・
一眼レフ使っている人ならレンズで知っていると思うんですけどね。
そのシグマが2008年3月に発売したのがDP1。以後、2009年4月にDP2、2009年10月にDP1Sというコンパクトデジタルカメラを発売しています。まぁ大本は2007年3月発売のデジタル一眼レフ、SD14なのでしょうけど、とりあえず一眼レフはここでは触れません。
DPシリーズ最大の特徴は20.7×13.8mmという大型サイズのFoveon X3ダイレクトイメージセンサーというのを搭載している事です。
ちなみに私の使っている一眼レフであるニコンD300は23.6×15.8mm。オリンパスのデジペンやパナソニックGF1のフォーサーズは17.3×13mm。一般的なコンパデジの1/2.5というのは5.76×4.29mmというサイズです。面積は縦×横なので、思った以上に差が出ます。
そしてFoveonセンサーですが、私も勉強中でしてはっきりしたことを書けないのですが、シグマのサイトによると、ほとんどのデジカメのセンサーは基本的に色を取り込めないモノクロセンサーであり、ここに色を入れる為にカラーフィルターを入れ、さらにカラーフィルターを入れることで出る不具合を軽減する為に光学ローパスフィルターを入れている、と。
しかしFoveonセンサーならダイレクトに色を記録できる為、これらのフィルター無しで撮影ができる。つまりは純粋な色情報でクリアで鮮明な写真が撮れる、とありました。
シグマのサイトにあるサンプルは、そりゃぁもう綺麗です。まぁこれは良い条件でプロが撮ったものですから綺麗で当たり前かもしれませんが、もう一眼レフに匹敵する高画質だと感じました。
DP1とDP1Sは35mm換算で21mmのF4レンズ、DP2は35mm換算で41mmのF2.8レンズ。どちらもズーム機能を持たない単焦点レンズです。レンズ交換式ではないので、このレンズ、この画角でしか撮影できないワケですが、変にズーム機能を付けず、描写性能に拘り抜いたのだと思えば、これはこれで納得です。
AF速度が遅い、記録に時間がかかる+操作レスポンスが悪い、高感度耐性低い、バッテリーもたない、など操作感は5年前のコンデジ並みだと言われていますが、すべては画質で許せると私は思います。
ただひっかかるのは液晶画面を見て撮影しなければならないという点でしょうか。AF性能がイマイチだとMFで撮らなければいけないシーンもあると思います。日中だと背面液晶は非常にみづらいのでピントの確認がキッチリできるかどうか不安なんですね。EVFなら周りが明るくても見やすいし、撮影時の構えもガッチリして手ぶれ対策になるし、GF1やEP2みたいにEVF対応になるまで待つのがいいのかもしれません。
値段の方はコンデジにしてはけっこう高く55000円くらいします。こうなってくるとレンズ交換式のGF1も値段的に近いんですよね。GF1ならAFは高速で正確だし、操作レスポンスもいいだろうし、これはこれで良い選択だと思います。
が、ファッション一眼なんてキャッチフレーズで売っているGF1は正直好きになれないんですよ。公式サイトの作例も気合いが感じられないし。
あまりに便利すぎるモノは、与えてくれるモノが少ない。むしろ大切なモノを忘れてしまう、奪われてしまう。そんな気がします。
来年の春あたりにEVF装着可能なDP2Sなんてのが出ると買いなんですけど、つい最近DP1Sが出たばっかりだし、中古でDP2買おうかなぁ・・・