
生まれて初めて自分のこづかいで買ったアルバムは
いつまでも心に残るものですね。
私の場合、初めて買ったのは中1のとき、スティングの
「The Dream of the Blue Turtles」でした。
チェッカーズも大好きだったのに、なぜかスティング。
かっこつけてたんですかねえ。
でもシングルカット曲、Set Them Freeの「If you need somebody…」
で始まるスティングのしゃがれたような大人の声に
中1の私は目覚めてしまったのでした。
当時の少ない小遣いで購入したレコード(CDへの過渡期だった)には
吉川晃司やユーミンもラインナップされ、スメタナのモルダウまで
存在するこだわりのなさ。
その時代はデュラン・デュランやカルチャー・クラブ、
シンディ・ローパーにマイケル・ジャクソン、
それにワム!なんかも流行っていて、
当時のロックスターが勢揃いした豪華チャリティ・イベント、Live Aid
が世界中で放映されたのもこの頃。
明け方まで居間のソファで「スティングが歌うまで起きてるんだ」
と頑張って起きてたのは記憶しているが、残像すら残っていない。
今は違うジャンルの音楽を聴くことが多いが、
スティングはその後20年間に渡って熱烈とまでいかないまでも
やはり好きなアーティストではある。
Englishman in New York、Fragile、Moon Over Bourbon Street
はもとより、今一番好きなのは、La Belle Dame Sans Regrets。
ボサノヴァ調の甘美なリズムとメローな声色にのせたフランス語が、
通勤で歩く新宿の街までパリのモンパルナスの景色に
変えてしまう(わけないか)
でも、ほんといい曲です。

岡本太郎の「自分の中に毒を持て」。
ベタな自己啓発本ではありません。
みずから「出る釘」になって打たれ続ける人生から学べ。
なつかしい!
http://www.youtube.com/watch?v=ZWUh0qqVy38