
IBMの東京基礎研究所は、視覚障害者向けのWeb閲覧を
支援する音声ブラウザや、マウスを使用しなくても画面を
操作できるアクセシビリティツールなどを開発している。
こうした技術がさまざまな方面で応用されれば、
障害者の仕事の幅も広がり、その自立支援のみならず、
採用を積極的におこなう企業にもメリットが広がるだろう。
社会福祉法人の東京コロニーでは、在宅でしか学習や仕事のできない
重度障害者向けにWeb基礎やMOUS研修などといった
IT技術者在宅養成講座を設けている。
この講座を修了すると、情報処理技術者試験の午前テストが
免除されるように認定されている。
障害者採用枠を設けている企業も多いが、
みずからの意思でスキルを身につけられる場を提供し、
健常者が足元にも及ばないひたむきさ、強さを持つ
障害者の方への門戸が開かれることは
持続可能な社会としてあるべき姿だと思う。
場所を選ばないeラーニングをこうした社会貢献に生かしていけたら
素敵だなあと思う。
五体満足で仕事も住居も与えられていることの恵みを
彼らとの対比の中で認識するのはせつないことだ。
彼らの苦労や勇気を特集する番組を見て涙するのは
もちろんそのひたむきさに打たれるのだが、
そこに目に見えない境界線をひいてはいないか?
私たちの生活の中で、彼らは特別な存在でもなんでもなく、
一個人として対等に接してほしいと願っているはずなのに。
表面ではなく、心の中で。
いくつになっても未熟な自分。

キーボードより親指打ちが早い若者がふえてるっていうけど
親指関節炎とか、またへんちくりんな病気が流行るんではなかろうか。